独断場

私にとって因縁の駅である。一度取材に失敗して今回リベンジを果たした。
自宅に近い(最寄駅ではないけれど)こともあり、またときわ台駅近辺の沿革が興味深いせいもあって、是非取り上げようと考えていた駅である。写真はとるな、といわれるとなおさら取り上げないわけにはいかない。


小ぶりでありながら青い屋根と白い壁のコントラストが美しく愛らしい駅である。また、壁を飾るパネルがとってもよく出来ている。庇を支える柱にも手を入れている辺りは当時の東武鉄道がこの駅、ひいては常盤台の住宅開発にかける意気込みがひしひしと伝わってくるのである。惜しむらくは駅舎の周りを大きな庇が囲んでいること。利用者の利便を考えると致し方ないが、外観を損なっていることは否定出来ず、誠にもったいない!
今では東武東上線随一の高級住宅街となったときわ台駅周辺であるが(この一帯だけが家並みといい、門構えといいまさに別格なのです)、開発着手以前は全くの農村であったという。つまり現在の感覚でいえば多摩や千葉東部のニュータウンに近いものだったのだろう。現在でもそれら地域で開発された住宅地に設置された駅にはチカラの入ったデザインを装うものが散見される。また、常盤台住宅地の生まれた時代では都内近郊の様々な地域で同様の開発が実施された。
そういった新興住宅地にある駅の「地域比較」・「新旧比較」をやってみると面白い結果が見えてきそうな気がする。