パリ 〜 マドリッド
![]() ルーブル美術館 |
3/13(we) 15日目 宿泊地:マドリッド 「深夜特急」 朝6時、新井くんが出発する時に目が覚める。別れの挨拶をしてから、もう一眠り。朝食を取ってから、ユースに荷物を預ける。ロビーで話している賢介さんにお礼と別れを告げ、出発する。昨日は休みだったルーブル美術館をまず観にいこうと思う。噂に聞いてはいたものの、本当にでかすぎる・・・。こういったデカイ美術館などはほんとに有名どころの絵画等を観ることに尽きる。あまり有名じゃないようなものはサクッっとね。とりあえず、「モナリザ」とかドラクロアの「民衆を導く自由の女神」とかミロのヴィーナスとかに狙いを絞って即行で回る。ドラクロアの次に、あのダヴィンチの「モナリザ」を観た。 |
| モナリザは50人以上いるだろう観光客に囲まれていた。フラッシュは禁じられているものの、記念撮影の人々は容赦なくフラッシュを使って撮影している。ガラスに入ってるからフラッシュを使った方がよくないんだよ、みなさん。さて、絵心の無い僕だがモナリザを観た時、僕は感動してしまった。「何が凄いんだ?」と聞かれたら、確かに説明はできない。しかしモナリザを見つめていると、モナリザも優しい微笑で見つめ返してくるのだ。よくモナリザは人によって微笑んでるように見えたり、不機嫌そうな顔に見えたりするということを聞いたことがある。僕には始め微笑んでいるように見えた。しかし、徐々に、「まだまだガキね」といった具合に嘲笑われているように思えてきて、思わず「そうだな、まだまだだね」と心の中で思ってしまった。モナリザと会話することができるのがこの絵画のすごいといわれる所以かもしれない、と思う。「モナリザさん、あなたには勝てないよ」。鑑賞されているのはむしろわれわれ現代人なのかもしれない。モナリザはわれわれを見て笑っているようだった。その時、横にいた日本人のツアー観光客らしき女の子二人組みが「何がすごいんだかわかんな〜い」とぼやきつつ記念撮影をしている。たぶん僕も友人と観光で来て、モナリザを観たなら、そうこぼしたかもしれないなと思った。自分の力ではるばるヨーロッパまで来て、世界的遺産のモナリザを観た今の僕にはそのような言葉は出てこなかった。モナリザは鏡のようなものかもしれない、見る人の心の豊かさを映し出す・・・。みなさんがモナリザを観たときに、彼女が笑って見えるでしょうか、ただの絵画と見えるでしょうか。な〜んてね(^^) | ![]() パリの桜 |
![]() オペラガルニエ |
ルーブル美術館を後にして、写真を撮ってくれた人とマックへ。もちろんデラックスポテトを頼みます。その後、自分は急いでオペラ座オペラガルニエへ。とても綺麗なオペラ座。館内に入ろうとチケットを買おうとして、「学生なんだけど」というとなんかただで入場できます。ほんと国際学生証は強し!!こんなところで外人さんはオペラを鑑賞するんだなぁ。必見ですよ、オペラ・ガルニエ。今夜、スペインに発つ列車は7時50分発。時間が少なくなってきたので、少々迷ったものの後悔はしたくないので、ついでにサクレ・クール寺院まで行っちゃいます。 サクレクールは小高い丘の上にある。ヒーヒー言いながら懸命に登っていく。その階段には陽気な天気に誘われた様々な国の観光客がいる。そこにはギターを弾くストリートミュージシャンなんかもいるわけで、この雰囲気がたまらんですねぇ〜。階段を登り切ると、さっきマックをご一緒した彼に声をかけられる。少し、二人で階段に座り話していると、黒人の兄ちゃんが声をかけてきた。どうやら自分の目の前でミサンガを編み、売りつけてくるようだ。 |
| その魂胆はバレバレだったものの、面白そうだったので勝手に作らせておいた。そいつがミサンガを作っている間、フランス語を教えてもらったり、日本語を教えてやった。「ユーアーイケメン(イケメンなんて死語かもしれないけど)」「イケメンてなんだい?」「ナイスガイてことよ!」「おー、おまえもな」なんて話しているととても器用にミサンガを作り終えた。当然のごとく「アメリカ人は2000円だが日本人、いい奴。だから1000円だ」と言ってきよった。高いっしょ!しかし、予測済み。「これがおれの持っている金のすべてだ」と300円くらい渡すと、握手してそいつは他の客を探しに離れていった。ちょっといっぱい払いすぎたかと思ったが、いい奴だったからまぁよしとしよう。サクレ・クール聖堂はパリ市街を一望できる丘にある。パリのラストにはふさわしい場所だったと思う。 | ![]() サクレクール寺院 パリを一望できます。 |
![]() パリ〜マドリッド間の寝台列車 部屋の様子 洗面台もある。 |
急いでユースに戻り、荷物を持って夜行列車の出発するパリ・オーストリッツ駅をへ。到着して乗車時間を待ってベンチに座る。まだ結構時間があるなぁ。すると、昨晩ユースで話した女の子がいた。彼女は明日のバルセロナまでのチケットを買いに来たらしい。バルセロナで会ったらいいね、なんて話をしていると乗車時間が着たのでパンと水を買って乗車した。部屋はほんと狭かった。同室にはバングラディッシュ人、中国人のお父さん、それにスペイン人。バングラディッシュ人のウッジョルとは英語でひたすら話続けた。ウッジョルは普通に英語が話せる。お互い英語を母国語としてない国出身だったが、英語で会話できるのが楽しくてたまらなかった。だから積極的に話掛けた。日本の国旗とバングラディッシュの国旗は似ているだろうと、バングラディッシュ国旗を手で書きながら説明すると、僕が彼の国の国旗を知っていることに彼も喜んでくれたようだった。ウッジョルはお節介だがいい奴だ。中国人の父さんにも英語でコミュニケーションを取ろうとしているが、父さんは全く英語がわからないようで困っていた。「ウッジョル、彼は英語話せないんだよ」と言ってもガンガン英語で話し掛けていた。少し父さんがかわいそうになった。就寝のためベットを作る前に無愛想な車掌がチケットとパスの確認にやってくる。パスポートを持っていくようだ。「パスポートは?」と聞くと、「明日返してやる」。すこし不安だ。僕の不安をいっそう高めたのはウッジョルだった。ウッジョルはパスポートを持ってなかったのだ!車掌と口論になるウッジョル。必死にパスポートをスペインの実家に置いてきたことを説明するウッジョル。結局、ウッジョルの意見は退けられた。「大丈夫か?」て聞くと「大丈夫さ、コピーしか持ってなくてな」。・・・・いや、ウッジョル、それ大丈夫でないだろ? 消灯時間が来て疲れていた僕は深い眠りについたのだった。 |