草模様

ジベルニー


ジベルニーに行く。 サンラザール駅で8時すぎの電車に乗り遅れ、結局11時3分発の列車になる。モネも描いたサンラザール駅。 頭の中でその絵を呼び起こしてみる。ジベルニーのモネの家へは駅から更にバスに乗らなくてはならない。貸し出し自転車もあったが私たちはめんど臭いのでバスで行くことにした。川を渡ってすこし細い道をバスが乱暴に通りぬける。豪快な女の運転手さんだった。
モネの家に着く。ここは夏場しか開放していない。
何度もパリに来ているが、ジベルニーにいままで訪問できなかったのは、航空券の安い冬場に来ていたせいだ。
モネの家は明るく光りに満ちていて、すばらしかった。光と風と水と花、自然を愛したモネを感じた。睡蓮の池は人が多くて、絵画のイメージそのものではなかったけれど、それでも鏡のように透き通り、あたりの景色をそのままうつしだしているその池は、感動するに十分値した。風が吹くたびに水面の景色がゆれ、光がゆれ、そしてまたもとに戻る。その美しさををモネは生涯追及したのだろう。
白内障になっても、筆をにぎりしめて描きつづけた画家。モネはその池の睡蓮を実物以上にすばらしく美しく、幻想的に表現している。
オランジュリー美術館の睡蓮をみることができないのは本当に残念だと感じる。おもわず絵を買わずにはいられない。


マルモッタンへ


草模様