独断場

身延線に乗車中、偶然見つけた。
屋根の形状からみて洋風建築を志向しているのは明らかである。現在までに何度か増築を繰り返していると思われ形が部分的に崩れてはいるが、この種の小規模な駅舎としては総じてバランス感覚に優れた美しい駅舎と見た。特に屋根における切妻破風の位置や並ぶドーマー窓とのバランスは、ココしかない!コレでしょう!という絶妙なものだと思う。



切妻破風は屋根の中心から少し北側にずれている。敢えて中心に置かなかったのが良い。またドーマー窓は若干小さくも思えるがこの程度に抑えたことで駅舎の特徴である切妻破風が強調されている。建物にとって屋根はとても重要な要素であることを改めて確認した。
その屋根をかぶる壁面は実用一点張りで窓は柵を張ったステンレスサッシに交換されているし、その位置もバラバラ。それなりの事情があるのでしょうが、美的観点から言えば、もうちょっと何とかしたら、と言いたくなる。
ところで、瓦に発見した紋章のようなもの。富士身延鉄道の社章だろうか。確かめたいのだが、現在のところその手立てがないのは残念。
近年、この駅のある田富町の環境は大きく変化しており、あるいは駅舎が改築される可能性があるかもしれない(勝手な私の予想だから、何の確証も無いけれど)。