8月27日(火曜)
今、大阪。天人(アマント)というなんでもカフェにおじゃましています。
(そこでパソコンを借りている)
昨日まで白馬でアートイベントのボランティアスタッフとして
働いていたのだけど。その後スタッフの人にまぎれて大阪までつれてきてもらっちゃった。
19日から昨日まで本当に面白かった。
白馬村を舞台にしてアーティストが様々な種類の音楽やパフォーマンスをする。
みんな個性も強いしやることもばらばらなのに最後の日には
それぞれのいいところをきちんと組み合わせて、すばらしい舞台にすることができて、感動的だった。
しかも、集まった人たちは別にお金をもらっているのでもなんでもない。
みんなボランティア。ノーギャラ。もらえるのは投げ銭のみ。楽しいことを表現するのに、お金は関係ない。といいきれるカッコよさと自信。
最後の舞台は白馬村の観音原。
森の中の広場という感じ。野球場ほどの芝生がひろがり、その周りには石仏が186体並んでいる。
石仏は観音様でひとつづつが本当にいい顔をしているんだ。
4時30分から子供たちを対象とした催し(フリスクの空きケースに砂を入れ
て、みんなでかしゃかしゃさせながらギターの演奏をしたり、ろうそくを作ったり)
で、6時30分からは少し大人の雰囲気のイベント。芝生の周りにろうそくを立てて、その中には松明を点在させたスペースを作り、そこを舞台にして演奏やパフーマンスのコラボレーションが始まる。
これがもう、素晴らしすぎた。前の日に組み合わせを決めて、打ち合わせの時間もそれほどとれなかったのに、なんなんだろう。
あの音楽を、あの踊りを、あの場所にいて見ることができて、心の中の何かがひらいた感じ。
みんなそれぞれに、自分の表現できるものを信じて、高めようと自分に磨きをかけ、他の人を尊敬し、楽しみ、苦しみ、一生懸命だ。
で、今アマントにいるんだけど。ここって本当におもしろいところだなぁ。
近所のおばちゃんから、小学生、高校生、車椅子の人、歌手、自転車で旅している男の子など、幅の広い人々がひしめきあって、いろんな話をしている。普通のカフェとちょっと違う。なんでだろう。BR>
大阪の人たちは隣の人とすぐ仲良しになって、世間話から哲学的な話まで
ありとあらゆる話をしている。
いいなぁ。ひらけた感じとざわざわさ加減が。
こういうところって東京にあるだろうか、年齢層やら職業やら偏りなく
人々が集える場所って。
アートポンプではいろんな人に出会った。
言葉の素晴らしさと怖さを改めて感じさせてくれた詩演家のイルボン。すごく感謝している。
インドバイオリンの演奏者(なんでも弾けるけど)のしーちゃんからには自分のやりかたを積み重ねていくことのカッコよさを見た。
ビデオアクティビストの方々の足さばき!そして、画面に切り取られた空間から広がる想像力の素晴らしさ。
ゆきandしのぶさんの歌声が人を包み込むチカラ。
ギターのひき語りをするたろうくんにも、勇気をもらったし、なんかとりあえず「だいじょうぶかも」と思えた。本当にありがとう。
コントラバスのかっちゃん、好きなことを続ける力と喜び。
かおりさんからは人を笑顔にできる幸せ。
吉田さん。この人もものすごい。やさしいけど、厳しい感じ。大切なもののために、真剣になるのに、軽い感じのところとか。
ヤマショーズさん、素直な気持ちの歌詞に感動した。呉さんなんて、プロで
バリバリ活動しているのに、すごくやさしくてこまやかな配慮ができて、
人々に感謝し、歌っている姿。プロ魂。人に感動するってあんまりないけど、もう、
感動盛りだくさん。人間っていいのだ。可能性があるっていいな。
ジュンさん。なんだろう、この人もとにかくすごい。何か、宙みたいな
別の空間とつながっているような踊りをする。
鳥肌が立った。うなされそうなくらい。
そういうものを見ることができて、よかった。
すごいんだから、みんなにも見てもらいたい。
来年も見たい。
8月22日(木)
ひきつづき、白馬におります。
ここに来て、3日目とは思えないほどの濃い毎日です。
今日はお世話になっているペンションで大豆から豆腐を作りました。
白馬村は、すごいよ。町全体で、アート活動を支援して
たのしいことをしようとがんばっている感じ。たくさん書きたいことは
ありますが、また今度。パソコンを借りているので。
8月19日(月)
ユーボウと白馬に来ています。アートポンプというイベントの手伝いのため。
きてみたら、かなりおもしろそう。
白馬にいろんなアーティストが集まって好きなこと(パフォーマンスが主)を白馬のいろんな場所でやったりする…らしい。
主催者の尾川さんという人にお世話になっています。
朝、尾川さんの奥さんにおいしい手作り天然酵母パンとカスピ海ヨーグルトをごちそうになったり。
ここに来てみたら、あ〜あれもやってみたい、これもやろうかなぁと思う。でも、いつも80パーセントはやらないで終わる。
だけれども、いい機会なので、できることからはじめよう。いろいろやってみようと思う。
せめて、考えていることの60パーセントはやりたいと思う。
白馬には26日まで。テントを持ってきたので、その後キャンプにいくかも。
渋温泉…相変わらず気になる。白骨温泉も。
ユーボウは会社をやめ、日々いきいきした感じになっている。
そのエネルギーを吸い取りたい私。
8月18日(日)
島唄楽園へ。加治工勇さんのライブ。
たのしかった。波間子亭とエリザベス、オドリコ、ヤリイカさん、江戸川さん、で。
六本木の交差点の近くで、ゆったりした沖縄の唄を聞きながらも高速をものすごい勢いで
走っていく車や、チラシを配る外国人や、ネオンが見えて、その対比が面白かった。
加治工さんはふつうのおっちゃんなのに、唄いだしたらちょっとちがっていた。達人という感じ。
波間子亭の邸宅へ帰ってきてからも宴会。ハニメィもやってきた。
相変わらず、いろいろらしい。もう、追求はしないけれど。
みんなは3時くらいまで、話したり楽しそうだったが、私は眠くて眠くて
そばで横になってうとうとしていた。旅の間に、健康的になった私。
毎日、4時くらいに起きて朝日を見て、そんなんだから夜も早く寝ていた。
東京で一人暮らしをしていた頃は3時くらいに寝ていたから、それに比べたら逆転の日々だ。
このままで、いけるだろうか。
島唄楽園。今度は安里勇さんのやつに行きたい。
台風が近づいているみたいだ。あしたから、沖縄へいくオドリコは心配そう
にテレビの画面を見つめている。飛行機飛ぶだろうか。
8月17日
ミサコが朝の支度をしているうちに素早く更新。
どこでも眠れる体質になりたくて、日々努力していたが、
今日は上にふとんをかけないで眠ることができた。
どうしてだろうか、ふとんをかけないともうれつに不安になる性質だったから。これは、進歩だと思う。
おとといは、親戚が集まったので旅のことを話したら、ほとほと「へぇ〜変わっているねぇ。」と15回くらい言われた。この家系の中で私はかなり異質。
農耕民族ちっくな人たちの中で、私だけ遊牧民族。
モンゴルに嫁にいこうかな…。
今の私は、日に焼けて髪の毛が長く真ん中分けなので、ベトナム風かも。
実家に帰ったとたん妹に「あっ、ベトナム人が来た!」と言われた。今日、ミサコにも言われた。色の白いときも、中国から来た人に
ベトナム?と聞かれたくらい。
これから下北沢へいき、そして六本木。ひさしぶりの大都会だ。
誰も彼も「見てみて、わたしって、かっこいいでしょ?」と言っている風に感じる。ファッションに力が入っている。
なにもかもが便利で、整っているのに何か足りない感じ。
でも、きらいじゃない。そういう感じも割と好き。
8月16日
いじわるミサちゃんち。ミサちゃんに隠れてこっそり更新。
彼女は今、かにチャーハンを作っている。
旅はいろんなことがあったけど、無事終了し私はとりあえず
実家である栃木に居候中。
でも、明日から無給活動で、白馬へ行く。またもやおもしろいことに出会いそう。
そうそう、夢の家にも行った。おもしろかった。いろいろ。
あっ、気づかれそうなので、この辺で。
よしよし、いじわるミサコはテレビに夢中。 書き込み続行。
なぜ内緒なのかというと、ホームページを書いていると言うといじわるされるから。
あれから、私たちは新潟へ行き、紙すき体験をし、夢の家にいって
一泊した。
夢の家…それはマリーナ・アブラモビッチというアーティストが作った「夢(寝てみる方)を見るために作った装置の置かれた古民家」だ。
この施設が町営ということに興味をもった。 作る時、どんなふうに説得し、話をもっていったのだろう。
宿は山の中腹に位置しており、見晴らしがいい。周囲はきっぱりと緑色に染まる田圃。庭にはトマトやキュウリが栽培されており、見学者(昼間は300円で見学可能)や宿泊者が好きにもいで食べたりできるようになっている。
家の中はしんとした感じ。黒々とした柱と床、高い天井。棺桶にそっくりなベットとステンドガラスを通った光が部屋を真っ赤や真っ青に染めている以外は、とりたてて特殊な感じがしない。
清潔で、シンプルで、いい家だ。台所もかなりいい。
特殊な感じのする空間がもうひとつあった。それは浴室。
小さな白タイルの壁。銅の大きなバスタブが二つ。シャワーはヨーロッパ風。ハーブ風呂にするためのハーブ(私たちの時はヨモギとミントだった)が一束。
銅の浴槽に体ごと沈めて、小さく縁を叩いたら
どんな楽器にも似ていない、重くて透明な音が水の中に響いた。
夜が夜としてそこにあって、静かで重たい雰囲気。
なつかしいのに、緊張した空気があって、たとえば癒しのようなものと苦痛が同時に存在していた。
そこで、私は自分が夢みる装置になって夢をみた。
浅い眠りだったのか、一晩中いろんないろんな夢をみた。
ふたりは夢の内容を、あまり覚えてないという。ちなみにスーヤちゃんは緑の部屋、ランちゃんは赤の部屋、私はすみれ色の部屋で寝た。
夢の家で一泊してから、大厳寺高原キャンプ場に送ってもらい、解散。
スーヤ&ランは名古屋を経由して京都へ帰る旅に。
私はもうすこし、自分の旅がしたかったのでキャンプ場に。
1泊だけのつもりが結局一週間いることに。おまつりがあってさ。
真夏の雪まつり というもの。夏のぎらぎら太陽の下に雪が降り積もっているというのは不思議だけど、なんだか風景にはマッチしていた。
冷たい雪の上をさくさくと裸足で歩くことなんて、なかなかできないし。
そんなこんなで、栃木へ一時帰宅。でも、明日から月末まで白馬。
湯田中渋温泉が気になるので帰りによってみたい…。
8月4日
今、フェリーの中。
昨日、おみやげにと買ったイカ‥。真空パックにしてくれたはずなのに、
開いてた。なんとなく臭くなっている。どうしよう。
船の甲板で干すか。
まもなく出港というアナウンス。
旅か‥。
恋ねぇ‥。ああややこしい。
八月はもう、働かないことに決めた。スーヤちゃんはどうするのだろう。
ねぇどうするの?と聞いたら「法事と同窓会。窯について考える‥」
窯か‥。なんてことをだらだら話している、まったりとした船の中。
青りんごカツゲンを飲みながら。
そして、次に行きたい場所のことなどを思う。
もう一回行きたいのは、佐田岬周辺とオンネトー、高知、九州の温泉、
京都、和歌山、愛知、福井、石川、北海道はまたくるでしょ〜。
あ〜ほとんど全部だったりする。
困った。
8月3日
明日、とうとう新潟行きの船に乗る。
そして、『夢の家』という新潟の松之山町が運営している宿に泊まる‥。
そこは、夢をみるための家で(寝てみる方)旅の前から興味があったところ。
たのしみだけど、少し怖い。怖いけど楽しみ。
昨日は、積丹の神威岬に行って半日くらいぼけっと海や空をみていた。
夕焼けまでみた。ここの海の色はなんだか特別だ。
岬の入り口には「女人禁制」とかかれていたが、今はいいらしい。
チャランカの呪いがあるから‥。
積丹岬はこじんまりしていて、降りていける入り江があり、海鳥がとんでいて
風情があった。
大人たちが、はしゃぎながら磯カニを取っていて、ほほえましかった。
そういえば、えびすから『失恋した女は岬めぐりか‥』みたいなメールが
ちまっと入ってきていて、言いかえせず。
今から、アサリカワ温泉へいく。
途中、海岸線を通るのだけれど、この雨の中北海道の人たちは浜辺にテントを張ってバーベキューしたり、泳いだりしている。
「この夏を楽しむぞ〜おっし!」という気合が伝わってくる。
朝も六時くらいになんだかファミリーでざわめいていると思ったら、
テント貼りの人たちだった。他の県ではみない風景。
ふきだし公園に天然水を汲みに行った時も、みんな楽しげにしていた。
北海道は、景色もすばらしいが、人がなんだかいい。
「あらぁ、旅しているのねぇ。いいわねぇ」とおばさんに気軽に話しかけられたりする率が高い。
さっき、くるくる回って乾かす一夜干し専門店で、
夕ご飯のホッケとイカを買った。一匹200円。
ちょっと遅い朝ご飯は、うにとじ定食。これは少し失敗だった。
ウニが卵味に負けていて、卵丼のほうがいいくらいだった‥。高かった。
スーヤちゃんはイカ刺定食。おいしそうだった。
さて、アサリカワ温泉行ってきました。ふつうだった‥。
で、スーパーで買ったカルビ肉、ずわいカニ、そしてさっきの
ホッケとイカをつまみに赤ワインで乾杯です。小樽の夜景がキレイ‥。
スーヤさん、およそ四ヶ月間、どうもありがとうございました。
お疲れさまでした‥。いい旅だった。たくさんの人に会えてよかった。
日本はまだいいところだ。