<言語学−2.類型論(タイポロジー)>
・世界の言語:3000〜6000※政治的、社会的要因によりカウントは難しい。
(1)語族
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インド・ヨーロッパ語族 |
英、仏、独、ヒンディ |
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シナ・チベット語族 |
中、チベット、ビルマ、タイ |
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フィン・ウゴル語族 |
ンランド、ハンガリー |
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オーストロネシア語族 |
東太平洋からマダガスカル島にかけての地域 |
・ウィリアム・ジョーンズの仮説:インド・ヨーロッパ祖語
・グリムの法則:「音韻対応(規則的な音の対応) →祖語の判定」※すべての語において対応していること
☆日本語は語族がないと言われている
南方系(マライポリネシア語族)を基礎として・・・開音節構造、語彙に共通性(文法は全然違う)
北方系(ウラル・アルタイ語族)がブレンドされたと考えられている・・・助詞を使う、語順が同じ
日本語のユニークな点:表記が3種類、かきまぜ可、省略多用、待遇表現など
(2)形態
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孤立語 |
中国、ベトナム、ビルマ 各単語が実質的な意味を持ち、文法的機能は「語順」によって表される |
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膠着語 |
日本、トルコ、ハンガリー 「実質的な意味を表す」自立語に「文法的機能を示す」機能語がくっつく |
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屈折語 |
英、アラビア、ギリシャなどラテン系言語 語形変化によって各単語の文法的な機能が表される |
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抱合語 |
ロシア地方チュクチ語、イヌイット、ネイティブアメリカン、オーストラリア原住民 品詞の異なる語幹が融合して一つの作ることができる、膠着語と屈折語の両方の特徴をもつ |
※英語ほか、ほとんどの語が一つの形態だけに当てはめられない。
・フンボルト「言語相対論」
ある言語の構造と、その言語の話し手の外界認識洋式との間に密接な関係があるとする学説
(3)語順
・グリーンバーグ:鏡像関係→基本語順が決まれば他の構成要素の語順も決まる
<語順>
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SOV(56%) |
日本、トルコ、ビルマ、バスク |
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SVO(40%) |
英、フィンランド、ギリシャ、マレー、ノルウェー |
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VSO |
アイルランド、タガログ、ヘブライ、マオリ、マサイ、ウェールズ |
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VOS、OVS、OSV |
(4)主語と目的語がどのような格表示(ケースマーキング)で区別されているかによる分類
・対格型言語:ヨーロッパの主要な言語、日本語
・能格型言語:オーストラリア原住民語(ワロゴ語)、バスク語、マヤ語