今日は、あげはちゃんは、おでかけです。あげはちゃんの大好きなしゅうおじさんのところへ、行く日です。
「したくできたの?」
あげはのおかあさんが呼ぶ声がします。
「おかあさん、もうちょっと待って。今、お花さんたちにあいさつしてくるから」
あげははそう言って、お庭にでていきました。
「それじゃあね、わたし、今日、おでかけしてくるから」
あげはは元気よくいいました。でも、なにか変です。お花さんたちの返事に、元気がないのです。
「どうしたのかな…」
あげはは気になりましたが、おかあさんが待っているので、いそいで玄関に向かいました。

 しゅうおじさんは、病気で、入院していました。
「しゅうおじさんに、元気なところ、見せてあげるんだよ。でも、さわいじゃだめだよ」
あげははおかあさんに言われました。
「うん、大丈夫だよ、おかあさん。静かにお話するからね」
あげははおかあさんとゆびきりげんまんしました。

 あげははしゅうおじさんの病室に入っていきました。
「おじさん。あげはです。元気でしたか?」
あげははかしこまってあいさつしました。しゅうおじさんは寝ていましたが、体を起こして、あげはの手を握ってくれました。
「こんにちは。あげはちゃん。よく来たね。えらいぞ。ちゃんと、自分の名前言って、あいさつできたね」
「うん!」
あげはは元気にいいました。しゅうおじさんにほめられると、あげはは、嬉しくなります。
「今日はね、お花さんたちにあいさつしてきたの。でもね、ちょっと心配なの」
あげははうつむいてしゅうおじさんに言いました。
「どうしたのかな、言ってごらん」
「うんとね、お花さんたち、なんか元気ないの。だから、心配なの」
しゅうおじさんはちょっと考えて、言いました。

つづき