初めてのトルコ 99年2月
おとぎの国での5日間:Cappadocia
(5ページになってしまいました。あしからず。)
ギョレメ
@2月15日(月)
 イスタンブールからギョレメ行きの夜行バスは苦痛極まりないだろうという私の予測は見事にはずれた。シートはゆったりしているし、暖房もちゃんと効いている。さらに時々車掌さんが車内に香水をふりまいてくれる。おかげで私は朝まで気持ちよく眠れた。ギョレメに着いて、前から泊まりたかったオットマンハウスへチェックイン。部屋はとてもかわいらしく、快適だ。午前中いっぱい部屋で休んで、お昼前に外へ。ギョレメは端から端まで歩いても10分かからない小さな村で、周りをカッパドキア地方特有の奇岩に囲まれている。まるでおとぎの世界にいるようだ。近くのSレストランで昼食を済ますと、チェックの時ウエイターがチャイはサービスにしてくれた。さらにdinnerに来てくれたらカッパドキアのワインをごちそうするとまで言う。本当かなぁ、と思いながら野外博物館へ向かった。

 ギョレメ野外博物館はカッパドキア観光のメインの一つだ。11〜12世紀に岩窟を利用して造られた小さなキリスト教会がいくつもあり、一部の教会は内部に鮮やかなフレスコ画が残っている。昔迫害を逃れ、ここで密かに礼拝を行っていた様子が目に浮かび、タイムトリップしたような気持ちになる。そのキリスト教徒の子孫たちは、1923年トルコとギリシアの住民交換政策によってこの地を離れたそうだ。今トルコは言うまでもなくムスリムの国である。

 博物館をでて、すぐ近くにあるこの地方最大の岩窟教会に入る。内部はフレスコ画がきれいに保存されている。私以外観光客もいなくて、出ようとしたら管理人らしき2人のおじさんに呼び止めれられた。トルコ語なので何を言っているのか全然わからない。一瞬何か悪いことでもしたかな?とあせったが、どうやらチャイを飲んでいけということらしい。岩窟の隅で、すすめられるままに椅子にこしかけ、チャイをごちそうになった。2人は私の存在は全く気にするのでもなく、トルコ語でおしゃべりしていて、私はそばで黙ってチャイを飲んでいた。なんだか不思議な光景だ。2杯ごちそうになってから、英語でお礼を言って外に出た。Thank youくらいトルコ語で言えるようにしておくべきだった、と思い帰り道ガイドブックをみて覚えようとしたが、どうしても覚えられない。よっぽど相性が悪いらしく、結局この旅で覚えられたトルコ語はMerhaba(こんにちは)だけだった。

 ワインにつられたわけではないけれど、夜またSレストランに行ってみた。かなり混んでいる。うれしいことに昼間のウエイターが気づいてワインは赤か白かと聞いてくれたので赤を頼んだ。この日、この A君というウエイターとお友達になった。
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