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4月22日(月)
朝、オフィスで仕事をしているとSimo先生登場。にっこり「ハロー」。何かなと思ったら。新同居人の紹介だ。

オランダ出身のMarijnさん。去年PHDをとったばっかりだと言ってたから、Montseさんと同い年かな。

2週間ここに滞在するのだという。今日初めて知ったのだが、スペイン語で「オランダ」っていうんだね。

さて、とりあえずこの人は良く笑う人だ。人が何かいっても自分で何かいってもとにかくケラケラ笑っている。

明るいっちゅうか。よくわからん。


さて、先週まで続けていた、スペイン語の記事紹介、あまりにもつらすぎ、というか、やってる時間が無いので中止する。

もともと読者諸氏も、そんな内容は期待していないだろうし、私もスペイン語の勉強をしたいのは山々だが、

新聞記事のように会話する人は皆無だから(もともと当り前)、参考書から文例を引くことにしようと思う。


Luego, pasare alugunos dias en casa de Ramon
その後、ラモンの家で幾日か過ごす予定です。

ラモン、と言えば、SJの寮務主事補。なんだが、もちろん、この例文と何の関係も無い。

さて、今週は少し文法のお勉強をしましょ。

Luego :その後 (例文:Hasta Luego/またあとで。挨拶で用いる)
pasare :過ごす予定です:動詞pasarの直説法未来形第一人称単数:pasarは英語のpassみたいなもんですね。
      これは規則変化なので、私の勉強用ページ で「ar動詞」の表を見れば分かるはず。
alugunos :英語のsome:女性名詞の前につくときはalugunas
en casa de :英語のin the house of:casaは家、enはin、deはof
Ramonはもちろんラモン。


4月23日(火)
今日はサンジョルディの日、日本でいうバレンタインデーみたいなもんだ。女性は本を男性は花をプレゼントする。

バルセロナの本屋が仕掛けたらしい。町じゅう到る所で本をあるいは花を売っている。学生のQuimさんが

ぜひともランブラス通りに見物に行ってみるべきだと、強く推薦するので、行ってみたが、物凄い数の人が

往来していて見物どころではなかった。しかし、簡単に本屋の誘いに乗る辺り、バルセロナの人も馬鹿だね。

数週間前からチョコレートに振り回される日本人はもっとバカだけど。それも大阪だけとかじゃないもんね。


きょうのお題は if 文。

Si hace buen tiempo manyana, ire de excursion con mis companyeros de clase.
もし明日天気がよければ、私はクラスメートとハイキングに行きます。

Si :if
hace :動詞hacerの三人称単数現在。対応する英語は、it is 。天気専用の表現。
buen :good
tiempo :weather:またはtime
manyana :tomorrow:またはmorning:
     この単語は面白い。と言うのは日本語でも「あした」が朝を意味することがあるでしょ(でも死語?)
ire :動詞 ir の一人称単数未来形。英語の go に相当する。ときどき leave も意味する。
de excursion :英語なら for excursion かな。
con :with
mis :myの複数形
companyeros :companyの複数形
de clase :of class

という具合に結構英語に対応している。ただ曲者なのが、今日の例文で言うと de かな。ちょっとずれる。

それから冠詞もちょっと違う。意味に関係なく、口調でつけてんじゃないのか?っていう場面がある。


4月24日(水)
最近バルセロナも暑くなってきた。とはいっても日陰に入れば涼しいし、夜になればやはり涼しい。 乾燥の

所為だろう。それでも、この街は、海に面しているので、マドリーに比べれば湿度の高いほうらしい。道行く人の

服装もだいぶ薄着になってきた。あんた、それじゃ裸同然だよ、という人もたまに見かける。 かと思えば厚着の

人もいる。例えばMontseさん。わがMAiAの若き美貌だが、いまだにマフラー 巻いている。先週だったか、

はっきりとは覚えていないがつい最近までコート羽織ってた。羨ましい。断っておくがマフラーやコートが羨ましい

のではなくて 寒がりな彼女が羨ましいのである。きっと彼女は汗をかいたことなど無いだろう。どんなに暑い夏でも

涼しげな顔をしているに違いない。それが羨ましいのだ。そういえば、日本にいる私の知人で、やはり Montseさん

みたいに寒がり、というか、暑いのが大好きな女性がいて、ある夏、散歩に誘われた。 上野から浅草界隈を

ブラブラしたのだが、とにかく暑くて太陽も厳しく照り付けていると言うのにずうっと外を歩きっぱなし。私は大変な

暑がりなので悲鳴をあげると、暑くて気持ちいいじゃないかと相手にしてくれないのである。彼女はその後石垣島に

移住してしまった。気持ちいいらしい。


Con este trafico no llegaremos a tiempo
この交通量では、私たちは時間には着けないでしょう。

Con :with
este trafico :this traffic
llegaremos :will arrive:不規則変化動詞 llevar (arrive) の二人称複数未来
a tiempo :in time

説明要らないね。これ。読み方でも書いとくかな。
コン・エステ・トラフィコ・ノ・リェガモス・ア・ティエン

スペイン語の楽なところはこれね。日本語読みで十分通じる。

ただ、アクセント(太字部分)ぐらいは気をつけないといけないかな。

でもこれも簡単。殆んどは、後ろから2番目の音節にアクセントがある。


4月25日(木)
Teresaさんから葉書が来た。先月MAiAに滞在していたブラジル人だ。メールも来た。なんでも、ブラジルは

もう夏も終わったはずなのに暑くてたまらん、ってなことを書いてよこした。先週来たブラジル人(もしかして

何も記録しなかったかもしれない)が言うには、ブラジルも結構蒸し暑い。まぁそれは事実でしょう。問題は

日本とどっちが蒸し暑いかだ。そんなこと明らかにしても何の得にもならないけど、ただ気になる。

いちど遊びに来いってなことが書いてあったから、こんど日本の真夏に行ってみるかな。


Ayer falta a la clase de matematicas
昨日、私は数学の授業に欠席した。

Ayer :昨日
falta :規則動詞 faltar (欠席する)の第一人称単数継続過去
a la clase de:英語なら from the class of かな
matematicas:数学

さて、今回初登場の瞬間過去、他の本では点過去となっていたり、スペイン語文法教育法が

まだ確立されていないんですかね(必要ないのかな?)。それで、やっかいなのがこの過去形。

瞬間(点)過去のほかに、継続(線)過去があり、英語同様、現在完了も過去完了もある。

全部、変化が違うから厄介だよ。


4月26日(金)
Marijnさんとは相部屋なので、同じ部屋で手計算をしているかと思うと、隣のへやでコンピューターに

向かっていたりするのだが、別に何をしていても構わないのだが、隣の部屋で一人になると歌い始める。

昨日は、あんたうるさいよ、思わず止めたくなるほど大声で歌ってた。変なオランダ人。

ひょっとして、私も知らず知らずのうちに何か口ずさんでいるんじゃなかろうかと、ちょっと気になる。


夕方8時ごろ(ここでは8時は夕方なのである。だってまだ明るい)、Arejandra(ずうっと前に書いたことがある

院生のひとり)さんが、やってきて言うには「明日ヒマ?夜みんなでご飯食べに行こう。8時半集合ね」。

そう、8時半だと日本でいう6時半か7時ぐらいの感覚だ。なんでこんなにずれているのか。


スペインは、なんとポーランドとおなじタイムゾーンに属してるのである。その間にあるフランスとドイツも

もちろん同じ。地図で見ると随分東西に長い。スペインはそのタイムゾーンの西端にあって、なんと

スペインよりも1時間遅いイギリスよりもまだ西にあるのだ。そうするとそのタイムゾーンの標準時はたぶん

フランスまたはドイツのどこかの都市に合わせてあるから、そこでは正午に太陽が南中する。ちなみに

ここバルセロナでは、測定したことは無いが、経験からおそらく1時半だ。日の出の時刻と日の入りの時刻を

足して2で割っただけ。われわれがお昼ご飯に出かけるのは1時半で、レストランが込み始めるのも1時半。

人間の体内時計は太陽に同期しているらしい。有名なシエスタは2時から4時までだが、大体この頃が

日中の最高気温を記録するはずだ。ん〜合理的だ。(久しぶりに、というか初めての天文屋らしい記事だ)

日本も東西に長いのだから、フォッサマグナあたりで時間を切り替えればいいのに。


Hoy no ha venido el Sr. Delgado
今日はデルガードさんは来なかった

Hoy :今日
no ha venido :does not have come
         (venir の現在完了。venidoは過去分詞。
          ha は haber の一人称単数現在。
          英語のhaveに相当。でも「持つ」という意味ではなく、「ある」とか「いる」)
el Sr. Delgado:デルガードさん(この el は何だ、一体)



4月27日(土)
プールに行った。1時間と2〜30分で3.5ユーロ。400円。

半端の2〜30分というのは着替える時間なんだって。なるほど。

受付のお姉ちゃんが適当に時間管理してるんだな。多少の時間超過は大目に見てくれるんだろう。

安くないね。東京辰巳のプール、シーズンオフなら何時間泳いでも500円でしょ。夏でも2時間で500円。

自動改札で時間管理しているけど、たぶんちょっと位のおくれなら、有人改札を通してくれんだろうな。

でも、人によるんだろうな。厳密なお姉ちゃんもいるんだろう。

でもスペインでは厳密な人はいなさそうだ。

5年前の話だが、銀行で旅行小切手を換金した。正確な数字は忘れたが***9ペセタだった。

そうしたら、銀行は端数を切り上げて寄越したのだ。日本の銀行では絶対見られない。


プールの客は少なかった。今日だけなのかもしれないが、あまり人気無いかもしれない。

なぜなら、近くに地中海があるから。浜も水もきれいだ。日本の海とは全然ちがう。

日本の美しい海と比べてもよろしい。ちがうよさがある。透明度が高い。底まで良く見える。


プールの大きさは2000トンぐらい。50m(深さ)×20m(幅)×2m(長さ、ネ)。気のせいか

水がちょっとしょっぱかったような。


夜8時半。目的のイタリアンレストランに到着。昨日Alehandraさんが集合を命じた場所だ。

店のまん前で謎のオランダ人Marijnさん発見、中に入るとまだ誰も来ていないようだ。

どうしようか、とウロウロしているところへAlehandraさん到着。まずは三人で予約席につく。

しばらくして、Alehandraさんのルームメイトだという男性(!)とその彼女が来た。(氏名不明)

最後にMAiAの別の院生JoanMariaさんが来て全員そろった。さて、驚いたのはAlehandraさんは

女性なのだが、男性と同居していること。こちらではアパートの共同生活は珍しくなくて

大学の掲示板でも、アパート同居人を求めるチラシがいっぱい張ってあるのを良く見かける。

その同居人氏はやはり院生で動物学を専攻しているとのこと。その彼女も院生で蟻の生態を

観察して自然環境を研究するのだと言う。彼らいわく、あんた達みんな数学屋か、(実は似非者1混入)

やー、弱った、と国境を越えて「数学」に対する反応は似たようなものだ。

彼は豆腐が好きだとか、柔道をやっているとか、日本通らしくて、日本の話になったのだが、

ついでに、よく見かける日本語プリントファッションのことを聞いてみると、なんでもあれは、

日本のアニメがこちらで流行ってからのことらしい。彼女de同居人氏もその手のスカートやら

持っているらしい。「あら、じゃぁなんて書いてあるのか、読んでもらおうかな」なんて話していたが

内心、止めたほうがいい、と思った。

たぶんがっかりする。気のきいた言葉が書いてあるのを見たこと無いというか、どちらかと言うと

変な言葉のほうが多いからだ。私が見かけた最も変なのは「河童が覗いた紋次郎の仕事部屋」と

プリントされた高級ワンピースだった。


食後、バスク風のバルに行った。パンプローナで見かけた、シドラ(sidra)があった。リンゴで作った発泡酒。

ビンとグラスを遠く離して注ぐのは独特のスタイルらしくて、私はてっきりIrunaZarra(お気に入りの店)だけかと、

思っていた。


夜12時。バルを出発して、映画館に向かった。地下鉄で移動して10分ほど。映画は12時半から始まった。

The Lord of the Rings 、封切られたばかりらしい(と思ったら去年の作品)。英語版にスペイン語の字幕付き

なので、日本での公開よりもたぶんだいぶ早い(のかな?)。法政の子達もそう言っていた。

伝説の指輪があって、それを指にはめると透明人間になっちゃう。それを持った少年が追われるという

いかにもハリウッドな映画なのだ。話は完結していないが、3時間たった時点で一旦、休憩になった。

だいたい、夜中の3時半だ。みんな眠くなってきたので、帰る事にした。結局私が帰宅したのは4時すぎ。

こんな時間でもバスが走っているんだよね。毎日。スペイン人の底ぢから。


4月28日(日)
Me fatigo
疲れた。

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