ココ島ダイブ日記3〜流された?行方不明者の巻〜

▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 事件発生 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 流れがきついといえば、一つ事件がありました。場所はAlcyone。 6月23日、ココ島到着後、3日目のことです。
 みんな順順に潜行し、約30分後、みんなボートにあがって、機材をおろして、さぁみんないるかな?・・・一人たらん。 アメリカ人の通称ゴーストバスターズ(BCDに小物をジャラジャラつけてまさに!のかっこした人がいたのです)が騒ぎ出しました。
「彼の姿を誰か海底で見たか??」
「いや」
 ダイブマスターも誰も、 潜行後の彼の姿を一切知りません。(今ごろ気づくな!)場所はAlcyone。ハンマー50頭見たときなので、 みんな興奮して誰がどうとか海底では気にしてませんでした。が、ここで大騒ぎ。
 おそらく何か機材に故障があったとして彼が浮上したとしても、数10分は経っているはず。 この潮の流れ(かなりきつい)では、もうはるかかなたへ流れている。潮は島の側面をなでて、 果てしない太平洋の奥深くへ流れています。ダイブマスターの表情に不安の色が・・・

▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 必死の捜索 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲

  小さなパンガ(小型ボート)に総勢11名総立ちになり、 必死の捜索が始まりました。「あ、あれそうやないか!!」 と何度も誰かが叫ぶものの、波だったり鳥だったり。 ココ島は長方形型。一番長い辺で5kmくらいはあります。その端から端へ潮の流れに沿って探しました。 探し始めてもう20分以上たっています。おもむろにダイブマスター(彼はアグレッサー号の船長でもある)が、 パンガの無線を取り出し、本線に向かって応援を頼みかけたその瞬間!!!

▽▲▽▲▽▲▽あそこにオレンジのソーセージが!!▲▽▲▽▲▽▲

 と叫んだのはこの私。 大きなオレンジ色のソーセージにしがみついている彼を見つけた時にはみんな歓声をあげました。 彼はもう島の辺からあと少しではみ出るところ。太平洋への大航海寸前でした。 近づく我々パンガに対し、彼は「○△■×▽○▲!!!」と、言ってはいけない言葉と訳のわからない言葉で 誰をと言う訳ではなく、泣きそうになりながら罵っています。そらそうや。大航海目前まで何十分間も漂流してたんやもんな。
*「見つけてくれてありがとー。助かったよ。」なんて悠長なことは普通言えない。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽ つづく ▲▽▲▽▲▽▲▽▲