<概論−2.仮名遣いの規則>

現代かなづかい

1946(S21)

現代仮名遣い

1986(S61)

当用漢字表

1946(S21)1850

常用漢字表

1981(S56)1945

送り仮名の付け方

1973(S48)内閣告示

(1)現代仮名遣い

<原則>

現代語の音韻に従って書き表すこと(公用文を対象とし専門分野・個々人は対象外)

<例外>

1.オ列長音の表記

「ふ」→「う」(扇あふぎ、塔たふ)

「ほ・を」→「お」(氷こほり、十とぅお、こおろぎ、ほお、おおかみ、仰おおせ、公おおやけ、ほおずき、炎ほのお、憤いきどおる、覆おおう、凍こおる、通とおる

いとおしい、多おおい、大おおきい、遠とおい、おおむね、おおよそ)

2.格助詞「は、へ、を」

※例外:いまわの際、すわ一大事、来るわ来るわ、雨も降るわ風も吹くわ

3.「言う」=「いう」

活用させると「い」で発音しているから。「結う」は「ゆ」である。

4.四つ仮名

(1)同音連呼(ちぢむ、つづく、つづみ、つづら、つづる)

(2)ニ語の連語(はなぢ、そこぢから、いれぢえ、まぢか、みかづき、にいづま、こころづくし、てづくり、こづつみ、みちづれ、ねばりづよい)

※許容(どちらでもよい)

世界中、稲妻、固唾、絆、杯、ときわず、ほおずき、みみずく、うなずく、ぬかずく、ひざまずく、さしずめ、うでずく、ひとりずつ、ゆうずう

(2)送り仮名の付け方

通則1-本則

活用のある語は活用語尾を送る

書く、催す、潔い、賢い、生きる、考える、助ける、憤る、承る、実る

<通則1-例外1>

語幹が「し」で終わる形容詞は「し」から送る

美しい、恋しい、著しい、惜しい、悔しい、珍しい

<通則1-例外2>

活用語尾の前に「か」「やか」「らか」を含む形容動詞はその音節から送る

暖かだ、静かだ、穏やかだ、健やかだ、明らかだ、滑らかだ、柔らかだ

<通則1-許容>

()す、著()す、現()れる、行()う、断()る、賜()

通則2-本則

派生した語は元の語の送り仮名のとおりに送る

動かす、照らす、語らう、計らう、向かう、浮かぶ、生まれる、押さえる、終わる

<通則2-許容>

読み間違えるおそれのない場合は省いても良い

浮ぶ、生れる、押える、終る

通則3-本則

名詞は送らない

<通則3-例外1>

辺り、哀れ、勢い、幾ら、後ろ、傍ら、幸い、幸せ、互い、便り、半ば、情け、

斜め、独り、誉れ、自ら、災い、数の「つ」一つ、幾つ

通則4-本則

活用のある語から転じた名詞、接尾語が付いて名詞になった語

<通則4-例外1>

趣、氷、印、頂、帯、畳、話、光、舞、係、組

<通則4-許容>

読み間違えるおそれのない場合は省いても良い

()、届()、願()、晴()、当()り、代()り、答()、問()、祭()

通則5-本則

副詞、連体詞、接続詞は最後の音節を送る

必ず、更に、少し、既に、再び、全く、最も、及び、且つ、但し

<通則5-例外1>

明くる、大いに、直ちに、並びに、若しくは

(付けないもの)

(他の語を含むもの)併せて、至って、恐らく、従って、絶えず、例えば

通則6-本則

複合の語はそれぞれの送り仮名を送る

書き抜く、流れ込む、申し込む、打ち合わせ、聞き苦しい

<通則6-許容>

読み間違えるおそれのない場合は省いても良い

()抜く、流れ込む、申()込む、打()()せ、聞()苦しい

通則7-本則

慣用に従って送り仮名を付けない

・地位、身分、役職など:関取、取締役

・工芸品の名に用いられる:織、染、塗

・その他:書留、切手、消印、小包、振替、切符、踏切、子守、献立、日付