最近、スペイン語の勉強に凝ってきた。やはり、必要な技術であるし、少しずつ分かってくると結構楽しいものである。というわけで、今日はまずJosepさんにメールを書いた。スペイン語でだ。返事が来た。上達したな、と。うへへ。
しかし、持ってきた辞書が情けない辞書なので、苦労する。文法書もいいかげんだ。でもそれしかないから
それで勉強する。ちなみにJosepさんの返事はスペイン語で来た。それがなかなか読めない。でも、まぁ英語の勉強で
磨いたセンス(そんなもんあるんかと怒られそうですが)で、文法書にも辞書にもない表現でもなんとなく汲み取れた。
でも、最後の一文だけよくわからないんだよなぁ。文脈から、なんとなく大意はわかるんだけど、語感がわからない。
お昼。久しぶりにメヌを書いてみよう
1菜:Arroz de la casa(?ちょっと自信ない)。ピラフトマトソース掛け、マヨネーズ添え、ハム乗せ。
2菜:Muslo de Pollo。鶏腿肉のロースト。
デザート:Macedonia。フルーツサラダ。眼の前に座ったのはJoanCarlosさん、彼は何食べてたっけかな。
1菜:Crepe de ......なんか魚だったような
2菜:?????
デザート:Losconyu......というスペルかどうか怪しいけど。ロスコーニュね。ケーキみたいな感じ隣に座っていたのはJaumeさんだったな。彼は、
1菜:?????
2菜:Emperador。カジキマグロ。調理方法は、、なんだろう、上にクリームソースが掛かっていた。
デザート:Melimato。私の苦手な奴、カッテージチーズ蜂蜜掛け。斜め向かいに座ったのは、Quimさん。彼が食べたのは完全に覚えているね。
1菜:Ensarata de verde。グリーンサラダ。
2菜:Emperador。カジキマグロ。
デザート:Pudding。四角いカスタードプリン。Jaumeさんの隣はMontseさん。彼女は、
1菜:?????????。忘れたけどJaumeさんと同じ。
2菜:Emperador。カジキマグロ。
デザート:Zumo de Naranja。オレンジジュース。Montseさんは決まってこれだ。NuriaさんはQuimさんの隣だった。
1菜:?????????。忘れたけどJaumeさんと同じ。
2菜:Emperador。カジキマグロ。
デザート:Macedonia。フルーツサラダ。なんで、今日に限って全員分を書こうとしたかと言うと、かなりカブって居たから。でも結構忘れてた。
覚えているほうが不気味かな?
さて、午後、ホテル予約の散歩に出かけた。時期は復活祭の最中なので、どこのホテルでも部屋がないと
冷たくあしらわれた。10軒目、小さなペンシオーネでようやく部屋を確保した。でも大丈夫かな、あのおばさん。
予約金も払ったけど、ちゃんと取っといてくれるよね。
散歩から帰って、論文に取り掛かる。証明も見直した。一応、問題はない。
再び、証明に穴を見つける。かなり、厄介な証明になりそうだ。ちょっと嫌になってきた。論文の構成自体を変更する必要がありそうだ。
はじめに大まかな必要条件だけ述べておき、簡単なケースから十分条件であることを示していく、
でも、実は一番簡単なケースだけしか成り立たない、なんて、あー、組み立てただけでも、うっとおしいなぁ
数学の素養の足りないことを痛感する。
図書館に行って、いろいろと本をあさっていたが、関係のない本を読みふけってしまった、イカン。
それに、気になることがある。ホテルの予約だ。
旅行代理店に行って、Granadaツアーを申し込もうとしたら、一人だと追加料金をとるぞ、という。
420ユーロのツアーだが追加料金が355ユーロだって。
で、代替案を示してくれたが、どうも日程が合わない。一応、対応は親切な店であった。
しょうがないので、直接Granadaに電話してみた。ところがGranadaと言うのはアンダルシア地方という
南部の町なのだが、なまっている。普段、この辺で耳にしているスペイン語と全然ちがう。
私はスペイン語に関してはまだピヨピヨだが、ホテルの予約ぐらいなら、何とかなるようになってきた。でだ、Granadaの話だった。というのは、あれは決り文句しかないからである。いつから何泊何人で、いくらだ?とかね。
分からないのはむこうの人。名前を言ってくれって言うから告げると、なんだ?なんだ?ということになる。
でも、4、5回繰り返せば何とかなる。電話代が掛かるが。
言ってる事がよく分からないが、こっちの言いたいことを告げると、なんだか変だ、どうも、雰囲気から
そのおばさんでは予約は受け付けられないと言うことらしい。何でそんなことが想像できるのかって?
予約したいと言っているんだから、OKだとか、一杯だからダメだとか、ふつうは答えるだろう。
間違い電話ではないことは確認したから、受け付けないのは別の理由だ。
別のホテルに電話した。そこはきれいなスペイン語を話すおばさんが出てきて、一杯だと丁重に断られた。
でも、丁重にかどうか、本当のところはわからない。柔らかな物腰で、
「今ごろ予約しようったってあるわけがないだろう、このうすらトンカチ」
といっていたかもしれない。
もう一軒電話して断られて、今日のところは諦めた。また挑戦だ。
Granadaはまだだが、再来週のMadridのホテルの予約は出来た。25ユーロ、うん、安い。
最近取り組んでいる問題に、やや疲れてきたので、別の部分を片付けることにした。以前Simo先生に貰った論文別刷りが役に立った。
しかし、よくこんな計算ができるもんだと感心する。私も計算力には自信が有ったが全然レベルが違うね。
ゾウリムシと象ほども違うよ。
それを参考に一つは解決、というか、ほとんど借用しただけ。自分でやったことはゼロ。
これは単にある関数の単調性を証明するだけの話なんだけど、その関数が扱いづらいんだよね。
それで、別のケースについても調べ始めたんだが、ちょっとしか違わないのに、これが曲者で、
また明日やり直しだ。
さて、今日はセミナーの日
Richardさん、カリフォルニアから来たといってたけど、スペイン語をよどみなく話す。
そしてこの人は、著名人である。三体問題の新しい特殊解を発見したのである(200年ぶり。オイラー以来と言われている)。
今日の話は、それとは関係ない話であったが、スペイン語で講演されたので、全然わからなかった。
というか、予めメールで流されていた講演要旨で内容は一応知ってはいた、話はわからなかった、ということ。
休憩時間のときも、Simo先生がわかったか?って聞いてきて、ははは、5%くらい(ウソ、本当は0.000005%)
分かったといったら、それしか分からんのか、私は日本語の論文を読んで大体理解したぞ、
ってねぇ、講演と論文は違うでしょうって後から思ったけど、
Teressaさんも、"Masa, Habla Castillano,,"(マサ、スペイン語を話しなさい)って追い討ちをかけるし、
分かってますよ、言語の重要性は、頭では分かっちゃ居るんだけどね、なかなか身に付かないんですよ
そう簡単には。どうですか、みなさん。でも、もう4ヶ月も居るんだよな、ここに。そろそろペラペラしゃべっても
いいんじゃないかって、みんなの視線が痛いんです、最近。これはスペイン語勉強の強い動機。
それで、休憩の後でセミナーの続きになったのですが、2番手はTeressaさんだ。
彼女の話は、オーロラの話し。というと随分とロマンチックな感じがするが、問題の大元がオーロラだ、という
だけで、内容は完全に数学。結構難しいことをやっているね、このおばさん。講演はスペイン語だけど
OHPが英語で用意されていたので、大体わかった。
はぁ。なんか疲れたね。
午前中、論文に挿入する挿絵をLaTeXで編集。数式を直したり、結構時間がかかる。一通り済んだところで、昨日の計算の続きをやる。かなり手ごわい。きょうの仕事はこれだけ。
ところで、仕事の途中でSimo先生が登場、Teressaさんと話によく来るんだが、
(TeressaさんはSimo先生のところでPHDを取ったんだって。弟子というわけだ)
話が一区切りしたところで、「ところでマサ、次の土曜日は空いてるかい?」って
なにかと思ったら、お招きである。ご自宅に招待されちゃった。うれしいな。わーいわーい。
だから、というわけではないが、帰りに床屋に行った。
また日本人の居るところに行くと、いろいろお話しができるが、高いし、ほかでも試してみたかったので
別の店に行ってみた。足元がふらふらしている老理髪師に切ってもらった。手元はしっかりしてたので
仕上がりには満足したが、かみそりをもみ上げに当てた時は、このまま殺されるんじゃないかってどきどきした。
だって、あてた瞬間にふらっと倒れてご覧なさいよ、スパッていっちゃうよ。
ところで、今日の床屋での会話(というか身振り手振りに片言スペイン語だけど)から、ピーンと来たことがある。
「髪を切って下さい」:Corteme, por favor(コルテメ・ポル・ファボール)CortemeはCortar+se(コルタール+セ)
「短く」:Corto(コルト)
このCortar(コルタール)の過去分詞がCortado(コルタード)なのである。つまりカフェ・コン・レチェの小さいやつ。
Nuriaさんは、いつも特別なコルタードを飲む。今までよく聞き取れなかったのだが、今日は、店員が持ってきた
コルタードになんかケチをつけて(これはよく見かける光景だ、Nuriaさんは強い)、店員がMas leche?と言いながら
つまりもっとミルクを入れるんだね、と言いながら取替えに行った。
昨日か一昨日だったかは、NuriaさんはCortado,cafe cortadoとか言ってたことも思い出した。
つまりだ、Cortadoは少なめにするとか、そんな意味があるんだ。
だからCortado,cafe cortadoは正確には間にconとかa laとか前置詞をはさんで
Cortado con cafe cortado でコーヒー少な目のコルタードという意味になるのだ。
それで、さらに思い出した。
女性用の小さな拳銃でコルトというのがあった。これだ。
これで色々つながった。
朝、早めにSJを出て空港に向かった。チケットを受け取るためである。3月16日17日にマドリードへ行くのだ。某K高専からS氏が来ているはずである。といっても帰る間際であるが。飛行機で往復することにした。
往復で約13000円、距離としては1時間10分のフライトなので東京大阪間ぐらいだろうか。
ところが、厄介なのは15日16日にEUの首脳会議があってバルセロナは厳戒態勢に入るらしい。
今日、領事館から手紙が来ていて、それで分かった。
当然空港なんかはチェックが厳しくなろう。もう少し早めに出て遅めに帰るようにしたかったが、
マドリードは骨董市とやらで混雑、なかなか宿も取れなかったということなのである。
まぁ、宿を選ばなければ、どこにでもあるのだろうが、条件が厳しい。S氏の宿泊するホテルまたは
その近所でなければ不便だ。S氏の泊まるホテルは結構評判がいいらしく、取れなかった。
その近所といっても、市の中心街で、高いホテルといえどもなかなか空きがない。
私が取ったところは、そんな混雑のさなかで開いていた安宿なので、あやしい。心配だなちょっと。
で、一通り宿も押さえた、チケットも押さえた、という頃になって領事館からのお手紙と言う順番なので参ったね。
大学の人の話による、大学当局からはだいぶ前に連絡があったそうなのだが、なにぶん、公文書が
カタルーニャ語なのでさっぱり分からない。大学も閉まるらしい。
とにかく、到る所に警察官がウヨウヨしている時期に、その最も密度の高そうなところを往来するはめになった。
まぁ、いいか、仕方ない。
さて、肝心の研究のほうだが、今日はさっぱりだめだ、全然だめ。なんにも進展なし。つらい。泣きだ。
夜、Simo先生が来て、明日のお食事会の時間とかを教えてくれた。
さすがスペイン、夜9時から始まるのである。
こういうとき、自分が日本人であることを実感する。
言語が通じないのは日常茶飯事だし、日本人同士でも話がかみ合わないことはいくらでも有るが、
こういう生活のリズムの違いには本当に驚かされる。
とりあえず、またワインでも買って行こうかな。
寝坊して、昼寝までしてしまった。不毛な一日。問題を考えてみたが進展なし。問題への取り組み方を考え直す必要あり。夜、8時にカタルーニャ広場でTeressaさんと待ち合わせた。
FGC(カタルーニャ鉄道)に乗っておしゃべりをしているところへRichardさんが登場だ。
そう、今夜はSimo先生宅にお邪魔することになっている。
TeressaさんとRichardさんもご一緒だ、というか、どちらかと言うと私のほうがオマケみたいなもんだ。
Bellateraという駅で降りるとSimo先生が迎えにきてくれていた。Simo先生の運転するBMWの新車に乗って
お宅に到着、すんごく素敵なおうちである。まず庭、よく刈り込まれた緑の美しい芝と4、5本の立ち木だけなのが
シンプルで家屋のデザインと調和している。(そういえば「お宅を拝見」みたいな俗っぽい番組があったね、ちょっと悲しい)
中も素晴らしい。(悲しいけど続ける、まさしく「悲しい性」)
外観と同様、シンプルで素材の味を生かしたデザインと空間構成は落ち着いた気分にさせる。
まずアペリティフ、普通はリキュールとかを飲むのかもしれないが、TeressaさんもRichardさんも水がいいと言うので
私も水。大体、私はアルコールに弱いから、そんなに沢山飲めないし、最初から飛ばしていくのも品がないかなと
思って遠慮してしまった。
つまみにオリーブ。これが、これが、うまい。こんなに美味いオリーブは初めて食べた。銘柄を聞いておくんだった。
どうして聞かなかったかというと、オリーブごときにそんなに興奮したら、はしたないかなと思って抑制してしまった。
食事。
ワインが美味いのには最近もう驚かなくなった。こんなんあたり前。どこにでもあるさ、ふん。
1菜:サラダ、ハム、鰯、パン・コン・トマテ。これらが一緒盛(この表現は居酒屋臭いけど、もうちょっとおしゃれな感じね)で出された。
2菜:gamba、ラペ(rape?)のフライ。
デザート:タルタ・デ・フルータ。パン・コン・トマテは焼いたパンにトマトを塗りつけただけだが、結構いける。バルセロナ特製かな?
ハムは、日本のものは連想しないように。生ハムに近い感じだが、もうちょっと熟成している。
鰯。オイル漬け。酸味が心地よい。すしネタのコハダを想像してもらったらよろしい。
ラペは白身の魚、骨太だから、大きい魚だと思う。頭が大きいと説明していたから、アンコウかなと思って聞いてみたが
わからんと言っていた。この辺り(バルセロナだと思う)ではポピュラーだと言っていた。
gambaは前にも書いた事があるがエビのことで、芝エビほど小さくはないが車エビほど大きくはない。
そういえば週に3,4回は魚介類を食べると言ってたね。魚の豊富な街らしい。
タルタ・デ・フルータはパイ生地の上にカスタードクリームを盛ってその上にオレンジ・キウイ・苺を並べたもので、
まず見た目が美しい。そして味も格別だ。
最後にコーヒーを頂いて、さんざんおしゃべりして最後はSimo先生に車でSJの前まで送ってもらった。
着いたのは深夜1時。
感心したのは、この完璧なまでのサービスである。
人を招くと言ったら、とことんゲストのためにサービスし尽くすのである。見習いたい。
夕べ寝付かれなかった割には9時起床。洗濯、朝食といつものペースだ。食事時、日本人らしき女性を目撃。しかし昨日Teressaさんに日本人と話してたらダメよ、と釘を刺されていたことを思い出したりして、話し掛けなかった。
向こうもこちらには気が付いたようであったが話し掛けてこなかった。やっぱりTeressaさんに釘を刺されたのかな(なわけない)。
で、昨日の記録をしてから、お出かけだ。気晴らしに(毎日気晴らししているみたいだが)美術館でも行ってみよう。
結局SJを出発したのが3時半、大抵の美術館は閉まっているので、フィゲーラス邸にいってみようとした。
見つからなかったが、場所は高台であり見晴らしがよくバルセロナを一望の元に見渡すことができる。
散歩に適した遊歩道があり、ぶらぶらしてきた。途中、猪に出くわしてかなり驚いたが、そばにいた女性が
大丈夫、人なれしているから、と言ってた。犬は思いっきり吠え掛かっていたが当の猪は知らんぷりで、
我々にも眼もくれなかった、幸いなことに。挨拶されたらたまらない。
SJからずっと歩いていき適当に散歩して帰ってきたら6時になっていた。結構疲れるね。
それにしてもフィゲーラス邸はどこにあるのかな。
夜、食事をとりにファストフードの店に行く。
最近、この手の店の店員が言っていることは大体聞き取れるようになったと思っていたが、
それは決り文句ばかりだからであった。
今日は聞きなれないことを言ってくるので、分からなかった。
概してスペイン語は英語よりは修得が簡単なような気がする。(その割には成長がない、、、)
発音も楽だが、文法も思ったほど難しくもない。問題は語彙である。
英語に似た単語が結構あるので多少想像がつくが、それは日本語と中国語で熟語が重なるのと似ていて
日常的に非常によく使う単語にはあまり英語に似たものはない。たとえば
tener = have
hacer = makeなどは似ても似つかないが、Universidad や Departamento などは殆んど同じ、という具合で、
知らない単語でも、英語のほうを知っていたら、とりあえずスペイン語みたいに発音してみると通じたりする。
しかし、言語の壁はこうも厚いものかね。