サイパンつれづれ日記(2003.1月下旬)

【プロローグ】

いきなりですが私は年に1回ほど、親友F(♂)と共にどこかしらにブラリ旅をしています。そのブラリ旅というのも、まさに「ブラリ」で、宿泊先や目的等をはっきり決めず「〜方面にとりあえず行ってみよう!」ってなノリで行くので、毎回車やどこかのロビーで夜を明かすというハードな仕上がりになってしまいます(笑)まぁ、そんなノリが楽しくて行ってるんですけどね♪
そんなブラリ旅も今回は、「海外行っとく!?」という気軽な一言から、とんだハチャメチャな旅になってしまうのでした。


【一日目】

関西空港9:15発JALウェイズに乗るので、その2時間前に関空に行かなければならず、F氏と眠い目をこすりこすり電車を乗り継ぎ頑張りました。と、その時F氏のカバンからおもむろに差し出されたのは缶チューハイ2缶!彼の粋なはからいで、早くもちょっぴりリゾート気分を満喫しつつ関空に到着したのでした。
米ドルへの両替や搭乗手続きを順調にこなし、空路サイパンへ!機内ではアルコールを補給したり音楽を聴いたりして、来る上陸に向け各々静かにテンションを上げていくのでした♪
13:35無事サイパン着陸。入国審査の外人の高圧的な態度にめげず向かった先は、ムワッとした熱気も心地よいそれはもう南国炸裂サイパンでした!
送迎バスに一番先に乗り込んだテンション高めの私達は、ベンチで出発の時間を待つ現地ドライバー達の格好の暇つぶしとなり、笑顔で中指を立てられおちょくられたりと和気あいあいで(?)、こちらも退屈することなく時間をつぶす事ができました。
そうそう私達のお世話になる宿は、サイパン屈指の観光&ショッピングスポット、ガラパン地区に建つ「ハファダイビーチホテル」で、タガタワー、クリスタルタワー、メインウィングの3棟からなるホテルのうち一番安いメインウィングに致しました。
でも部屋はオーシャンビュー、それはそれは眺めが良く、二人してうれしさのあまり奇声を発したのを今も覚えています。


我らがホテルを指差すF氏


ホテルに到着した私達は、とりあえず着ていた服を脱ぎ散らかし「泳がなソン!!」とばかりに貧乏根性丸出しでホテルのプールに飛び込むのでした。
「リゾートってええなぁ」
そんな想いだけが私達を支配していたと思います。ってか、真っ白でした、頭の中が♪時間を忘れプールでプカプカ浮いてました。それはもうプカプカと。
まったりと浮いた後、プールの横に広がるマイクロビーチで泳いだり沈んだり、そして又浮いたり、ビーチチェアーに寝そべってウトウトしたりと至福の時を満喫しました。もう一回言います。
「リゾートってええなぁ」

ひとしきり遊んだ後夕暮れとなり、あまりに絶景でロマンチックであることから浜辺を散歩しようということになりました。男二人で(笑)。
カップル達の甘いムードの中、我々も負けじと景色を楽しみました。


幻想的かつロマンチックに舞踊るF氏

するとビーチの端の方の比較的眺めの良い場所に、10人前後の日本人団体を発見したのです。
近づいてみると、5人くらいの女の子達をメインに、何かグラビア撮影でもしているようでした。思い思いのポーズでカメラにアピールしている女の子達をわりと至近距離から拝見し、
「神様ありがとう」
と、素直に感謝することができました。
ふと隣に目をやると、これまた真剣な眼差しで目の前に映る光景を眺めるF氏がいました。
「そっとしておこう」
そう思った私は時間の許す限り、そして時間を忘れてF氏と共に彼女達を眺めていたのでした。
そんなこんなで遊び疲れ、ノドも乾いた私達はホテルの隣に位置するABCストアを物色しに行きました。
そこでビール・ミネラルウォーター・ぽてち・マカデミアンナッツ・カップヌードル・サンオイル・うきわ・うきボート等を買い込み、部屋で軽めの飲み会となりました。外には暮れなずむ砂浜や、それに照らし出される町並みといったすばらしいシャッターチャンスがあったにもかかわらず、部屋で酒盛りをする自分たちを写真に撮ってはしゃいだりと、間抜けな写真だけが増えて一日目の夜は更けていったのでした。


【二日目】

9時起床。起きぬけにビールで乾杯した後ベランダに出て、潮の香りと真っ青な空とエメラルドグリーンの海を楽しみました。
「あぁ、朝っぱらから飲むビールは最高やなぁ♪しかもこんな夢のようなシチュエーションで・・」
そんなことを思いながらまどろんでいると、F氏も、
「南国で飲むビールは格別やねぇ。しかも日本は真冬で、皆は働いてると思うとテンション高なるわ!ウヒャヒャ♪」と笑っていました。
同じ気持ちを共有し、サイパン行きの相方をF氏に選んだ私の目に狂いは無かったと、その時心底感じました。その後、今日も何の予定も無いので昨日同様ホテルのプールに身を投じに行くのでした。
この日もとても天気が良く絶好のリゾート日和で、私は「常夏と言えば日焼け」とばかりに日光浴に専念することにしました。
一方F氏は日光浴もそこそこに、パラソルの下で文庫本などを読んでまったりとしていました。どうやら「サイパンの日差しは日本の4倍」という情報を過敏に恐れていて、かなり警戒しているようでした。
「あほやなぁ、せっかく来たのにもったいない」
そう思って日光浴していましたが、 アホは私でした。
お昼を過ぎたあたりから見る見るうちに体中が真っ赤っかになり、現地人に「ロブスター!」などと言われ指をさされ笑われるまでに至りました。一緒になって笑うF氏の楽しそうな笑顔は今も忘れません。
て言うか笑いすぎ。


ロブスターな私(初期)

まぁそれはさて置き、ジャンケンで負けたほうが部屋までビールをとりに行くなどの勝負をしたり、昨日買ったボートで海に出てみたり、再びジャンケンで負けたほうが部屋までビールをとりに行くなどの勝負をしたりと、「何でもない幸せ」を力一杯楽しみました。
そうこうしているうちに夕暮れ時になり、今日も浜辺を散歩することにしました。
残念ながら本日グラビア撮影はやっていなかったものの、なにやらF氏は旅の解放感さながらにテンションがひときわ高く、道行く女性観光客に声をかけまくっていました(笑)。
そんなF氏を横目に、予約していた晩飯の時間が近づいてきたので、色気より食い気とばかりに我々が向かった店は、ガラパン中心街に位置する「カントリーハウス」というステーキ屋さんでした。
カウボーイハットをかぶったスタッフにウッディな店内は、アメリカ西部のムードが漂い雰囲気満点。そして注文したのはカントリーハウス定番(らしい?)の、サーロインステーキ12オンス(330g)で$25.00の品でした。もちろんライスも付いてて満足すること間違いなしの(一歩間違えば残してしまうほどの)量でした。胃袋に自信のある方のみ是非オススメします。
一方F氏はあまりお腹が空いていなかったようで、半泣きになりながら必死に食べておりました。その必死な有様を見ていると、真っ赤な日焼けを爆笑された切ない気持ちもどこへやら♪すがすがしい気持ちで二日目の夜も更けていったのでした。


【三日目】

8時起床。当たり前のように起きぬけにビールで乾杯。そして本日はサイパン最大のスケールを誇るウォーターパークを持つ、パシフィックアイランドクラブ(P.I.C)で遊ぼうと決めていました。
ワクワクしながら8時45分の送迎バスが来るまで部屋でまったりと飲んでました。
その後送迎バス時間通り無事到着。
バスが送り届けてくれた先は♪、サイパンの美しい自然をまるごと活かし、40種類ものスポーツプログラムが用意されたリゾートクラブで、各アクティビティをエキサイティングに演出してくれる世界各国の陽気なクラブメイツと共に、愉快なひとときを満喫できるというのがウリのホテルなのでした。デイゲスト(約8時間)大人$60で昼食付♪
一日遊んでこの値段は結構おトクだと思います。リピーターも多いらしく、おすすめスポットなのでサイパンに初めて行かれる人は是非行ってくださいな。
そんな訳で遊びまくり開始!とにかくアクティビティの多さに何から遊んでいいやら迷ったので、目に付いたアクティビティを片っ端からすることにしました。


何から遊んでいいか迷いながらはしゃぐ私

●シュノーケリング ●ビリヤード ●ウェイブボード ●スイミングプール ●ピンポン ●ウォータースライダー ●アーチェリー ●ローラースケート ●オートテニス ●カヤック

などなどいろんなスポーツで楽しんで、その合間にバイキング形式の昼食で飲めや食えやの大騒ぎと。
それはもう面白くて、なかでも良かったのは、「ウェイブボード」♪。人工の波が押し寄せてくるプールに、ボディボードを抱えて飛び込んで、後はサーフィンをするようにバランス良く波に乗る!簡単そうに聞こえるかもしれませんが、・・・実際簡単でした。
サーフィンの経験などまったく無い私やF氏も、ボードの上で「立つ」まではいかなかったものの「正座?」で波乗りすることができ、黒人のクラブメイツ達や野次馬の観光客の拍手喝采を受けたのを覚えています。
又、波にのまれ、吹っ飛び、前後左右も判らないまま、水を鼻や口からしこたま飲んだというのも、今は昔の良き思い出です。
あと「シュノーケリング」。クラブメイツに「フィッシュパン プリーズ!」と言うと、魚のえさをくれますので、そのまま隣接するプライベートビーチに行きましょう。エメラルドグリーンの水面に浸かりフィッシュパンをばらまけば、それはもうおびただしい数の魚が寄ってきます。自分の周りにだけ雨でも降っているような水しぶきと、自分の体をツツく無数の魚達。
「数,多すぎるわ!」と魚達にツッコんで退避しましたが、そんなスリリングな体験をお望みの方にはこれまたオススメです。
てなわけで楽しい時間はあっという間。そうこうしているうちにデイゲスト終了の時間になってしまいました。
後ろ髪引かれる想いでP.I.Cを後にしたのですが、そのころ私の体はスゴイ事になっていました。前日の「ロブスター」ばりの日焼けがレベルアップし、どう見ても「ヤケド」になってしまっていたのです。
恐るべしサイパンの日差し!恐るべし本日も炎天下で遊びまくったアホな私!!
常にサウナにでも入っているような焼けるような苦痛と戦いながら、「ここでヘコたれてはイカン!」と自分を励ましつつ、今日も夕暮れの浜辺を散歩するのでした。
歩くだけでも服の摩擦で日焼けが悲鳴を上げるこの状況を、貝殻拾いなどで気を紛らわしながら散歩していました。
するとヤドカリをゲットしたF氏が、今日はそれをネタに道行く女性観光客に声をかけまくっていました。
ヤドカリがそんなに珍しく無かったのかF氏に魅力が無かったのかはさておき、閑古鳥の鳴くF氏を横目に今日も晩飯屋を探すことにしました。


貝殻と私とヤドカリとF氏

今晩のディナーは我等のホテルからビーチロード沿いを少し北に向かったところにある「ボビーキャデラック」というピザ&ハンバーガー屋さんに決めました。
「シーフードピザLサイズ$8.95」・「チーズハンバーガー$7.95」×2・「缶ビール$2」×2などを注文し、多少予想はしていたものの出てきた量の多さに面くらいながら、今宵もまた半ベソをかきながら食すのでした。
その後ホテルに帰って酒盛りをしつつ、「まだ眠たくなぁい」と言わんばかりのF氏を横目に、一人ヤケドと化した日焼けに体の自由を奪われながら、寝ることしかできない自分を呪うのでした。22時就寝。


【四日目】

9時起床。恒例の「起きぬけビール」で乾杯。
「人間は慣れる生き物だ」とは良く言ったもので、もはや日焼けの辛さもなんのその。あまり気にならなくなってきました。
そんな訳で、強がる自分に涙しながら近所のマクドナルドに向かうことになりました。


強がる男

食してみると気のせいか日本のマクドより大味(薄味?)だったように思います。でも量はキングサイズ・・・。
とは言え初日からスコールすら降らない快晴で、今日も気持ちいい青空が広がっていたので海沿いを散歩することにしました。
「海に膝まで浸かり、一人で水のかけ合いをする私(トップページの写真参照)」や「打ち上げられた流木に腰掛け振り返るF氏(下図)」といった、芸術的なのかそうでないのか微妙な写真を次々と撮っては大騒ぎしつつはしゃぎました。


さすがは日中のサイパン。夕暮れ時なら心地よかった砂浜も、炎天下の散歩には適していませんでした。
自然と我々の足もハファダイビーチホテルのプライベートプールに向かい、午後からは大人しくプールサイドでまったりとした至福の時間を味わうのでした。
この日のF氏のガールハント結果もいまひとつだったのですが、ひとつだけ良いことがありました。
それは、ガラパン中心部のメインストリートで毎週木曜日にナイトマーケットが開催されるという情報をゲットできたからです。
開催時間の夕暮れを待ち、早速聞いた情報を頼りに昨日の晩飯屋をさらに北上し、第一ホテル前の繁華街で開かれる「ガラパンストリートマーケット」に到着しました。
そこには中華料理、タイ料理、チャモロ料理、焼きそば、ホットドックなどさまざまな食べ物の屋台やお土産品・民芸品の屋台もあり、我々もそこでディナーにすることにしました。
$5.50ほど支払うと、ずら〜っと並ぶ料理の中から4品(ライスorチャーハン付き)をチョイスできるというもので、我々も思い思いの料理に舌鼓を打つのでした。
私の選んだのは、焼き鳥・手羽先・ミートボールの甘辛煮・酢豚の4品でしたが、酢豚の豚肉に体毛がワサワサ生えていたのを発見した時には、たいそうテンションが下がったものでした。
でも陽気なローカルの掛け声や楽しい音楽に下がったテンションを序々に上げてもらいながら、のんびり民芸品などを見て回りました。
また中心にあるステージでは地元民で結成されたダンスチームが民族ダンスを披露し、ガラパンの夜をさらに盛り上げてくれています。そしてやっぱり思うのでした、
「リゾートってええなぁ」と。

その後、さらにテンションが上がる出来事が起こりました。今や全国ネットで活躍中の漫才師「中川家」の礼二がいるではありませんか!
しかも真っ黒に日焼けして、屋台で焼き鳥を焼いていました(笑)。
タネを明かせば何のことは無いタダのそっくりさん(現地人)なのですが、それはもう良く似ていて、我々の申し出を快く受けてくれて一緒に写真を撮ってくれました。しかもノリノリで♪
言葉は通じずとも国境を越えた瞬間でした。現地の礼二さん本当にありがとう!!


中川家・礼二を挟んで♪(礼二・拡大)

その後、ピンク系のお店の呼び込みお姉サンを多数かわしながら、我らがホテルへ着きました。
しかし今夜は一昨日からの日焼け痛も今や頂点に達し、持参していた風邪薬やら解熱剤やらを服用しつつ自分の痛点をだましだまし眠るのでした。な〜む〜


【五日目】

とうとうこの日がやってきてしまいました。最終日です。愛しのサイパンとも今日でお別れなのです。
いやがおうにもテンションは下降気味。ちょっぴりおセンチな気分に浸りながら、最後の「起きぬけビール」を二人で噛み締めました。
しょんぼりしててもお腹は減るんですねぇ。そんな今朝の朝食は、当ホテルの横に位置するハファダイ・ショッピング・センター内の喫茶店でサンドイッチなどを食べました。
F氏はドーナツを注文していましたが、サイパンの菓子パンは大量に砂糖を使っているものが多く、このドーナツも例にもれずそんな感じのものでした。
どうやら日本男児の舌には合わなかったようで、半分近く食べ残したF氏と共にその店を後にしました。
そしてその後は飛行機出発までまだ少し時間があったので、お土産でも買いに行くことにしました。
向かった先は言わずと知れたDFSギャラリア。東京ドームを超える3,000坪の巨大スペースで、ワールドクラスのショッピングエンターテイメントが楽しめ、店内はバラエティーに富んだ3つのワールド(ファッション、ブティック、エンターテインメントワールド)から構成されており、ゆっくり見て回るとあっという間に時間が過ぎてしまうとのことでした。
しかし、マカデミアンナッツを少し買うだけの我々にとって、そんなに時間がかかるハズもなく、ちゃちゃっと買って所要時間30分で買い物終了。


帰国を前にし、放心でギャラリアを眺めるF氏


帰り支度をするべくホテルに戻った我々は、冷蔵庫に残ったビールを酌み交わし、サイパンとそこで過ごした5日間に乾杯しました。
「サイパンよありがとう、そしてさようなら(T0T)」

そして無情にも定刻通りに来た空港への送迎バスに乗り、お世話になったホテルを後にするのでした。
空港では、F氏が手荷物や下着を含む全ての持ち物を再検査されたこと(笑)以外は、順調に搭乗手続きも済み、無事15:10発の関空行きに乗り込むことが出来ました。
機内では他のお客さん同様に、遊び疲れた体を癒しつつ死んだように眠りました。
あっと言う間に17:45関空到着。
早速携帯のメールチェックをしたF氏の報告によると、この数日間大阪では記録的な大雪に見舞われたとのことで、二人して、
「なんか得したなぁ」
などと言い合い、明日から待っている仕事などの現実から目をそらしつつ帰路に着くのでした。

ただ心の中では、
「リゾートってええなぁ」
と叫びながら・・・。


【エピローグ】

そんなこんなで長々と書いてきましたが、この日記がこれからサイパンに行こうと思っている方の何かの参考になったり、海外旅行の行き先を決めかねている方の小さなキッカケにでもなれば、こんなに嬉しいことはありません。ではでは皆さんも心に残るすばらしい旅を!!
それから、ハチャメチャながらも楽しい時間を共に過ごし、私がヤケドと化した日焼けに苦しんでいた時には、氷水などを用意し心配してくれたF氏。
本当にありがとう。
君とまた旅が出来る日を心待ちにしています♪

                                心の友より

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