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今回移動したルート(緑色の道)

○ともかく旅行に行こう

 「仕事楽しいし、一生独身で通しちゃいそうな気がするなあ」などと自覚していた二人が急な勢いで(しかし地味に)結婚したのは2001年3月のこと。
 入籍から2ヶ月が経った頃、私まみは、「やっぱ新婚旅行には行きたいよね」という気分になりました。 うちの会社では5日間の結婚休暇がもらえるのです。有給をあわせれば2週間ぐらいの長期休暇もOK。 これだけ時間があるんだから是が非でも旅行(できれば海外)に行きたくなるのは当然なんですが、タイヤさんは「旅行ぉ〜? どこ行くつもりよ」と、 のっけからヤル気ナッスィングです。
 「どこでも。タイヤさんの行きたいところ」
 「……キューバ」
 「なんで?」
 「『仮面ライダークウガ』の最終回で、ロケ地がキューバの海辺だったから」
 「…………」
 私は出張やダイビングである程度海外慣れしてるんですが、タイヤさんは海外旅行どころか飛行機に乗ったことさえない人なので、最初から意見が食い違いまくり。 仕方ないので現実的な路線から、と、こんな条件を提唱しました。

 1.英語が標準的な言語として通用する国がいい。
 2.入国が難しい国は避ける。
 3.衛生状態があまりよくないところはパス。

 というわけで、すったもんだの末アメリカに決定。 ところがタイヤさんのアメリカに対するイメージときたら、「歯が真っ白で禁煙禁酒とジョギングに命をかける、健康オタクな白人の国」。 ちっとも気乗りしない様子なので、こんなところもあるんだよと サンタフェ・ジャパン・コネクションのサイトを見せ、 タイヤさんの好きなホピ・シルバーを作っている、ホピ族の集落があること、サンタフェはアメリカでもかなり古い街で、 スペイン文化とインディアン文化が混ざり合った、とても趣のある街であることを懇々と説明した結果、 ようやく了承を得ることができたのでした。ふう。
 実は私、子供のころ父の海外赴任でカンザス州(Kansas)に1年ほど滞在したことがあり、家族でアメリカ中をあちこち旅していたんですが、 サンタフェとグランドキャニオンは行ったことがある場所の中でも、特に強烈に印象に残った地域だったのでした。 今回の再訪は、私にとっても充実した旅になりそうです。



○ツアーがない

 大まかな行き先が決まったところで、今度はツアー探し。
 しかし、これがないんですね。 日本からアメリカに行くツアーはほとんどがNew York、Seattle、Los Angeles、San Francisco、San Diego、Las Vegasなどの大都市観光で、 自然観光系のツアーは、イエローストーン、ヨセミテ、グランドキャニオンなど、メジャーな国立公園くらい。 サンタフェなんてツアーどころか観光案内の出版物にもほとんど掲載されていないし、ましてやインディアンの集落をどうこうなんて、まずお目にかかれません。

 とりあえず、サンタフェ・ジャパンに「サンタフェ、インディアンの集落、グランドキャニオンを回りたい」とメールを出したのが5月初旬。
 行ったことがあるといっても子供の頃の話。地理的な位置関係や交通機関などわからないことだらけだったので、ツアールート案を考えてもらいました。 返ってきたメールにはきめ細やかなお勧めプランが。サンタフェ・ジャパンのKさんに感謝です。



○日程を決める

 さて、次に決めなきゃいけないのが日程。これが決まらないことにはホテルも航空券も予約できません。
 タイヤさんは月刊の仕事があるので、月の中旬あたりを希望。私は会社員なので、会社の都合が優先。 とにもかくにもシーズンは夏だし、準備期間も考えたら7月が妥当、ということで、7月10日前後に出発する日程を考えました。
 ところが私の仕事の都合で、どうしても7月前半は無理ということに!
 仕方なく予定を8月中旬に切り替えました。繁忙期と言うこともあるのでまずは航空券の確保、と格安航空券のサイトをあたり始めたのが6月中旬。 「日本の格安航空券は閑散期には世界一安く、繁忙期には世界一高い」という噂どおり、お盆をピークにして、とても「格安」とは言えない値段が並んでいます。 しかも、サンタフェの空港はとても小さい上に、一番近くの国際空港であるアルバカーキ国際空港(Albuquerque Sunport)でさえ、日本からの直行便はなし。 会社によっては、これらの地名が行き先の選択肢にさえ入っていないこともあって、申込先の選択は限られます。

 結局、「行き先の選択肢が多い。問い合わせフォームがしっかりしていて使いやすい。 回答が早い。比較的値段が安い」という基準で アルキカタ・ドット・コムにてチケットを購入しました。
 ユナイテッド航空の西海岸周遊の航空券で、往復一人分が16万800円。8月の繁忙期以外ならもう少し安くなるようです。
 ちなみに、この会社からは航空券と一緒にエコノミークラス症候群予防のためのフットレストとスリッパが送られて来たのですが、 こういうサービスってどこでも当たり前なんでしょうか? 空気枕は持っていたのですが、フットレストは持っていなかったので、これは助かりました。 って、旅行記本文でタイヤさんが書いている通り、行きにはまったく使う必要がなかったんだけどね。



○個人ツアーはとっても高い……

 入出国の日程が決まったので、再びサンタフェ・ジャパンに問い合わせメール。
 サンタフェとグランドキャニオンって地図上では隣の州だし、何かしらの移動手段はあるでしょ、と気楽に構えていました。 ところが縮尺をよく見ると、直線距離で400kmほども離れています。 私は日本でもかなりの距離を車で運転してまわる方ですが、400kmはちょっと……。 というわけで、サンタフェを拠点にして、グランドキャニオンなどの遠隔地はツアーにしてもらおうと考えたんですが、 返信メールには、とんでもない金額が書かれていました。 「たった2人のツアーのためにガイドを一人つけるというのはこういうことなんだ」、と納得はするものの、とても払える金額じゃありません。 半泣きになりながら「レンタカーでまわります」と返信。代わりに、タオス・プエブロへの1日ツアーを申し込みました。 人数や行き先によっても金額は違うようですが、このツアーは一人220ドル。
 ちなみにサンタフェ・ジャパンでは、ツアーを申し込むと無料で宿泊先の予約代行をやってもらえます。 希望金額とクレジットカード情報で素早く予約回答が返ってきました。



○レンタカーを申し込む

 次はレンタカーの予約。電話は手間がかかるので、これもネットから申し込める業者を探します。 これまでレンタカーというものを借りたことがないので解らないことだらけですが、 ともかく、日本でもよく知られているHertzで申し込むことにしました。 地域から検索すると(今回はアルバカーキのレンタカー、という感じで検索) こんな感じで地域のレンタカー会社一覧と予約・問い合わせサイトへのリンクが出てくるため、 料金やサービス内容でじっくり比較したいという人には便利です。
 Hertzの車にはカーナビのオプションもあったのですが、残念ながら今回申し込んだ車種 (エコノミータイプ。低燃費というくらいの意味だと思います)にはつかないとのことでした。 こういう情報の即時的なやりとりもネットならでは。 ちなみに予約画面をプリントアウトして持って行くと、レンタカー会社でのカウンター手続きをスムーズに行えます。



○ルートを検討する

 繰り返しになりますが、サンタフェやアルバカーキなどの地域は、日本では観光先としてマイナーらしく、観光案内の本にはほとんど紹介されていません。 ということで移動ルートの検討にはアメリカの地図サイトでいくつかの地図をプリントアウトし、これを使うことにしました。 アメリカ到着後に空港でも現地地図を購入したのですが、市街地など縮尺の小さい地図は、ネットで落としたものを使用。
 1日の移動距離が最大で450km程度。「日本では1日600kmくらい運転したこともあるから多分大丈夫だろう」と覚悟を決めたものの、さすがに怖いです。 慣れない土地、慣れない車、慣れない交通ルール。念のためにアメリカの交通ルールはないかと探したら、日本語サイトにもかなりの情報がありました。 ちょっとガッツのある方は、みなさん、レンタカーでアメリカを回るようですし、アメリカ在住の日本人も多いですからね。 このサイトの記載はわかりやすくて、たいへん参考になりました。



○忘れていました海外旅行傷害保険

出発を3日後に控えて「あー、保険」と思い出し、カード会社のリンクから 安田火災海上保険にアクセスして申し込み。 ここは出発当日の申し込みでも受け付けてくれますが、やはり1週間前には申し込んでおくべきでした。 申し込み後に送られてくる冊子には緊急時の対処方法等がきちんと書かれていて、大変便利なのです。 今回は急な申し込みで出発までに冊子が届かなかったため、確認画面をプリントアウトして持って行くことに。
 ところで保険って、申し込まない人もいるのかな。私は変なところで恐がりなので、傷害保険をかけずに海外旅行に行ったことがありません。



○ネットがなかったら

 読んでのとおり、今回、旅行準備にまつわるほとんど全ての過程でネットを利用しています。 地域情報などは国内・国外を問わずほとんどの都市が公式サイトを作っていますし、地図検索サイトも広範囲を詳細にカバーしています。 もちろん通常のツアーも、各社が工夫してオンラインでの問い合わせなどに対応していますし、ホテルや交通機関も、 個人的なメールでの問い合わせにきめ細かく応じてくれるところがほとんどです。
 もしも我が家にネット環境がなかったら、今回の旅行は実現しなかったかも。そう思うと、ネット社会には本当に感謝してしまいます。


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