第一スクープメガネ少年








ある大通りにて・・・

 その少年をみたのは、ある晴れた日の夕方・・・大きな百貨店の前に陣取り、大きな紙を広げて自分の境遇を説明していた。 下はその紙の翻訳です。




  僕の家族は僕が小学校に上がる前に交通事故で亡くなりました。 その後は父方の祖母に引き取られましたが、祖母一人の収入では僕の学費も賄えず、その日その日の食費も事欠く有様です。 勿論新しい服なんかも買えるわけがございません・・・服は同級生から貰っているのです。 今までは何とかやって来れましたが、この間〜〜〜(解読不能の為翻訳不可)により畑が全滅し学費も払えなくなり、学校から閉め出されてしまいました。

 優しいおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さん。 どうかお願いです!!僕を学校に行かせてください!!!御恩は一生忘れません!お願いいたします、極少量のお金で僕は学校に帰れるのです。 お願いです、僕を学校で勉強できるようにしてください!!!


 詳しい処までは憶えていないけれども(やっぱり写真には撮れないよね)大体はこの様な感じでした。

 さて、突っ込む場所は 
 1,凄く可哀想なことを書いているくせに、良い服来ていた。
 2,手に握りしめていた金は夕に200元を超えていたと思われる。(田舎で生活す
    るには十分の金額)。
 3,偽乞食っぽいのだが、目は曇っておらずどちらかというと知的な顔をしていた。
 4,僕には彼の涙がどうしても “嘘泣き” には見えなかった。

 僕は結構人の人相を見て、その人間の性格が解ります。 現に今まで殆どはずれた事はありません、僕はどうしても彼が嘘をついているようには見えないのですが、今までの僕の乞食資料の中から導き出される答えは “偽乞食” です。 

 彼の場合は残念ながら偽か本物かは解らないままだった、だから金はやりませんでした。