日本全国鉄道のりつぶし 6/43
「のりつぶし」東北地方初見参。雪深い秋田県でも今日はこの時期にしては珍しいほどの猛吹雪。
東北新幹線も普段は雪の降らない福島県内で、相次いでポイント凍結による一時停止に何度も見舞われ、波瀾のスタートとなった。
JR北上線 北上→横手
結局、東北新幹線は15分遅れ。接続する北上線列車を待たせて発車した。北上線は岩手県北上市と秋田県横手市を結ぶ短絡線。しかし奥羽山脈を越えるために、猛吹雪で何度も行く手を阻まれた。
横手市はかまくらで有名な町。さっそく駅から徒歩10分の所にある「かまくら館」に行く。

ちょっと暗いのは照明で雪が溶けないようにしてあるから。雪で作った「かまくら」をそのまま保存しているので、巨大な冷蔵庫の中に入っている。設定温度は−10度。でも施設の外は−3度。デジカメもなかなか調子があがらなさそう。
ちなみに横手市のもうひとつの名物が横手やきそば。やきそばで町おこし、ということで町中の料理店で横手焼きそばが食べられる。ちなみに大阪風やきそばに似ている。
JR田沢湖線(秋田新幹線) 大曲→盛岡
奥羽線で大曲に。ここからは秋田新幹線こまち号で盛岡へ向かう。こまち号は秋田から大曲まで来て、この駅で降り返し、田沢湖線を進む。したがって、秋田から大曲までは全員後向きで運ばれて来る。
今回使用したきっぷは「田沢湖十和田湖周遊券」。全車指定席の秋田新幹線でも勝手に席に座ってもよいという、凄いきっぷ。ただし本来の指定席券を持った人が来たら、どかなくてはならない。というわけで角館・雫石の2駅でいちいち列車内を移動する事に。なんだかな。

レールも雪で埋もれてしまう秋田新幹線大曲駅ホーム
JR花輪線 好摩→大館
今日は一日中猛吹雪。花輪線は盛岡郊外の好摩(こうま)駅から秋田県大館市を結ぶローカル線だが、八幡平・安比(あっぴ)国際スキー場・玉川温泉・田沢湖などを結ぶ観光路線。スキー客が多い。
これで奥羽山脈を1日に3回登ったことになるが、花輪線がもっとも雪が激しかった。写真は途中の松尾八幡平駅でたばこ休憩。それでもたばこを吸っているだけでコートに雪が積もる。命がけである。

今日は大館市郊外の大滝温泉で一泊。眼下に米代川を望む絶好のロケーション。静かな秘湯で、食事もおいしく、秋田らしく「きりたんぽ」も食べた。甘いものなんだね。
温泉も川が見える場所にあるのだが、残念ながら猛吹雪で視界ゼロ。露天風呂だったら確実に遭難する。

JR男鹿線 追分→男鹿
大滝温泉駅から大館経由秋田行き快速列車で男鹿半島の入口、追分駅へ。この区間は極端に本数が少なく、8時の次は10時半。特急列車も東北新幹線延伸の影響でだいぶ少なくなった。おかげで大滝温泉へのアクセスが悪くなってしまったのが秘湯たる所以か。もっとも確実な方法は大館空港まで飛行機で乗りつけること。
さて、寒い東北では首都圏では見ることのない表示を見る事ができる。これは保温のためにボタンを押す事によってドアを開閉する時の注意。

へぇ−ボタンを押す時は十分に御注意下さい。
男鹿駅は男鹿半島の先端、船川港の積出のために作られた駅で、町の中心はひとつ前の羽立駅。ようやく雪が止んだ。

由利高原鉄道鳥海山麓線 羽後本荘→矢島
男鹿から秋田に戻り、特急いなほ号で羽後本荘へ。秋田−羽後本荘間は周遊券の圏外なので、改めてきっぷを買わなくてはならない。
写真の列車が鳥海山麓線の列車。鳥海山麓線は秋田県本荘市と矢島町を結ぶ第三セクター。国道と併走するので、バスと競合しているのが難点。しかし各駅には駅前に住む住民による「鳥海山麓線愛好会」が結成され、鉄道保存のため努力しているらしい。

おまけ
矢島から秋田まで戻り、秋田新幹線で東京まで戻る。しかし乗り換え時間が短く、駅弁が買えなかった。盛岡までは昨日同様、周遊券による特例措置のためにあちこちの席に座る。盛岡からは指定席があるのでゆっくり座っていると、なかなか車内販売が来ない。
結局宇都宮通過まで待った挙句、駅弁は売り切れ。夕食は10時間ぶりに東京駅の割高な回転寿司となった。あいたたた。