過換気症候群
高校3年生の時になった。受験生で勉強のストレスと進路の悩みなどで肉体的にも精神的にも参っている時期にやってきた。
体育の授業のバスケで左手小指を突き指した。けっこう痛かったが、病院には行かなかった。シップしてれば治るだろう…って思ってたし。でもなかなか治らなくって、しばらく経っても痛くて小指を曲げても手のひらにはつかなかった。
それを見た父が「そのままじゃ〜指曲がらなくなっぞ!!」と嫌がるにゃんの小指を『みしっ』と手のひらにつくように曲げた。『鈍くて重い痛みが走る』痛〜〜〜〜い。と泣きそうになってたら、だんだん具合が悪くなってきた。血の気がひいてきて、息が苦しくなってきた。「はぁ はぁ・・・」息を吸っても苦しい。・・・くっ 苦しい・・・って思ってるうちに意識がなくなった。
それを妹が見ていたらしい。後から話を聞くと「ごっ がががっ・・・」ってすごい呼吸してたよ・・・そのあと倒れた。冗談でやってるんだと思って、しばらく顔をひねったりして遊んでたらしい。。
・・・にゃんの意識が戻ると、全身がしびれて動けない。息が苦しいのはなかったが、寒気と手足のしびれなどがあった。そんなにゃんをただごとではない!とやっと気付いた妹が父を呼んできたらしく、父がぬれタオルで顔を暖めたり、冷やしたりを繰り返していた。
やっと我に返る。「しっ 死ぬかと思った・・・これってなんだろ?病気??」って思った。晩酌を済ませた父が、あまりに心配して「病院に行くか??」と聞いてきた。にゃんは初めてこんなの体験したし、全身のしびれが治まらないのと、激しい悪寒に耐えられず「病院に連れてって〜」とか細い声で訴えた。父は救急車を呼んだ。そう!にゃん 初!救急車体験です。救急車の中で呼吸が苦しくなって倒れたと聞いた救急隊員は、にゃんに酸素マスクをしてくれた(笑)
病院へ着くと、心電図と血液検査をした。心電図は異常なし。血液検査は通常より酸素の量が多くなってると言われた。酸素を吸いすぎたのだ!血液の中に酸素はもちろん必要だが、吸い過ぎもよくないんだって。後日改めて検査しに来いと言われ、父におぶってもらいその日はタクシーで帰宅する。飲み薬は確か安定剤とか言うのをもらった記憶がある。
翌日は全く元気に回復していた。まるで昨日のことがうそのように(笑)検査に来い!と先生に言われたけど・・・必要ないんじゃ?って感じだったが、父が行け!というのでおとなしく行く。
検査らしい検査は行わず、聴診器で診てもらい、先生に「過換気症候群だね」と言われる。
不安や悩みなどの心理的なものが原因と言われる。何度も起きるようだったら、詳しい検査をしましょう。またなったら来てください。と言われた。
何度も起きるのか??と今度は不安になってしまった。授業中、バスの中・・・また過換気になったらどうしよう・・・という不安がつきまとった。
それから過換気になることはなかったけどね。対処法もわかったし。対処方は苦しくなったら、ビニール袋に自分の吐いた息を入れ、それを吸う。二酸化酸素をとり入れるのだ!
それを知ってからしばらくはどこに行くにも、ビニール袋は手放せませんでした。