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科学の世界冒険記
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ここでは、難しい話は全くなし!(専門的な話は、そういうホームページでやればいいものねぇ)

化学者をしていて、日頃思うことや、これから研究者(特に化学者)を目指そうかなと考えている
若いみなさんに伝えたいことなどをまとめてみたいと思います。

化学独自のパラダイムを!

  化学って、ちょっとさえない学問だと思っている人も多いかもしれません。実際、化学はいろいろな面で、「物理」や「生物」に押されぎみです。これからの100年、「物質を創製する」という化学の役割は無くならないものの、「化学」という学問のジャンルがなくなるのではないか?という人さえいます。たしかに、日本の現状を考えてみると、そのような議論も成り立つかもしれません。しかし、私は「化学」が大好きですし、「化学」という学問のジャンルがなくなるとも思いません。

  どうして「化学」が、その実力にふさわしい、尊敬される学問になりにくいのでしょうか?(表現が難しいなぁ、どうして「化学」の役割として「物理」や「生物」の下働き的な役割を強調されてしまうのでしょうか?と言い換えても良いかもしれません。)それは「化学者」に責任があって、「化学者」が「化学」独自のパラダイムを示してこなかった、別の言い方をすれば、「化学者」が「物理」や「生物」のパラダイムに乗っかって仕事をしていたからだ、と私は考えます。

  そういう点においては、私は、日本の諸先輩方に批判的です。少なくても、アメリカやヨーロッパにおいて「化学」とは何か?と問いかけ、「化学」独自のパラダイムを模索する動きはずっと前からあったし、今も続いている。一方で、日本では、未だに「物理帝国主義?」がはびこっていて、「物理」が分からないと「化学」が分かるはずが無いという意見が大勢を占めています。この考え方は、即ち、「物理」のパラダイムで「化学」を捉えるから出てくる発想で、「化学」は「物理」の一分野だとの誤解を、これから「化学」を担うべき若い研究者に与えかねません。

  私が、若い研究者の皆さんに呼びかけたいことは、今までのしがらみを捨てて、「化学」独自のパラダイムを打ちたてよう!!ということです。

  個人的には、「化学」のすばらしさは、『物質の創造』にあると考えており、すべてをそこに集約した、新たなパラダイムの構築が急務であると考えております。

  誤解の無いように補足しますと、「物理」や「生物」は「化学」にとって必要ないといっているのではありません。むしろ、大切なパートナーであり、よくよく勉強する必要があると思います。しかし、すべての学問はお互いに相補的な関係にあるのであって、「化学者」は「化学」を何より良く知る必要があると考えているだけなのです。


化学の神様は本当にいる?

  研究者の世界では、まことしやかに囁かれている「化学の神様」。私はいると信じています。

  研究はなかなか思い通りには行かないもので、どんなに努力しても、結果が出ないときってあります。でも、そんな時、「化学の神様」は必ずあなたを見ています。

  ものすごい努力をしている人が、苦労して苦労して、やっと良い結果を出したとき、私はいつも思うんです。「化学の神様って、本当にいるんだなぁ〜!!」

注:ここで言う研究者の世界とは、TAカッコウの半径3m以内をさしており、研究者がみんな神様を信じてるってことは無いと思います。言い過ぎましたネ。


大学の選び方

  受験シーズンも近づいていますが、高校生の皆さんにとって、どの大学に進学するか?というのがとても重要に感じられるかも知れません。

  しかし、あえて言いましょう。

  もしもあなたが研究者を目指しているのなら、心配しなさるな。研究者は、どこの大学に進学してもなれます。

  いままで、あまり勉強しなかったけれど、将来は研究者になりたい、と思っているあなた。安心なされ。大学は、どこでもいいんです。

  研究者の世界にも、学閥と言われる派閥や、その他もろもろ、嫌な面も少しはあるけれど、基本的には、非常に平等な社会が形成されていて、出身大学なんてあまり関係ありません。ただし、ドクターコースをどの研究室で過ごすのかは、重要です。それは、よくよく悩んだほうが良い。でも、大学はどこでも良いです。高校生の皆さんはあまり知らないと思いますが、ドクターコースで、有名大学の有名研究室に編入するのは、全く難しいことではないです。

  高校生の皆さんに分かりやすく説明すると、(世俗的でいやですが)近所の地方国立大学に進学し、無駄な受験勉強と、高い学費を節約して、そこを卒業する。研究者になるためには更に大学院へ進学するのですが、それも、エスカレーター式に進学して、修士課程終了。そして、いよいよ博士課程進学となりますが、これについては、ほとんど無試験で東大だろうが京大だろうが進学可能です。もしも、あなたが東大に行きたければ、ここで移ればよろしい。簡単なことです。

注1:もしも、あなたが優秀で、東大や京大にいけるのならば、迷わず、そちらへ進学してください。そのほうが良いに決まってます(笑)。そういう人は、進学であまり悩まないだろうと考え、むしろ、自分が将来研究者になりたいのに、東大や、京大、はたまたいわゆる有名大学には、偏差値足りないよぉ〜!と悩んでいる人のために書きました。研究者になれるなれないは、進学する大学と全く関係ないんだよ!ということを伝えるのが私の目的です。

注2:高専の皆さんがもしここをご覧になって下さったら、是非、大学へ編入して、研究者になってください!(そういう方も沢山いるのです!!)編入するのはどこでもかまいません!入れるところへ行けばよいのは、本文に書いたとおりです。

注3:大学生で、大学院進学について悩んでいる皆さんがもしおられたら、修士課程は、どこでも良い、行ける所へ進学してください。研究者まであと一歩!頑張って下さいね。


正しい努力は正しい結果を生む

  『結果』か、それを導き出す『課程』か、皆さんはどちらを大切だと思いますか?

  日本人は「プロセス信仰」があって、これは子供の時からの教育が良くないと思うのだけれど、結果はどうでもいいんだ、努力が大切だという考えが根強く信じられているように感じます。

  私はその考え方には反対です!! 最初の問いに対する私の答えはこうです。「一番大切なのはプロセスだ。でも、結果を伴わないプロセスなんて議論する価値も無い」

  努力しても、結果が出ないのは、努力の仕方が悪いんだよ。(子供にはこれをはっきりと教えないといけないのではないでしょうか? 教育者の皆さん!!)

  そうです、タイトルにある通り、『正しい努力は正しい結果を生む』のです。

  「私は一生懸命やっている、結果が出る出ないは運もある、しょうがないじゃないか」と平然と言ってのける人が多すぎるよ!!


研究者のススメ

  若い皆さんは、将来の自分の職業を考えるうえで、是非とも研究者を選択肢の一つに入れて欲しいと思います。

1)研究者は、他人と違うことが求められる商売です。どんなタイプの人間にも、必ず一流になるチャンスがあると思います。
2)研究者は、勉強することが商売になる。それはすばらしいことで、自分の才能を切り売りして儲ける職業と違って、その充実感ははかりしれません。
3)結局のところ、研究は自己表現の最たるもので、「知る喜び」や「表現する喜び」に直結しています。即ち、人間の根本から湧き出る欲求を満たすことができるすばらしい職業なのです。
4)昔は、研究者が金儲けを考えるのは、不純である。金儲けを考えるのは、街の発明家レベルであるという考え方が、(特に日本では)はびこっていたようですが、最近は、少しずつ変わってきており、すばらしい研究には、それにふさわしい対価が支払われるべきであるという考え方になってきました。お金儲けを夢見たっていいんです。
5)サイエンスは世界共通語です。『真理の追究』という作業は、人種、住んでいる場所はもちろん時代さえも簡単に乗り越えて、感動を与えてくれるのです。すばらしい研究は、たとえ200年前の研究でも、その美しさに心を動かされます。
6)それゆえ、研究者の社会は、おおむね、他の集団に比べて、平等なものです。何処にいたって、どんな大学を出てたって、No. 1には敬意を払うし、駄目なものは駄目です。あなたにも、全く平等にチャンスがあるのです。

注1:私は、売れない絵描きで結構と考えており、お金儲けよりも知的欲求を満たすことにより大きな喜びを見出しています。でも、社会に役立つ研究をして、それ相当の金額を手に入れることは当然だし、そういう研究者を尊敬しています。「人それぞれ」で良いのが、研究者です。

注2:研究者以外の職業を悪く言うつもりは全くありません。どうぞ誤解の無いようにお願いいたします。若い皆さんが、一人でも多く『研究者』を志して欲しいというのが、私の願いですが、人類にとって無駄な職業は何一つ無いというのもまた真理だと理解しております。


モナリザの眉毛

  変なタイトルですが、とても大切なことを書きます。

  研究で一番大切なのはオリジナリティーです。困ったことに、研究者は皆、自分の研究はオリジナルだと思っています。でも、本当にそうでしょうか?

  私は、後輩の皆さんによくこういう話をします。

  『モナリザの微笑』は究極の微笑と言われるけれど、そのモナリザの眉毛を太くしてみたり、角度を変えてみたり、いろいろすることは、オリジナルだろうか?
  究極の微笑を越える『微笑』を作り出すこと自体はオリジナルかもしれない、けれど、モナリザの眉毛をいじるのは所詮パロディーでしかないと思わないか?

  自戒の念を込めて、真に芸術たりうる研究をなさんがために…
  皆さんも、よろしければ、自分の研究についてよく考えてみてくださいね。


研究室の選び方

 すみません… 原稿を書いている途中です


研究は芸術だ!!

 すみません… 原稿を書いている途中です






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