3/23北京首都空港に到着。
今回も違うホテルを探そうと、1Fにある賓館案内所へ行く。 いくつかのカウンターが
ずらり並んでいる。各カウンターでは扱うホテルや等級が違う。
安いホテルを扱う カウンターへ行き、紅橋市場に近い250元位のホテルがあるか
小姐に尋ねる。隣にいた北京艾信旅行社の男 が身を乗り出すように
「おまかせ下さい」とやってきた。何か張り切りすぎて、うさんくさい感じがした。
「祟豫賓館というホテルが空いています」と言う。紅橋市場に歩いて10分位なのでOKし
パスポートを見せ、前金130元を支払う。残り120元はホテルで支払うやり方だ。
この方法のメリットはいちいちホテル まで直接行っても部屋がない場合があり、
うろうろ探さなくてもよい。逆にデメリットはいざホテルまで行って 気に入らなかった
場合、すでに前金を払ってあるので妥協しなければならない。
賓館案内所まで戻って別のホテルを探してもらうことも出来るが・・面倒。
とりあえずタクシーに乗る。日本式に後ろに座ると、 前に座れと言うので仕方なく
助手席へ。前は狭いので嫌いなのだが・・。その上、帰りはいつだとか、 名刺を渡され、
その時はホテルまで迎えに行くので電話しろだとか馴れ馴れしくよくしゃべる運転手だ。
(申し遅れたが当方、中国語はある程度は出来る。妻は中国人だ。)妻には失礼だが、
中国人の場合 親切の裏には、魂胆がある場合が多い。
車はその内、華工路に入る。その内のろのろ運転になり きょろきょろ探し始めた。
おいおいまたかー?わざわざホテルの小冊子を渡して、地図見りゃ分かるだろう
に・・・。その内空港を出て45分、ほぼ予定どうりにホテル到着。すると運転手が
「100元もらっておこう」 と言った。おいおいなんでや?
高速代と運賃とで92元やろがー、と思いながら100元を渡しフロントへ行く。
小姐が「身分証を見せてください」と言ったので、パスポートを出すと、
「外国人は泊めれない」と言う。 おいおいおい,またかー。(上の赤字参照)
空港の賓館案内所でパスポートを見せてるやろが・・。そのうち 小姐が電話をし、
ちょっと待っていてくださいと言う。10分位で奥から旅行社の男らしいのが出てきて
別のホテルを紹介しますと言い。タクシーで10分くらいの所で紅橋市場にも近いという。
タクシー代は? と尋ねると10元位ですからと言う。おいおいおい、それ位そっちで出せ
よーと思いつつ、タクシーに乗り込む。 10分が過ぎてもまだ着かず、あらあらあら、
いつの間にか王府井じゃーあーりませんか。まだ奥へ 進む。着いた所は
王府井のはずれにある小奇麗なホテルだ。ここでも、ちょっと待っていてくださいと言う。
小姐に「ここは1泊いくらか」と尋ねると200元と言う。すると、隣にいた小姐が
肘で突付いていた。「余計な事 を言うな」ってな感じだ。しばらくすると、また旅行社の
男らしいのが出てきて、この近くに良いホテルがある、とその男の車で3分後、
東四飯店に到着。民家の並ぶちょっとへんぴな所だ。

東四飯店 部屋の様子 王府井
建物は立派だが古い。 残金110元と保証金50元を支払う。
フロントの料金ボードに1泊235元と書いてある。大姐にそれを言うと、
外国人は500元位かかると言う。「おいおいおい、今は外国人料金なんか廃止になって
そんな訳ないやろ」と言うと大姐は苦笑いをしていた。
部屋に行き荷物を置いて、さっそく紅橋市場へ行こうと、大姐にバス停を教えてもらう。
ホテル玄関を出て左、次を又左へ民家の中を進む。個人商店や小吃が点々とあり
何か昔に戻った感じ。久しぶりに心が和んだような感じがした。
小吃の空いてる窓から聞こえる鉄なべの音、 おいしそうな匂いだ。
その内、大道りに出て、東四のバス停に着く。教わった106号の電車(と言ってもバス。
上に電線がある)を待つ。すぐに来た。ほとんど満員だ。1元を車掌の太々に支払う。
ほとんど満員なので外の景色が見えない。アナウンスが頼りだ。
乗客はもちろん全員、中国人だ。私が日本人というのを誰も 気付いていない。
私も違和感なく溶け込んでいた。25分位で紅橋に到着。
真っ先に君安賓館に明日の予約 をした。それから紅橋市場へ行く。
あっという間に閉館時間。来た道を逆に106号の電車で東四まで戻る。
路地の入り口に美容室があった。前を通り過ぎたが、戻って散髪をしてもらおうと
いくらか尋ねると、15元だ。 まずはジェルみたいのでシャンプーだ。
小姐がつめを立ててやるので痛い。キュ−ティクルが剥がれるじゃないか。
つめを立てるのは、夜ふとんの中でやってもらいたいものだ。
出来上がりは、予想外に上手だ。 ホテルに荷物を置いて、食事をするため王府井へ
向かう。バス停への逆の道へ進む。富豪ホテルにぶつかり 左へ進む。
約10分で新東安市場が見えた。意外に近い。王府井へ来ると必ず寄る東華門の
餃子専門店へ行き一人前6個入り6元を2皿と青島ビールを飲みホテルへ。
時刻は10時を少し回った頃だ。辺りは濃紺の 闇。街灯なんかないので民家から
こぼれる灯りを頼りに進む。すると胡同にひと際目立つホテルの イルミネーションだ。
なにか幻想的な感じでしばし見とれていた。
部屋に入り据え置いてある茶を飲んで一息 つく。するとなんだか妙な感じだ。
やけに静かだ。シーンと静まり返っている。まるで山奥の炭焼き小屋にでも
いるようだ。神経が研ぎ澄まされるとはこういう事を言うんだなあ。
翌朝チェックアウトをし、大通りへ出た。 さーどうする?スーツケースがあるぞー。
むろんタクシーで紅橋だな。バスにこんな大きな荷物を持って 乗り込んだら断られるに
違いない。まして満員に違いないし・・。いや待てよ、ダメもとだ、そうなれば、タクシーで
行けばいいじゃないか。推測だけでは結果が出ないし、一度試してみよう。
待っている間、バスの 看板を見ていると、807号も同じルートで距離によって料金が
上がっていく。まあ早く来たほうに乗ろうと待っていると807号が来た。
ななな、なんだー?予想をはるかに上回る、サロンバスだ。
(ちなみに肩などに貼るサロンパスではない)その上、乗客が少ないので
余裕で座れる。車掌にどこまでか聞かれ、一言 「紅橋」。2元だ。スーツケースも
セーフだ。電車に比べスピードが格段に速い。いわゆる軟座バスみたいだ。
乗り降りする乗客も少ないので10分ほど早く紅橋に着いた。やがて夕刻になり
紅橋市場が閉館作業で慌しくなった。18時半にもなると辺りは暗くなっている。
ホテルへ向かおうと、法華寺街へ。ホテルの向かいのフェンス内のテント小屋から
裸電球の灯りと煙が漏れている。食堂でもやっているのか門の内側へまわろうと
すると、門の前で人だかりができていた。何か車えびをトラックの前で売っていた。
中へ回ると予想どうり食堂だ。今日は忙しくて米を食べていなかったので、中へ入った。
若い夫婦でやっているみたいだ。ボロボロの手書きの采単を見て、
回鍋肉と燕京ビールと白米飯を注文した。「ごはんは大盛りにしますか?」と聞かれ、
もちろん大盛りにしてもらう。回鍋肉を一口食べると「んーうまい」。
家庭料理みたいに素朴だが、油も多くなく塩辛くなく、程良い味噌味だ。
中国では日本の定食と違い、一人でも皿に大盛りで出てくるが、あまりのうまさで
すべてたいらげた。「買単」とひとこと。11元だ。えー?安うー。
大満足でホテルへ帰った。