10月24日。
 生まれて初めて海外に飛び立つ事になる。
 韓国経由でシドニーを目指す。
 途中、気流のせいか飛行機がかなり長い時間下降していた。ちょっとだけ死を覚悟した。

 10月25日
 シドニーに朝、到着する。前日、飛行機の中ではあまり寝れなかったため調子はあまりよくなかった。
 初めての海外に加え英語も喋れずそしてひとりぼっちという最悪の状態になる。空港の中でトラベラーズチェックを変えるのに何て言っていいかわからず困る。さらに空港の外に出る検査でもいろいろツッコミを入れられ死にそうになる。
 これからの生活に不安をかかえながら何とかロビーまで辿り着く。事前にホームステイと学校の斡旋業者に迎えを頼んでいたので、車に乗って学校のあるタウンホールへと向かう。迎えに来てもらうのに100ドル(その時で6200円位)かかったが、まぁ空港の中の出来事を思えば高くないかな…とか思う。
 銀行の口座と、タックスファイルナンバーを取得するため町へ。銀行の口座は業者の人が手伝ってくれたがタックスファイルナンバーは一人で申し込みに行く事になる。でもなんとかなった。よかった。
 その後ステイ先の家族が迎えに来てくれる。来てくれたのはお父さんだった。とりあえずNice to meet youとか言ってみるが困られる。その後初対面にもかかわらず誰からもナイストゥミーチューとは言われなかったので、どうやらこの国ではそういう習慣はないのか…?とか思う。
 ステイ先の家に向かう途中、激しく通り雨が降る。短時間強烈に降ってすぐに止む。着いていきなり変な天気だった。
 ステイ先の家に着く。家族は全部で4人。お父さんとお母さんと女の子2人といった普通の家庭だった。これから5人でこの家で三ヶ月過ごしていくはずだった。
 英語が良くわからないので、もしかしたら説明を受けていたのかもしれない。自分が気づかなかっただけなのかもしれない。とにかく予想外のことが起こった。知らない女の子、しかも日本人が家の中にいるのだ。

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