第七章 超生



計画生育(一人っ子政策の弊害)

 一人っ子政策とは中国が人口が増えすぎたため、苦肉の策として中国政府が自国人口の増加を引き締める法律です。 施行時は全ての民族が対象となったが、試行錯誤の末少数民族への優遇対策も最近取られるようになった。 内訳は
 1,漢民族以外の少数民族は子供を二人まで産んでよい
 2,漢族でも農民ならば最初の子供が女子ならば、ラストチャンスとしてもう一度
     出産して良い。 しかし二人目も女子ならば諦めなければならない。

 しかし農村部では男尊女卑が今でも色濃く残り、女子が生まれても届けでない、又は堕胎してしまう、一番非道いのが捨ててしまうという方法が闇で横行してしまい、今現在中国農村部の男女比率は著しく偏った物となってしまいました・・・今回の 「超生」 という言葉の意味は 「産みすぎ」 という意味です。 今回の話は子供を産みすぎてしまい、罰金が払えなくなり乞食となったある家族の話です。


 彼女の名前は孫〜〜旦那の名前が張〜〜家族六人連れで乞食生活を営んでいる。 子供四人は全て女子で通称“茜茜”11歳、“英英”7歳、“情情”6歳、“晶晶”四歳、である。 子供達はそれぞれなかなか良い顔立ちをしており、決して醜くはない。 それどころか“可愛い部類”に入る。 
 この家族は何も言わず只ジッと地面にビニール袋を敷いて、その上に座り目の前に紙を置き金が中に入るのを待っている。 僕事ベロンはその家族に興味を覚えて(かなり暇だったのもある)ボーっと見ていたら、ある中国人男性がその家族に質問しだしたので横に行って聞くことに成功しました。下はその女性が何故自分は乞食となったかを述べた部分です。


  私達は元々徐州(多分こう言った)の〜〜〜(解らなかった)という農村部に住んでいました。 よく 「家には帰らないの?」  「乞食するよりも人間としてちゃんと仕事をしろ!!」 と言われるけれども、家なんかとっくの昔に無くなったし、昔飼っていた家畜も全部没収されてしまったんです。 子供を一人余分に産むと一〇〇〇元ずつの罰金の罰金なの知ってる? 私の場合は三人だから(恐らく優遇対策以前に逃げ出したのでしょう)三〇〇〇元の罰金・・・あなた達都市部の人間ならば大した金額ではないと思うけれども、私達農民から見たらとんでもない金額なんだよ・・・払えるわけがない、結果家は売られ、家畜は全部絞められ売られた・・・それでも足りないから・・・逃げたの。何処に帰れというの?
  産まなきゃよかったんだ!!とよく言われるが、貴方農作業したことある? 無いでしょう。 農作業にはね、男手が絶対に必要なの!!女だけじゃどうにもならないの!!!それに女の子はいずれは出ていく身でしょ、産んでもしょうがないの。 四人の娘は一人の息子の価値もないわ、男の子がいれば家も続くし、老後の面倒も見て貰える。 娘はいずれ人様の物になる、居てもしょうがないのよ。
  でも娘も後一人ぐらい増えたら成功する娘は一人ぐらい出てくるでしょう、それに今は賭けるしかないの。



質問していた男性は呆れ返っていました。 それはそうでしょう。みんな我慢しているのに、このおばさんは我が儘を貫き通すことに意地を賭けており、又成功させる!!と息巻いている割には娘達は小学校も行っていない・・・子親を選べずです。

 余談ですが、僕が昔日本でバイトをしていた “パチンコ屋” にも“子親を選べず”の典型的な家がありました。 両親共パチンコにはまり込んでおり、娘は両親がパチンコを打っている横で宿題をしていた、時間は夜の21:00頃でした。 馬鹿な親の元に産まれた子供は本当に可哀想だと思う。