<音声学−4.アクセント>

  日本語:ピッチ(高低)アクセント(方言差がある:日本語独特)

   英語:ストレス(強弱)アクセント(音節(子音や母音の束)がアクセントを担っている)

(1)音節(シラブル)、拍(モーラ)、リズム

  ☆日本語はモーラ言語で、1フット=2拍(モーラ)ずつまとめるリズムを好む

   (自立拍も特殊拍も全て同じ長さ:等時性)、英語は音節(シラブル)言語

      とう:5拍、4音節  こん ばん 5拍、3音節

   おばさん・おばあさん:どちらも3音節→違う語として認識するのが困難!

 

(2)アクセントの機能

  ・境界表示機能:アクセントから単語の境界(数)を推測し、意味を理解する

  ・弁別機能:音素の配列が同じ複数の語(同音異義語)を区別する「ハシ:橋・箸・端」

 

(3)アクセントの種類(型と式)

   起伏式(頭高型、中高型、尾高型)、平板式(平板型)

   ※拍数が増えてパターンが増えるのは中高型のみ

   ※尾高型と平板型の区別は、後ろに助詞「が」を付けないとわからない

 

(4)型の数

   共通語(東京式):n+1(n:拍数) (関西式:2n+1)

 

(5)共通語(東京式)のアクセント規則

  ・1拍目と2拍目は違う高さでなければならない

  ・単語の中で一度下がったピッチは二度と上がらない

 

(6)アクセントの変化傾向

   平板化:慣れてくると平板化する傾向にある(業界用語(隠語)・若者言葉に多い)「カレシ」「クラブ」

 

(7)複合語のアクセント

 A.複合語と名詞句の違い(「青鉛筆」「青い鉛筆」)

  ・形態の違い(活用語尾の有無など)

  ・意味の違い(複合語の特殊化)

  ・アクセントの違い

 B.複合語のアクセントの規則

  ☆複合語のアクセントの型は、後ろの要素(第二要素)の拍数とアクセント型によって決まる

   (第一要素のアクセントや拍数は関係ない)

 (a)後部3・4拍

   頭1拍低+後部アクセント 頭高型・中高型:そのまま

                尾高型・平板型:後部要素第一拍目にアクセント核が付く

 (b)後部5拍以上

   頭1拍低+後部アクセント すべての型:そのまま