日本全国鉄道のりつぶし 9/43
春に続き、今度はカード最終戦となった楽天−ロッテ戦を見るために、初秋の常陸・岩城路を旅します。
平成17年9月23日(祝) 雨
早朝千葉を発ち、総武線・武蔵野線・常磐線を乗り継いで水戸駅に到着。朝は柏駅ホーム上の月見そばとなった。水戸に来たから納豆・・・というわけにはいかなかった。
JR水郡線 下小川→安積永盛
水戸と郡山を結ぶ観光路線、水郡線。ちなみに途中の上菅谷駅からは水戸黄門の居た、常陸太田駅まで分岐線がある。
小学校5年生のときに、父親が主催していたアウトドアサークルのサマーキャンプで下小川駅(茨城県常陸大宮市)まで行き、河原のキャンプ場のバンガローに泊まったことがある。それ以来の水郡線となる。
3連休、しかも秋分の日=お彼岸ということで2両編成の車内はかなりの混雑。しかし大半の客は上菅谷で常陸太田行きに乗り換えてしまい、車内には観光客だけとなった。
それも日本三大名滝である袋田の滝と大子温泉のある常陸大子駅で下車。観光バスに乗り換えていった。
福島県に入ると急に雨が降り出し、久慈川・阿武隈川沿いに走る列車は川霧に覆われるようになる。
東京では台風の影響で25℃近くあった気温も、ここ阿武隈高原では20℃を切るほどまで低下していた。
霧雨の中、郡山駅に到着。ちなみに安積永盛〜郡山間は東北線の管轄。
郡山駅にて
JR磐越東線 郡山→いわき
中学2年生のときに初めて一人旅をしたのが南東北一周の旅。そのとき以来、郡山駅に下りたら向かうのがホーム上の駅そば、伯養軒。「究極超人あ〜る」の雪中撮影行軍の回でも扉絵になっていたな。
そういや朝も駅そばだったな・・・と思いつつ。
磐越東線は郡山といわき(旧姓・平)を結ぶ路線。こちらは夏井川という川に沿って阿武隈高原を下っていく路線である。こちらも水郡線と同じ110系気動車を使用する。
木彫りの三春駒で有名な三春町や東日本最大の鍾乳洞、あぶくま洞など、観光名所もあるが、夏井川渓谷を眺めながらの列車での川くだりもいいもので、休日には快速あぶくま号やイベント列車も運転されている。
いわき市に近づくにつれ高度が下がり、今朝降った冷たい川の水から再び霧が発生。山や田んぼは深い霧に覆われ、視界も悪くなり始めた。
そして終点30万都市いわき駅に到着。すでに雨は上がっていた。
いわき市は近年の平成大合併以前は「日本一広い市」として有名であった。小名浜・常磐・泉・平・四ツ倉・磐井・赤井などの町が合併し、市域は広いが、繁華街は分散した格好になっている。ちなみに平成17年4月現在でもっとも広い市は岐阜県高山市で2179平方キロ。いわき市が1231平方キロで6位。最小の市は埼玉県蕨市で5平方キロ。
いわき駅
いわきからは特急ひたち号で仙台に移動。ホテルから直接宮城球場に出向き、ロッテ戦を観戦。首位ホークスとのゲーム差は縮められなかったが、猛打爆発で快勝した。
平成17年9月24日(土) 雨
台風本体からの湿った空気と秋雨前線が東北上空で雲を作り、朝から雨が降る。たまには雨の旅行もいいものだ。なんとなく日本らしい風景が見られる気がするから。
阿武隈急行 槻木→福島
阿武隈急行は旧・国鉄丸森線。仙台市の南にある槻木(つきのき)から阿武隈川沿いに角田・丸森・伊達保原を抜けて福島に伸びる第三セクター。そして知らなかったのだが、電化されていたのだね。
梁川付近
というわけで阿武隈川沿いに今度は福島に向けて遡上する。昨日からの雨で山は煙る。
もっとも、車内は部活に向かう高校生と、福島競馬場に向かうおじさんしか乗っていない。仙台と福島を結ぶ近郊路線の性格が強い。近年東北地方には通勤電車が投入され、今までの鉄道旅行風景とは少しずつ変わってきているようだ。
福島駅にて
福島交通飯坂線 福島→飯坂温泉
福島駅に到着。私が何度も利用した福島駅は新幹線やJRの在来線のターミナルのほうだが、阿武隈急行と飯坂線の福島駅はJR駅構内の片隅にあった。ちなみに2つの鉄道会社が同じホームを共有している。
福島交通飯坂線は福島駅と名湯・飯坂温泉を結ぶ路線である。福島市北部の田園地帯を2両編成の電車が結ぶ。
飯坂線電車
ちなみに、今年の大河ドラマは滝沢秀明の「義経」。頼朝軍に追われた義経一行は飯坂線の途中駅、医王寺の佐藤兄弟の助力を得たことから、福島放送局が全車両に「ドーモ君牛若丸」シールを貼っているらしい。ちなみに反対側はドーモ君弁慶。
飯坂温泉駅
福島から30分ほどで飯坂温泉駅に到着。
松尾芭蕉像
駅前には摺上川を瀬に松尾芭蕉の像が。奥の細道で上記の義経と佐藤兄弟の話を俳句にしているとのこと。
ちなみに当時はまだ温泉街は形成されておらず、芭蕉は湯治をすることなく次の目的地へ向かっている。
共同浴場・鯖湖湯
駅から徒歩5分、温泉街の真ん中にあるのが最も古い浴場である鯖湖湯(さばこゆ)。もちろん日帰り温泉や健康ランドと違い、公衆浴場なので、料金はわずか300円。
朝ということもあり、ほとんど人はいなかったが、源泉かけ流しの湯は51℃の超高温。水で薄めないととても入れないほど。今年リニューアルオープンし、木造の外装と、清潔な内装は低迷する飯坂の湯の観光スポットとなりそうだ。
福島に戻り、新幹線で大宮へ。電車を乗り継いで、埼玉スタジアムの浦和−横浜戦も観戦。2日で2つのスポーツ観戦と合間の乗りつぶし旅行となりました。