独断場


誰がどう見たってガンダムかなんかに出てくるキャラクターの頭だ、絶対!
本の写真でその姿を見たときは、毛綱毅曠という人は何を考えておるのか、と率直に思った。それに、設計した方もした方ならOKした方もした方だ。実物はどんなモンだろうと、怖いもの見たさで私は訪れてみた。
さて、駅に立つと言うまでもないが周囲から浮いて・・・いない(!)

盛夏の駅前にあるのは木立に囲まれた日本家屋の民家が数軒と果てしなく続く青田、そして空。この「みどり」と「あお」の世界の中で突如現れた駅舎は、産み落とされた「銀のたまご」のようで愛らしい。際立って目立つ存在なのに周囲の環境と違和感を感じさせないのは不思議に思える。少なくともこの場でロボットアニメのキャラクターを想い起こすことは無かった。
楽しい思いをした外部とは正反対に、私を立腹させたのは内部空間である。但し空間デザインが悪い、のではない。ホームからコンクリート打ち放しの連絡通路を抜けた後に広がる黒の空間は劇的で、しばらくは内部を見回して楽しめる(それが終われば身の置き所に少々戸惑い、長居をしづらいのは確かだが)。

立腹させた一番の原因はここでもメンテナンスの不備であった。備え付けのベンチはホコリまみれで、勇気を奮って腰掛けると、「ブーブークッション」の出来損ないのような音がする。壁も床もまた然り。この駅は旅行者を迎える頸城村の「顔」ではなかったのか?!
大事にしよう!本当に!