| 日曜日、パリにいてもしかたがないのでサンジェルマン・アン・レイに行く。
パリから30分ほどの治安のよい郊外の街だ。 上品でしずかな街。高級住宅地。 なんだかその雰囲気が私の気に入った。 ここは音楽家ドビュッシーの家と画家モーリス・ドニの家がある。 ドニは日本にあまり紹介されていないけど、印象派の流れをくむゴーギャンから影響をうけたナビ派のリーダーである。 統一されたトーンの絵。太いふちどり。敬虔な宗教心。 中世の宗教画とは違う、暖かい雰囲気。でもそれでいて気高く落ち着いている。 聖書の世界を敬って描いたのではなく、心の底からあふれ出る宗教心を描いたのだろう。 とりわけドニ手製のチャペルはドニが夫人の為に作っただけあって、優しく愛情に満ちていた。決して古臭くなく、現代的で明るく、信心深くすばらしいものだった。ドニはカトリック教徒だったが、その精神はマルク・シャガールおを思わせる。 |
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