ヒッチハイク(11月8日、9日、10日)

 友達のふとした一言から始まった。鍋ヒッチ。その名の通り、ヒッチハイクで色々な所に行って、鍋の材料買って来る事。

 行き先は野菜は長野、豆腐は京都、魚は静岡、うどんは香川という事になった。(岐阜から)

 俺の担当は香川でうどん買ってくる事になった。制限時間は10日の夕方6時まで。香川は遠いから、8日の夕方4時半頃から始めることにした。

 出発地は学校の正門。もちろん、いろんな知り合いに会い、何してるんですか?と聞かれる。その度にうどん買いに香川までヒッチハイクして行くの。もちろん、返ってくる答えは、は?です。ヒッチハイクはスケッチブックに行き先書いて、右手を伸ばし合図したり、飛び跳ねてアピールしたり、声を1台1台にかける。
 そして30分後、何とか1台止まって、乗せてもらえる事に。

 最世の行き先は国道21号。高速使って行きたかったので、次の行き先は大垣にした。ここは道路がでかく、車が止まってくれる余裕がなさそーだなー、と思っていたが、すぐ止まってくれた。帰宅帰りの会社員で、今日が新車の納車日だった。俺が初助手席でごめんなさい。
 次は大垣IC。これは餃子の王将から出て来た主婦がすんなりと乗せてくれた。この人からお菓子もらえた。ありがとうございました。
 次は岐阜県脱出をねらい大津。これもすぐにトラックが止まってくれて助かった。しかし、名神高速が滋賀県栗東〜大阪吹田まで工事しているらしく、栗東までしか乗せてもらえなかった。ま、何はともあれ、岐阜県脱出!!

 栗東でおろしてもらい、国道1号に出た。まだ大津でなかったので、今度も大津。しかし、なかなか止まってくれない。止まってる車に声かけても反応なし。結局2時間ほど待った。滋賀県人は冷たい。乗せてもらった車はカップルで、なんと1度通り過ぎたのに、わざわざ乗せてもらった。そして次の行き先は遂に京都。これはすぐ止まってくれた。前の人達もこの人も、ヒッチハイクを乗せるのは初めて。こちらも緊張していたが向こうも緊張してました。さらば冷たい滋賀県!!

 京都の入り口みたいな所で降りたわいいが、道がでかすぎる。とりあえず行き先は大阪に。しかし全然止まってくれない。しょうがなく大阪、神戸に書き直したが効果なし。トラックに声かけてもみんなだめ。周囲の冷たい目を気にしながら続ける事1時間半。ついに止まってくれた。この人達も1度通り過ぎたのに戻ってくれた。

 この人達、見た目カップルかなーと思っていたが友達同士だった。年も一緒のせいか話が弾む。さらに、この人達底抜けに優しい。多分、京都人は優しいみたい。最初は大阪近郊までといいながら。大阪のここは危ないからもう少し先に行こう、と言いながら結局神戸まで連れて来てもらった。ちなみに優しいこの人達はこんな感じ。  ぜひもう1度会いたいですわ。ちなみに女の子かわいかったっす。

 で、国道2号線に出て次なる目的地は明石海峡大橋がある明石。近くに高速道路があるから、インターの入り口でやってたら、トラックが止まって、俺を呼んだ。道に迷ったらしい。長距離トラックのおっさん・・・。がんばれー!ともかく明石まで乗せてってもらうことになったが、明石海峡大橋の場所が分からないから、とりあえず向かっていたら、上に橋が見えたので、そこで降ろしてもらった。しかし見上げれば、橋ははるか高く、聞いたところによると、5kmほど行った先に橋があるとか。そういうわけで、次は明石海峡大橋。しかし!車がまったくこない・・・。しょうがなく歩いていると1台の車が。これを逃しては終わりだと思い。必死でアピールした結果、止まってくれた。さらに、車の中でおでんもらいました。そして明石海峡大橋手前でおろしてもらいました。一応徳島の表示をしめしたが、車がいません。この橋、完成した時のあの華やかさなど微塵もないくらい何にもないです。そんな事を感じていたら1台のトラックが!! これ逃したら、次はいつ乗れるか分かんないので、必死でアピールしました。そして何とか乗せてもらうことに。そしてとうとう本州脱出!!

 念願の明石海峡大橋。その期待を裏切るかのごとく静かな橋。どんどん進んでいくのに、車がいない。トラックもいない。街灯もない。トラックの運転手の話によると、この時間ほとんど車通らないらしい。この橋、日本で一番高い高速料金らしいです。だからトラックはみんなフェリーで四国行くってさ。いやー、本当に日本道路公団は無駄なもの作りますね。無駄ではないにしろ、大きな誤算でしょう。税金返せ。ま、とにかくここは交通量が少ない。名神は夜はトラックめっちゃいるのに。何せ、料金所のお兄さん余裕で本を熟読してます。ちなみに大赤字の明石海峡大橋は下の写真です。 

 高速降りて、ついに四国! 当然次は目的の讃岐うどんの香川。しかし午前5時だったので、みんな急いでるらしく全然止まってくれない。30分後止まってくれた車は牛乳配達屋さん。徳島と香川の県境まで牛乳ビンがカチャカチャ音をたてながら走って、とにかく徳島県脱出!香川に着いてからまずはるるぶを買い、コンビニのおばちゃんにうまいうどん屋を聞いたところ、よくわからない。いろいろな人に聞いたところ、どれもうまいらしい。とにかく高松まで行く事に決めた。

 コンビニの前から始める事30分、道路工事終わった会社帰りの人に乗せてもらいました。この人曰く、香川県人はうどんを絶対毎日食べるらしい。おやつや小腹がすいた時などにも。ともあれ午前7時、最終目的地高松到着。14時間移動し続けたせいか、外は寒く、眠気が襲ってくる。町を散歩して瀬戸内海を眺めながら、とにかく寝る事にした。周りを見渡すと城壁跡の堀のほとりにベンチがあった。人どうりもそんなに多くないので、とりあえず、このベンチで寝ることにした。

 10時頃目覚めて、高松の町を散歩しがてら、うまいラーメン屋を探した。しかし、うどん屋が多いし安い。ちなみに香川県ラーメン屋さんは全然ないです。雑誌に載っている所は高いので安い手打ちの店に入った。天ぷらうどん、ざるうどんを頼んで食べてみた。うまい。こしがある。岐阜のうどんとは全然違います。

 お土産も買い、そろそろ出発といこーかと思ったが、高松は都会。少し歩いてすることにした。行き先は徳島でやっていたが、なかなか止まってくれず、めけずに頑張っていると、なんと女子校生3人が話し掛けてくれました。事情を話すと、なんと!一緒にヒッチハイクをしてくれました。しかし、俺はすぐ断った。なぜなら、女子校生3人とヒッチハイクして止まってくれても、それは俺が目的じゃないし、もし乗せてもらったとしても、運転手のため息を聞くのが嫌だと思ったからです。

 で、その後場所変えて、やっていたら釣り屋のおねーちゃんが止まってくれました。このおねーちゃん淡路島まで行くらしく、徳島の高速インター前まで連れて行ってもらいました。いろいろな話を聞いているうちに、この人の家は金もちなんだなーとは確信できたが、この人うそつきです。間違っても美人に見えないのに、何人もの人が求愛してくるとほざくのです。載せてもらった手前デカイ事はいえませんが、絶対ウソです。でも、うどんおごってくれた事には感謝してます。

 インター前で明石を表示して、やっていると1台の高級車が止まった。見た感じ社長、その妻、知的な秘書といった感じだったので、副社長にでも抜擢でもされるのか思いきや、淡路しか行かないらしく、断る事に。めげずにがんばってやったせいか、1台の車が止まった。ナンバープレートは京都。京都まで行かないかなーと思いきや、なんと大津まで行くらしい。運がいい・・・。あまりに驚き、嬉しさがこみ上げてきた。さらば四国!讃岐うどん!

 安心したのか、再び睡魔が襲ってきた。運転手と話していても話が飛ぶ。しかし、この人いままでに何人もヒッチハイカーを載せたことがあるらしく、’寝ていいよ’と言ってくれた。まだまだ世の中捨てたもんじゃないねー。で、降ろしてもらったのが大津SA(サービスエリア)。行き先を大垣にして出口で頑張っていても、一向に止まる気配がない。名古屋がナンバーが多い事から名古屋にしてみても、効果なし。見かねたトラックの運転手が’大垣までやったらいいぞ’と言ってくれた。ちなみに、トラックの運転手は怖そうに見えるが、実はものすごく優しい。

 もうここまでくれば後は少し!ってな感じでインターを出て、インター出口で21号をアピールしながらがんばった。なかなか止まらない。そんなにたいした距離じゃないのに・・・なぜ?と思いながら、何とか1台ゲット!岐阜の某大学まで行くらしく、そこまでのしてもらうことに。

 穂積市到着。岐阜市はすぐ近く。と思ったので、歩いた。大間違い。すぐだろうと思ったが、1時間近くかかって、環状に。
 残りわずかな距離。ここは、何と書けば分からなかったので、とりあえずマーサ(ショッピングセンター)にした。最後の力を振り絞り、周りの冷たい目を感じながら頑張る事30分。女の子2人組が止まってくれた。普通なら女の子2人なんかに乗せてもらったら嬉しいんだろうが、ものすごく疲れていたので、話も弾まず、車内は静かだった。ついに、大学近くのビデオレンタルショップに降ろしてもらい、最後は歩きで大学まで行きました。

 到着午後10時。帰りの移動時間は10時間と行きよりも早かった。ほっと一息ついていたら、電話が鳴った。京都行ったやつがもう帰ってきやがった。今日の午後出発したのに早すぎる。話を聞くと、滋賀県の彦根までは普通にヒッチして行ったらしいが、そこからヤクザの人が止まってくれたらしく、彦根〜京都〜岐阜と大学前まで連れてきてくれたらしい。ずーっと緊張してたらしいけど。

 次の日みんなで集まって、食った鍋は今までで最高でした。