生物はどんどん増え、そして進化していきました。最初は海の中にしかいなかった生物たちもやがて植物に姿を変え、大地を覆いつくしていくようになります。光合成という力を手に入れ、その存在を安定させていった植物たち。ですが、最初の目的「もっと何かを感じたい」という欲求は、まだ完全に叶わぬ願いのままでした。
また、陸上で生活できる生物も発生します。彼らは植物と違い動くことができるので、植物を巧みに吸収してその力をとりこみさらに進化していくことができました。そして進化は進み、恐竜の時代が訪れるのです。
ただそれでも最初の願いは叶いませんでした。繁栄こそしたものの、実はそれは当初の目的とかけ離れてしまった、「力」だけを追い求めた結果に過ぎませんでした。
それでも、進化は続いていて遂に「人間」が誕生します。それは、最初にえがいた欲求を実現できる生物の誕生でした。
「もっと何かを感じたい。もっと何かを考えたい」その力を増幅するための器官を持つ生物――人間。遂に、その人間が誕生したのです。
ここで少し、生殖というものについて触れておきましょう。無論、これらの行為は人間が誕生する前から行われてきました。そして生殖とは、自らと同じ性質を持つ子供を作り出す行為です。なぜ生殖が必要になったかと言いますと、進化していき、別々の力を持つ複数の細胞を持つようになった生物はもはや一度の細胞分裂で自分のコピーを作ることができなくなっていたのです。そこで、別の方法をとる必要性がでてきたのです。
その方法とは?体内に自分の持つ能力を詰め込んだ細胞を作るのです。その細胞は、いわゆる「圧縮」された状態になっています。自分の体内で作るわけですから、もちろん「完全なコピー」なんて作れるわけありません。完全に記憶を複製することも不可能でした。唯一、「本能」というもの、すなわちまぁ、生きるための道標みたいなものは受け継がせる事ができたのですが。そこに体外に放出したあとで「解凍」する作用を持つ細胞も組み込んでおきます。もちろん最初はそれを保護するための障壁も作らなければなりません。
そうしてできたのがいわゆる「タマゴ」です。タマゴが生物の体外に排出されると「解凍」機能を持つ細胞が働き始め、だんだんと「親」の姿に戻ろうとしていきます。ある程度時がたち、解凍が完全に終わるとやっと「細胞分裂」が完了なのです。そうです、「解凍」は、成長と言い換えるとわかり易いかなって思います。
でも、これって面倒臭いですよね?実際、かなりの重労働だったらしいです←何がだ!?まあとにかく、いちいちこんな事をしていたのではきりがありません。実際進化するためにこんな事をしてるっていうのに、進化どころじゃありゃしねえっていう話になってきたのです。では、効率よく進化するためにはどうしたらいいのでしょう?
要するに役割分担が重要だったのです。進化優先タイプと増殖優先タイプを作りだす事にしたのです。増殖優先タイプは基本的になにもしません。というより、最初はする事がありませんでした。毎日、食っちゃ寝の生活です。一方、進化優先タイプはさまざまな細胞をとりこみ、自分の力を強くしていきました。で、ある程度強くなると、増殖優先タイプのもとを訪れるのです。
増殖優先タイプとは何かと申しますと、体の中に生殖細胞をもつタイプです。進化優先タイプは生殖能力はありませんが、手に入れた力を増殖優先タイプに渡すことができます。進化優先タイプが増殖優先タイプに手に入れてきた力を渡すと、増殖優先タイプはそれを元に子供を作ろうとします。その子供には、進化優先タイプが手に入れてきた力が反映されている、ということなのです。最も、「親」が2体あるわけなので、どちらかにそっくりな子供というのは誕生することはなくなりました。似てはいるんですけど。
その力の受け渡しは、もちろん、細胞(人でいうところの精子)を通して受け渡すのですが、その細胞の中には今で言う遺伝子が含まれていることになります。遺伝子とは、前にも書きましたように、力をセーブしておく器官です。だから遺伝子をうけつげば、親の能力を受け継ぐということになります。しかも、進化優先タイプが手に入れた細胞の力(遺伝子)がありますんで、子のほうが生まれたときの親よりも優れた遺伝子を持っていることになります。記憶とかは受け継げなかったんですけどね。
お分かりとは思いますが進化優先タイプはオス、増殖優先タイプはメスのことです。
ちょっと、といいつつかなり「生殖」について書き込んでしまいましたがまあ、こんな感じで生物は進化していったのです。時には突然変異とかしてみたり、あ、突然変異っていうのはなんかの原因で遺伝子が書きかえられちゃって生物が進化したり、いきなり変な生き物になったり、死んじゃったりいろいろすることです。バグっちゃうと言った方がいいかもしれません。ファミコンで「テニス」というゲームを適当にやって電源を入れたままカセットを抜き、そのまま「スーパーマリオ」をいれると256面なんかが遊べるという伝説がありますが、そんな感じと思ってください。(これやるとファミコンが壊れる可能性があります。持っている人はそんなにいないかもしれませんが)
とにかく、このような感じで人間が誕生するに至ったのです。
このコラム、幽霊の話のはずなのにどうしてこんな事書いてんだろう…(・・;)
次で、次で幽霊出てきますんで、っていうかやっと人間が出てきますんで!