どんな道具を揃える?
道具なんて、普通の手入れをするなら高価な物はいりません。
ホームセンターや家電量販店なんかを覗いてみましょう。
手入れ台も工夫次第。 自分の周りを見てみよう。
椅子を2脚使ったり、100円ショップの風呂用の椅子を使ったり。
工夫するのも楽しいですよ。 (^^)v
まず重要な手入れ台写真には有りませんが、トップとテールの支えもあります。 乗せ掛けるだけですが作業性に問題はありません。
両脇の黒い支えは、ボード用です。 ビンディングの両外にくるので固定が効きます。
板の滑り止めには、メッシュのウレタンを使っています。黒い部分がそれです。
奥には作業中の小物置きを作り付けました。
ワックスの色々

ワックスには、固形・液体・半練りの物があります。
製品によっては、ボード用とかスキー用と書いてありますが、成分はほとんど変わりません。
サーフィンのワックスは、用途がまったく違うので使用しないでください。(笑)
フッ素など撥水成分などにメーカ特徴がありますが、レースなどシビアな場面に使用しないのであれば、安価なワックスで十分です。
クリーニングワックス
パラフィンが主成分でほぼ添加剤が入って無いのが特徴。シーズン前のワックス入れや、新品のワックス入れはこれで十分。
リムーバを使うとソールが痛むと言われていますが、そのような物をメーカーが出すわけが無く、
取説通り扱えばクリーニングワックスを使う必要はありません。
ベースワックス
これもシーズン前や新品を購入した際のワックス入れに使います。
滑走ワックスのフッ素などを結び付きやすくしてある物で、メーカーごと同じワックスで統一した方が、ワックスの性能が出せると思います。
滑走ワックス
各メーカーの開発により、撥水や静電気を除去するなど工夫が見られます。
ベースワックスのみでも滑走性は保てますが、より快適に滑るなら滑走ワックスの塗布を薦めます。
レース用にワクシングするときは、当日の雪質を見極めなければなりません。
メーカーでは、長年の経験からチャートを作って公開しています。参考にしましょう。
スタートワックス
レースなどで良く使います。主にパウダー・リキッド・ペーストなどが有り、スタート前に塗りこんでおきます。
スタート時の初速を上げるのが目的です。使い慣れないと・・凄く滑るので驚くと思います。
レースの前のトレーニングも同じセッティングで滑る必要があるので、高価なワックスですが使う必要があるでしょう。
本番と練習のセッティングが違うと、本領発揮とはいかなくなりますから・・
ベースバーン BB
雪面との摩擦熱でソールの温度が上がり過ぎるとワックスが抜け、変質やソールがケバだってしまいます。
ベースバーン防止のため、硬いワックスやアンチBBと言った物を塗りこんだりします。
BBが起こり易い所は、特に両サイドのエッジ付近です。
ブラシ各種
左上から”鉄ブラシ” ”真鍮ブラシ” ”馬毛ブラシ” 下は”カーボンブラシ”
鉄ブラシは、一旦ソールを荒らすのに使っています。 ベースマークの付いた板には使用しません。
真鍮ブラシは、荒らしたソールのケバ取りや、プラスクレーパーで取れなかった窪みに入ったワックス取りなどに使います。
馬毛ブラシは、ブラッシングの仕上げに使います。 静電気が起きにくいので細かなワックスくずも取り除きます。
カーボンブラシも静電気が起きにくいので仕上げ用です。
揃えて欲しいのは、真鍮・ナイロン・馬毛の3つ。
それぞれのブラシはホームセンターで購入。ショップで買う物の5分の1の値段で済ます。
ただ、毛先が長いので少し刈り込む必要があります。 爪きりやキッチンハサミを使って、ショップの物を参考に刈り込んでください。
用途・使い方は、スクレーパーで粗取りした面から、更にブラッシングで余分なワックスを取り除きます。
硬いワックスなら、真鍮→ナイロン→馬毛の順で使用します。 真鍮は掛け過ぎないでください。
柔らかいワックスは、ナイロン→馬毛の順番です。
ナイロン
安物を見付けるのに苦労しました。 固めの毛先をやっと見つけたのが風呂ブラシでした。(笑)
これも腰を強くするために短く刈り込んでいます。 キッチン用の丈夫なハサミなら楽に刈り込めます。
アイロン
アイロンはワックス専用の物になると1万円近くします。 温度調節ができれば使えるので、家電量販店などで購入。
写真は1400円で購入。(^^v テフロン加工は使っているうちに剥がれてしまうので、紙ヤスリで剥がし落とします。
#400くらいの紙ヤスリを平らな板やテーブルに置いて、その上を往復させ剥がし落とします。
仕上げは#800〜#1000で仕上げます。
アイロンの温度は、化繊の温度帯あたりを使用。 ワックスの種類によっても違いますが、少し溶かしてみて、煙が出るようなら温度は高過ぎです。
ソールは動かし続けなければ溶けます、注意してください。 特にグラファイト素材はシビアです。<p>
プラスチックスクレーパー
アイロンがけをした後のワックス剥がし(粗取り)に使います。 長面の角、4ヶ所を使います。
角はワックスがけの度に研ぎ、直角に角を立てておきます。
ホームセンターで3〜5mmのアクリル板を購入して、カットして使っても支障ありません。
黒い物はメタルスクレーパーです。
ソールが、かまぼこ状になった時、エッジと同じ高さになるように削ったり、傷をリペアした時の荒削りに使用します。
軍手は怪我防止に必ず使用してください。
ただ・・ロータリーブラシ使用の時は、巻き込み事故があるようです、回転中のブラシに巻き込まないような皮素材の手袋などを使用しましょう。
ワックスリムーバー
スプレー缶や写真のようなボトル入りの物が有ります。
ボトル入りは、市販のスプレーを買って詰め替えて使用します。
あると便利 キッチンペーパー
リムーバで汚れを取るときや、ホットワックスの時に余分なワックスを染み込ませスクレープの手間を少なくします。
また、ペーパーに染み込んだワックスを使う事で、ホットワックス一回の使用量も少なく出来ます。
専用のペーパもありますが、高価です。
ワックスのサービスマンの講習で質問した時に、タオルなど繊維が出過ぎる物意外なら問題無いとの事でした。
使い方は、ソールに直接 数滴ワックスを垂らします。
ペーパーの上にアイロンを載せ、ソールの上をペーパーと一緒にアイロンも動かせばOK。
ワックスが溶け始めればスムーズに動きます。 動かす方向は一方方向だけです。
板から離すときは、一緒に離し上げてください、ワックスがすぐに固まり板に貼りついてしまいます。
コルク
固形ワックスの生塗りやスプレーワックスの時に、コルクの摩擦熱でソールへの塗り込みに使います。
サンドペーパーを巻き付けての平面出しや、ソールを荒らすのに使ったりします。(なんちゃってベースマーク)
(なんちゃってベースマーク)
この加工をすると、ベースマークの効果が多少得られます。 #80(粗目)のサンドペーパーをコルクに巻き付け。
トップからテールに、多少強めに同じ力で直線にサンディングしていきます。 1回をなるべく長く行います。
(古い角質を落とす?(笑)
ワックシングしても滑りが悪く感じる時は、#800〜#1000を使って古いソールを削ってしまいます。
滑走面のリフレッシュですね。 同じ所を2〜3回削れば十分です。 トップからテールに均一い削ってください。
仕上げは、真鍮ブラシ→ナイロンブラシの順でブラッシングして、削ったケバを無くします。
その後、ワクシングを数回すれば、滑りは蘇ります。(経験上・・・・・たぶん^_^; )
各種ヤスリ
波目ファイルやエッジ用のファイル(やすり)です。
この他に、耐水紙の紙やすりもあれば便利です。
波目ファイル
ソールがフラットで無くなった時に使用します。
一方向にしか削れません、食い込み易いので軽い力で少しずつ削ります。
写真の下 赤と青のヤスリは、サイドエッジをベースに対して90度に保って削るホルダーです。
商品によっては、90°〜83°に調整できる物もあります。
スクレーパーの目立てにも使用しています。
ヤスリの作業全般について、作業で出る削りカスで傷が付く恐れがあるので、削りカスはこまめにブラシ等で取り除きましょう。
リペアキャンドル・フラッター
石を踏んでソールに深い傷が入った時の補修用です。
火を着けて使用します、多少経験を積まないと仕上がりが上手くいきません。
あまり深いものや大きいものは補修できませんが、小さいものなら補修してしまいましょう。
小さ過ぎる傷は彫刻刀などで少し大きくして補修します。 気にならない程度なら補修はしません。
色は2種類 白と黒。 板の芯まで傷が入ってなければ水の浸入が無いはずなので補修をしなくても大丈夫です。
傷の補修(滑走性)を取るか、見た目を取るかですね。
両側赤の取っ手が付く道具は”フラッター”といい、かまぼこ状になった板をフラットに削る道具です。
リペアキャンドルで補修した後も削りますが、慣れてないと削り過ぎるので注意しましょう。
写真はスキー用です、ボード用に幅広の物が有るかは不明。 メタルスクレーパーでも代用は出来ます。根気が要りますが・・
工具類
左から10mmレンチ・ドライバーの換えビット・ラチットドライバー・錆び落とし消しゴム・ネジ止め剤(赤容器)
工具は、ネジの緩みによる部品の脱落を防ぐ意味で、必要な道具は揃えるようにしましょう。
常に気をつけて整備する事が、道具を永く使うコツです。
写真の道具類は、ホームセンター等で安く揃います。
錆び落とし消しゴムだけはホームセンターで見つける事ができませんでした。
水分に気をつけて手入れ保存を行えれば、ほぼ使う事がありませんが。
安い物なので購入を薦めます。
ダリング
基本のエッジ角度は90°ですが、板を回し易くしたり、ターン中の雪面コンタクトを良くするために加工します。
ベース側のエッジ加工の際、写真のようにファイルと一緒に使用してエッジに角度をつけます。
メーカーによりますが、0.5°〜3°までの角度ベース側に付けます。
トップ・テールから5〜20cmに角度を付ける事で、板を回し易く(ターンし易く)します。
サイドエッジ側にも角度を付けて88°にし、ターン中の雪面の捉えを良くしたりも出来ます。