第一章解放軍兵曰く




昔旅行中に電車で知り合った兵隊さん、軍官らしい。


 乞食? 俺は大嫌いだね!!彼奴等は仕事をしたくないから乞食をしているんだ!! お前知ってるか? 中国の乞食は一般中国人よりも金持ちなんだ!! 日本にも乞食は居るんだろう? そいつ等はどうなんだ? 知ってるか、農村の人間が都会に来て乞食を3年すると農村で豪邸が一軒建つほどの金が集まるんだ。だから奴らは人間らしい仕事をせず、人間の尊厳を捨ててまでも乞食をする。 又乞食はたちが悪いんだ!!!僕は栄光ある人民解放軍兵だ、“弱きを助け強きを挫く” これこそが僕達の崇高な任務だ。 しかし乞食はそんな僕らを尊敬するどころかターゲットにしてくる、今から話す話は僕が本当に体験した事だ、僕は今まであんな屈辱を味わったことがない、思い出しても本当に腹が立つ!!


  まず一回目は買い物に行った時だった。 いつものように市場まで買い物に行った時に目の前にいた老乞食がいきなり倒れたんだ、乞食とはいえ老人が倒れたら助け起こしてやるのが人という物だろう? 僕は躊躇せずに助け起こしてあげたらその乞食がいきなり
「この兵士がいきなりぶつかってきたんだ!!ケガをした!!病院まで連れて行け!!!」
  その日はいつものように軍服を着ていたんだ、その乞食は軍服の袖を掴んで放さない、しかもその日は連隊長に頼まれて市場まで買い物に来ていたんだ。 俺はその乞食が嘘をついているのが解っていたんだが周りにどんどん人が集まってきて、このままじゃ軍の栄誉に関わるから乞食に今日はどうしてもはずせない用事があるからついて行くのは無理だ、悪いが自分で行ってくれ。金なら渡す、いくら欲しい?と、聞いたら
「いくらある?」
 と聞いてきたので 200元 と答えると、全部渡せと言うので全部渡してしまった。
  連隊に帰ってから考えたのだが、僕が金を渡すのはおかしい、と思い市場に行きその乞食を捜し出したんだ。 そして乞食にあんた俺のことを覚えているよな? やっぱり金を返してくれ、と言ったら
「あんた誰? 俺あんたなんか見たこと無いよ」
 等としらばっくれやがった!!!軍人が一般人と懸架をする事ほど醜い物はない、しかも相手は老乞食・・・悔しいがそのまま連隊に帰った。


  2回目も市場に買い物に行った時だ。 野菜を買って振り返ると “ガチャン!!” と言う音がした、下を見てみるとコップが割れていた。 目の前で子供乞食が泣いていて
「兵隊さんがぶつかったんだ!!弁償してよ!!」
 と、泣き叫びだした・・・でも俺は知っていた、さっきまでその子供は俺から一メートルは離れた所にいたんだ!!!しかも割れたコップは僕から半メートルも離れた所でバラバラになっていた、どういう事か解るかい? その子供乞食はコップを投げたんだよ。 でも僕はこんな子供がこじきになっている事の方が可哀想で50元もあげたんだ(普通コップなんか10元ぐらい 注ベロン)そしたらその乞食
「こんなんじゃ足りないよ!!!100元出してよ!!!」
  本当に腹が立ったが我慢し、コップなんて安い物だろう? 50元も有れば沢山買えるよ。 と、言ってみても全く聞かず只、100元出せの一点張り・・・そのうち又人間が集まりだした。 やばいな、今日も軍服着ているのに・・・と、思っていたら
「なに?! いまや解放軍は子供乞食を虐めるまで墜ちたの?!サイテー!!」
 女が怒鳴った、俺達軍人はこういう言葉が一番怖い・・・自分たちは自分の責務に命を懸けている、一般人にこんな風に思われるのは耐えられない!!!仕方なく百元払い難無きを得た。 子供乞食を追い払い買い物を続けていると、店の主人が
「兵隊さん、あんた騙されたんじゃないの? 俺この前あの女と子供乞食が一緒の所を見たことがあるんだが」
 と、言うではないか!!走って女を追いかけてみると、騙された!!!あの叫んでいた女と子供乞食が脇道に笑いながら入って行くではないか!!!
 「おい!!お前ら一寸待て!!」 と、呼び止めたら2人共急に走り出して叫んだんだ
「助けてー!!人民解放軍に襲われてるのー!!!誰かー助けて!!人殺しー」
 ってな!!!


 俺は死ぬほど乞食が嫌いだ!!!彼奴等はゴミだ!!!俺がこういう風に思うのは間違ってると思うか? 今の俺は乞食を見たら隠れる事にしている。 彼奴等が僕を侮辱するのはまだ耐えられる・・・しかし軍服を侮辱されることは耐えられない!!! 又その気持ちを利用して乞食達は俺達軍人にちょっかいを出してくる。 僕達軍人が国家に意見することは許されざるべき事であるが、もし許されるならばこう言いたい・・・・国はもっと乞食問題を重視し、ちゃんと管理するべきだ。