| No16 |
| ●戸隠山・奥社(長野県) 長野県の北部、善光寺から戸隠バードライン(有料道路)を利用して約1時間 位の戸隠村にあります。戸隠山を中心に約2,000m前後の山々が連なる戸隠 連峰は鋸歯状をなしており、奥社からの眺めは目を見張るすばらしさです。 奥社は駐車場からゆっくり歩いて1時間ほどです。 どこでも、そうだと思いますが山は、午前中早い時間に行かないと霧が出て せっかくの絶景も見えません。朝のすがすがしい空気の中で参道を歩くのは とっても気持ちが良かったです。 戸隠は山岳信仰に発した神仏の霊場で、平安時代から修験場として知られ、 たくさんの数の坊跡?があり往時を偲ばせます。 戸隠は、神話の天岩戸(あめのいわと)が飛んできて出来たという伝説から 山名が生じたとのことです。 戸隠まで来たときは、是非奥社まで足を伸ばしたいものです。 |
| No20 |
| ●明通寺(福井県) 福井県小浜市門前5−21(電話:0770−57−1355) 本堂・三重塔ともに国宝です。駐車場から徒歩10分程 JR小浜線小浜駅からバスで20分程です。 私が特に気に入ったのが三重塔で、塔身というのでしょうか人で言うなら 胴の部分がほっそりしているのに軒が非常に深く不安定にすら見える姿は たおやかな女性的な美しさを感じました。 三重塔は文永7年(1270)上棟、中興の頼禅律師建立。 明通寺は、坂上田村麻呂の発願により棡の霊木から本尊を刻んで開かれた。 中世には国衙の祈祷所、幕府・当国守護の祈願所、元寇(1274〜1281) の折には異国降伏の祈祷を命ぜられるなど、この地の有力な寺院でありました。 【明通寺略縁起】 延暦のむかし、この山中に一大棡樹(ゆずり木)あり、その下に世人に異なる 不思議な老居士が住んでいた。たまたま坂上田村麿公、ある夜、霊夢を感じ 老居士の命ずるままに天下泰平、諸人安穏のため、大同元年(806)このところ に堂塔を創建し、居士また棡の木をきって、薬師如来、降三世明王、深沙大将 の三体を彫って安置したと伝う。 爾来壱千百八十年、つねに天下万民の祈願所として、法燈たえることなし。 現存の堂塔は、中興頼禅法印の再建にかかり、地方にありながら中央の ものにも劣らぬ優秀な密教建築である。 |
| NO21 |
| ●三島由紀夫文学館(山梨県) 山梨県南都留郡山中湖村平野506−296 電話0555−20−2655 三島由紀夫文学館は、「研究と普及」を基本理念として、自然豊かな山中湖 畔に誕生した。当館は著書、雑誌、直筆原稿、創作ノート、写真資料、演劇・ 映画関係資料、翻訳書などを収集、整理、保存し、これらの資料を展示、 または映像やパソコンによる情報検索など、ビジュアル面からも三島文学 を紹介する。初版本99冊を一堂に展示し、数々の文学作品、直筆原稿、 関連資料により、三島文学の魅力に触れることができる。また、三島由紀夫 の書斎、とくに本棚や三島家の庭のアポロ像をイメージ再現した。2階は 蔵書の閲覧や、セミナー・講演のための研修室など、より多くの方々に 三島文学に親しみ、研究していただける場を提供する。(パンフより) 映像の解説が非常に良いです。54分と長いですが、三島由紀夫の 人間的な魅力、本の魅力に触れたような気がしまして、 私も妻も真剣に読んでみるかなという気にさせられました。 |
| NO22 |
| ●竜泉洞(岩手県) ここは一度は紹介したいと思っていたところで、メーリングリストでも時々 話題になり、行った人は必ず賞賛するところです。 岩手県の東部、下閉伊郡岩泉町にあります日本有数の大鍾乳洞で、 天然記念物に指定されています。 山口県の秋芳洞とは全く違ったタイプの鍾乳洞で、歴史的にはまだ若い く、見所は何と言っても青く澄んだ地底湖の美しさ!まさに感動ものです。 透明度も北海道の摩周湖と争うほどで、神秘的というかまるで別世界に 入ったような感動を覚えます。 入り口近くの竜泉新洞も小さいながらきれいなので一緒に見ること をお薦めします。 また、車で行かなければなりませんが、近くの安家洞はこれとは逆に 老年期の鍾乳洞でヘルメットをかぶって中に入るのですが、古い石筍が 倒れてその上にまた石筍があって、埋まりかけている鍾乳洞です。 ここらへん一帯で鍾乳洞の歴史を学んだような気がしました。 |
| No24 |
| ●国宝大法寺三重塔(長野県) 別所温泉に行ったとき温泉街よりちょっと離れたところにあまりガイドブックに 載っていないのが不思議なくらいの素晴らしい国宝がありました。 内部装飾を見ることは出来ませんでしたが、見返りの塔と言われるだけの姿形 で上から眺めるも良し、下から見上げるも良し、道を上がっていって是非上から も見てください。 この塔は大正9年解体修理の際発見された墨書に依り、鎌倉末期の正慶2年 (1333年)天王寺流大工に依て建てられたことが明らかになった。見返りの塔 の名のあるように全体の形が上品で美しい、特に初層の蟇股(かえるまた)と内 部装飾は見事で我国三重塔中屈指の名作である。 長野県教育委員会(案内板より) 【国宝 大法寺三重塔(見返りの塔)】 規模 高さ 18.56m 建坪 初重 13.42平方m 二重 7.77平方m 三重 5.62平方m この塔は正慶二年(1,333年)大工 天王寺四郎某のほか、小番匠七人 により建てられたものである。 塔をよく見ると初重が特に大きいこよに気づく。これがこの塔の最も大きな 特徴であり、形に変化がつき、おちついた形になっている。 これは、二重、三重で組物を三手先という最も正規な組み方をしているのに 対し、初重だけは少し簡単な二手先にしたので、その分だけ平面が大きくなっ ている。この手法はこの塔のほかは、奈良の興福寺三重塔があるだけできわ めて珍しいものである。 また、この塔が建てられた鎌倉時代から南北朝時代に移る過度期には 装飾的な彫刻を各所につけるのが通例であるが、この塔では初重の中央間 の簡単な蟇股以外、装飾細部を一切用いていない。しかし、それらに見られる 手法は正規なものであって地方的なくずれがまったく見られず、中央の工匠 が造営したころがうかがえる。 |
| NO25 |
| ●八景亭(滋賀県) 以前No8で滋賀県の彦根城のすぐ北に隣接した「玄宮園」を紹介しましたが、 三島由紀夫の「絹と明察」という本に同所にある八景亭と一緒にその描写が ありまして、観光ガイドとは違った趣がありますので、その部分を紹介したい と思います。 ---------------- 八景亭は彦根城の東側の濠向うにあり、藩主の別邸として、1677年に工を 起し、7年で竣工したが、唐の玄宮園を模した庭で名高く、今は割烹旅館に なっている。近江八景自体がそうであるが、この庭も瀟湘八景に倣っている。 因みに瀟湘八景とは、平沙落雁、遠浦帰帆、山市晴嵐、江天暮雪、洞庭秋月、 瀟湘夜雨、煙寺晩鐘、漁村夕照の八つを言うのである。 八景亭は、いわば池の真央に懸り、池は複雑な形で八方に入江を作って、いく つかの島を抱き、朱塗りの太鼓橋や、石橋や、土橋や、平らな木橋などがあち こちに架せられ、島の灌木はあらかた、角や丸に刈り込まれて、息苦しいほど 人工的な庭を成していた。そしてこの庭の隅々にそう聞かされなくてはそれと わからぬ、近江八景の微細画がはめ込まれていた。 径は羊腸として、たとえばすぐ目の前に入江の対岸に達するにも、まるで予測 のつかない迂路を辿らされ、唐傘なりの松の下かげや、苔石のすべる汀のほと りを、通らされた。岡野は睡蓮や菖蒲の花季に来られなかったのを残念がった が、紅葉は、島々の要所に、昼間の篝火のように燃えていた。 庭のながめは、ただ小さく人工に固まったものが、視野の全部を占めているの ではなかった。庭のまわりは深い木立におおわれ、さらに伊吹、霊山、大洞、 佐和の連山を借景とし、南には木々の梢高く、白い船が懸ったような天守閣の 姿が眺められた。八景亭の或る部屋からは、午後になってすこしずつ殖えてき た雲と共に、池心深く、天守閣がそんぽ白い投影を、じっと凝らしているのを 見ることができた。(「講談社文庫」三島由紀夫(絹と明察)より) --------------- 八景亭は今も料理旅館としてあり、昼食だけの利用も可です。 昼食の懐石料理?ですので値段はそれなりの覚悟が必要です。 安く庭を堪能するのでしたら、以前書いたように「玄宮園」の中の鳳翔台という ところでお薄(抹茶)を500円でいただけきながらすばらしい景色眺める のがよろしいかと思います。 |
| No26 |
| ●天橋立(丹後半島:京都府) 観光船がありますので、ここは時間があれば、176号に車を止めて舟で 対岸の丹後半島に渡り傘松公園までリフトでのぼって有名な「股のぞき」 をして、天橋立を歩いて戻ってくるのがよろしいかと思います。 あまりにも有名なところですぎて、いつでも行けると思いつつ、ずーっと 行かなかったところでした。「股のぞき」なんて恥ずかしいと思わず、 傘松公園に行って是非やってみてください。そのまま眺めるのでは雰囲気が 出ませんが「股のぞき」をしますと、確かに天橋立が天に上っていくように 見えます。 または、貸自転車があったようなのでこれを利用する手もありますね。 以下天橋立についての説明看板より --------------- 日本三景の一つである「天橋立」は、眼下に見える延長3.6キロ メートルの松並木と、智恩寺境内を含む橋立付随地、ならびに傘松公園 という展望地を総称します。この松並木は、日本海の荒波が、岬から土 砂を運んでできた砂浜で砂嘴といい、宮津湾を二分し、左側を与謝の海 、右側を阿蘇の海といいます。 丹後風土期には、天橋立は、イザナギとイザナミの神が、天に通うた めにかけた橋という伝説が残っており、神の住み給う奇しき地という神 秘的な観念がつきまとっていましたが、それに対して松島、宮島とあわ せて日本三景ということばには風景を風景としてみる近代的なひびきが あり、貝原益軒は元禄二年(1689年)西北紀行において、成相寺坂 より天橋立を展望して日本三景の一と賞賛しました。 ---------------- とここまで書いて、 この看板は時間がなかったので読まずにデジカメで撮ってきて、今書き 写したのですが、成相寺に行ってこなかった〜!!! 従って、「成相寺坂より天橋立を展望」をしていないのです。 みなさんはお忘れなきように! ところで、ここは大きな海水浴場なんですね。しらなかったー!! だから、海水浴のシーズンはすごく混むのは覚悟した方が良いという か、観光目的なら避けた方が良いのかも知れませんね。 |
| NO27 |
| ●摩周湖(北海道) 北海道に行くとしたら、一度は摩周湖を訪ねたいと思いますよね。 霧の摩周湖とはその通りで、地形などいくつかの条件で霧が発生しやすい と説明されました。私の行った時は幸い良く晴れてすっきり見えました。 でも、初めて行ってよく見えると、男は出世しないってホント? 女性の場合は怖くて書けない! 展望台からの眺めも確かに悪くないけれど、湖の水の美しさは体感できな かったなあ! と、メーリングリストに書いたら 裏摩周展望台へ行く機会がありましたら、「神の子池」にも是非行って下さい。 摩周湖から北へ5〜6キロ行くと確か小さな看板(本当に小さい)があります。 そこからダートを2キロ走ると、この小さな池に到着です。 摩周湖の水が湧出した池はコバルトブルーで、とても神秘的。 地図に載っていなく、あまり知られていないのでとても静かでオススメです。 とのご返事!団体旅行でなかったらこの情報のもとに絶対行きたかった!!! 以下展望台の看板から ------------------------------------------------------------------ 摩周湖は、火山の中央部が陥没し、そこに水がたまってできたカルデラ湖 と呼ばれる面積約20平方キロメートルの湖で、その透明度は世界一高い (41.6m/昭和6年8月測定)といわれている。 周囲はカムイヌブリ(摩周岳/標高857m)を最高峰とする高さ150 〜500mの急な崖に囲まれ、流入・流出河川が一切なく、ほぼ一定の水位 (海抜351m)を保っている。 最大水深は211.5mあり、このカルデラの底からそびえる中央口丘の 頂上が湖面に浮かぶカムイシュ島である。 一帯は特別保護地域として、原始的な景観が厳正に守られている。 環境庁・北海道 ------------------------------------------------------------------ 以上ですが、北海道はでっかくていいなあ!気持ちがでっかくなりそう! |
| NO28 |
| ●蟻通神社(和歌山県田辺) 和歌山県の田辺駅を降りて町中を歩いていましたら、小さな神社でしたが ふとした気持ちから、何気なくお参りする気になって入ったところです。 ガイドブックにも載っていないホントに小さな神社ですが、私に知恵 がないので、本能的に呼び寄せられたのでしょうか? でも10円では御利益なかったかな? 以下その境内の看板です。なにか聞いたことがあるようなお話です。 -------------------------------- 蟻通しの由来 橋本観吉(文) むかしむかしのことです。 ここ紀州田辺に外国の使者がやってきました。 その使者は「いまから出す問題を解いてみよ。もし解けなかければ日本国を 属国にしてしまう」といいました。 そして持ってきた法螺貝を出して、その貝に一本の糸を通すことを命じまし た。 日本の神がみはこの難問にたいへん頭を痛めました。 その時、ひとりの若い神様が前に進み出て「私が法螺貝にその糸を通してみ せましょう」といって、貝の口からどんどん蜜を流し込みました。 蜜は、貝の中の複雑な穴を通り抜けて貝尻へと流れ出しました。 そして、この若い神様は蟻を一匹捕らえて、糸で結び、貝の穴から追い込み ました。 蟻は甘い蜜を追って、複雑な貝の穴を苦もなく通り抜けました。 蟻の体には糸が結ばれていますから、法螺貝には完全に糸が通ったのです。 それを見た外国の使者は「日本の国は、やはり神国である」と恐れこの知恵 に感服して逃げ帰りました。 日本の神がみは、たいそう喜んで「我国にこれほど賢い神があるのを知らな かった」といって、その若い神様の知恵をほめました。 そして、蟻によって貝に糸を通したことにより蟻通しの神と申し上げるよう になりました。 今では知恵の神様とあがめられています。 日本第一知恵の神 紀州田辺湊 蟻通神社 |
| NO29 |
| ●阿寒湖のマリモ(北海道) 阿寒湖に行きますとお土産にマリモを売っていますが、現在自然に生育する マリモをみることができるのは、マリモ展示観察センターだけだそうです。 チュウルイ島にあるので遊覧船などを利用して行かなければなりませんが、 夏場は30分おきに発着しておりますので便利です。 大きい施設ではありませんが、マリモの一生を実物で説明してあります。 島に渡るのに観光船を利用する場合は、ホテルに割引券がありますので、忘 ないように! 以下観光パンフより、マリモの説明です。 ------------------------------------ 阿寒湖のマリモは、明治30年に当時の札幌農学校(現北海道大学)本科生で あった川上農学博士によって発見され、「球藻」と名付けられました。 その後大正13年に天然記念物、昭和27年に特別天然記念物に指定されまし た。 緑藻植物のシオグサ科に属するマリモですが、阿寒湖のものほど見事な大型球 形を形づくるマリモは、世界でも類がありません。大きいものになると直径 30cmに達するものもあり、現在では阿寒湖の2カ所の数10m四方にのみ 生息しています。直径6cmのマリモの推定年齢は150〜200歳といわれ ています。それほどマリモの成長には長い歳月がかかるのです。 |