No45
●箱根関所跡(神奈川県)

 箱根関所は元和5年(1619年)の春、徳川幕府が設け明治2年に
廃止されました。当時の御番所は湖畔にあったそうですが、跡はそのまま
にして、現在見学場所となっている建物は、道の反対側に当時の間取りや
建築様式を古図に基づいて再現したものです。
「入鉄砲」に「出女」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、
諸国の大名のむほんを防ぐため、武器が江戸に持ち込まれることを防ぐ
(入鉄砲)といわゆる人質となっている江戸に住む大名の婦女子が自分
の国に逃げ出すこと(出女)を厳重に取り締まった言葉ですが、その時
の様子を垣間見るような演出になっています。
(以下説明用看板から)
一般の通行者は、時間内に先ず茶屋の手引で、定番士まで「手形」を差
し出します。当番の定番士や番士たちは、手形に捺してある印鑑と、あ
らかじめ提出させ備えつけてある印鑑とをくらべてみて、相違がないと
わかれば協議のうえ、すぐに通行を許しました。
 しかし、「出女」といって東から西へ、関所を出てゆく女性の取り調
べは、想像以上に厳重であったようです。これは人質的に江戸に住まわ
せた諸大名の婦女子が国元へそっと抜け出すことを厳に警戒したからで
す。このため関所には、人見女といって婦人専門に調べる女が雇われて
いました。

裏の方にはもっと詳しい様子と説明文があります。
No47
●醍醐寺の国宝五重大塔(京都)

 以前、醍醐寺を取り上げたときは、三宝院を紹介しましたが今回は
醍醐寺のいくつもある国宝のうち五重大塔を取り上げてみました。
 この建物は非常に落ち着きのある外観をしています。
 それは、屋根の上の相輪部分(わっかの部分ね)の長さが全体の
1/3ほどもあることで全体の安定感を出していることから来ている
のでしょう。
 また、よく見ると屋根が上になるほど小さくなっている割合が大きいこと
など注目すべき箇所は何カ所もあります。
 境内は広く様々な角度から見ることが出来るゆとりがありますので
是非ゆっくりと鑑賞して頂きたいものです。
 説明用の看板がありましたので、以下に掲載しておきます。
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 此の五重大塔は醍醐天皇の御冥福を祈るため その第一皇子・朱雀天皇が
承平6年(西歴936年)に起工、第2皇子村上天皇の天歴5年
(西歴951年)に完成したものである。京都府下最古の建造物といわれ
その様式は他に比類のないものでである。
 また、内部の板壁画は日本の密教絵画の源流をなすものといわれている。
総高 38メートル
初層内部の板壁には両界曼陀羅、真言八祖像が画かれている。
                   総本山 醍醐寺
No48
●醍醐の花見(京都)

 先週号で醍醐寺の五重大塔を扱ったのですが、醍醐寺と出て書かないと
いけないのは「醍醐の花見」でしょう。忘れないうちに書いておこうという
ことで2週連続になりますが、醍醐寺を取り上げました。

 西門前から仁王門方向に向かって桜並木が延々と続いています。
 三宝院で聞いたと頃によると花見の時期は相当混むそうです。
 醍醐の桜は豊臣秀吉で有名ですが、もともと醍醐寺の桜は平安時代から
有名で平安時代末期に醍醐寺清滝宮の祭礼の後に花見の宴が催されてから
公家・僧侶の間で知られるようになり、盛んになったものです。
 応仁の乱の時、公家・僧侶がいなくなり、醍醐寺が衰退したのですが、
その後豊臣秀吉が1598年華やかな花見を催したのでした。
No49
●新穂高ロープウェイ(岐阜県)

 岐阜県の高山から長野県に抜ける安房トンネルの手前に平湯温泉があり
そこから、北に行くと新穂高温泉郷があります。
 その奥に新穂高ロープウェイがあります。
 標高3000m級の山々の連なる北アルプスを間近に見ることができ
晴れた日の眺望は最高で、圧倒されるパノラマを見ることができます。
 と書きたいのですが、私が行ったときは曇っていたので見えませんでした。
他人の評判と、ガイドブックの写真の感想です。残念!
 視界の良い日は近くまで来たのならお薦めだと思いますよ。
一昨年2階建てのゴンドラが誕生、全長3,171mも乗り応えありますね。
終着駅の西穂高口の標高は2,156m。ちょっとした登山の高さです。

営業時間:新穂高温泉 8:30〜15:45
     西穂高口  9:00〜16:30
問い合わせ:0578−9−2252

(※情報が古い場合はありますので、ご注意願います。)
No51
●旧古河庭園(東京都)

旧古河庭園は全くの予備知識なしで行ったのでおどろきました。
和洋折衷の庭園でこれほど見事なものは始めて見ました。
入園料も150円と格安!

洋風庭園は鹿鳴館などを手がけた英国ジョサン・コンドル博士
和風庭園は京都平安神宮などを手がけた小川治兵衛です。
もとは明治の元勲・陸奥宗光の邸宅で、宗光の次男が古河財閥に
養子になったとき持参金ならぬ持参邸宅で古河家の所有になったものです。
そして戦後、国に所有が移って、現在は東京都が無償でここを借り受けて
一般公開しているとのことです。

洋館・茶室は大谷美術館が管理しているので入館料500円で
往復はがきによる予約が原則とのこと。
こちらは、見学できなくて残念でした。重厚な建物で入ってみた〜い!

大名庭園と違い大きいと言っても馬鹿でかいという程ではないので
かえって隅々まで庭づくりの工夫を見ることができて良かったですよ。
しかもいたるところに解説があるので読みながら進むのが良いですね。
感心しきりです。今後の庭園を見るときの参考になります。
カエデの木が見事に配置されているので、紅葉の季節にはさらにすばらしい
景観が楽しめそうですよ。
それほど歩かなくて庭園の変化の妙を満喫できるお薦めの庭園ですね。
逆に言うと人が多いときは???

〒114−0024北区西ケ原1丁目27番39号
開園時間午前9:00から午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日12月29日から1月3日
問い合わせ先
電話 古河庭園管理事務所 03−3910−0394
   大谷美術館     03−3940−1566
No52
●袋田の滝(茨城県)

 茨城県に行って水戸、大洗には行くけれど、袋田の滝まで足を延ばす
人は少ないように感じますが、どうなんでしょう?
 袋田の滝は、ほとんど福島県に近い大子町にあるすばらしい滝です。

 那智の滝、華厳の滝とともに日本三名瀑に名を連ねていながら知名度
がもう一つないような気がしますが、行ってみると、わざわざここまで来て
良かった!ときっと思うはずです。

 高さ120m幅73mの大きさで、岩壁をいく筋も豊富な水が滑り落ちる
様は見事です。観瀑台があって、すぐ目の前でその迫力ある姿を見ることが
できます。
 観瀑台までは、料金を忘れてしまいましたが、長さ276mのトンネルを
通って行きますとあり、別の出口から出て付近を歩くこともできます。
 見頃はなん言っても紅葉の時期でしょうが、新緑も良く。冬の凍結した
氷瀑をピッケルで登る人々を見るのも一興かと思います。
 とにかく、滝自体がすばらしいので、時期を選ばなくてもお薦めです。

問い合わせ:大子町観光協会 TEL02957−2−0285
NO53
●越前竹人形の里(福井県)

 福井県坂井郡丸岡町上久米田
 TEL 0776−66−5666

本館には売店、大食堂があるのですが、お薦めは、創作竹人形館「黎明」!
竹というと固いイメージで、竹篭のように細く切って編まない限り
柔らかな表現は無理かと思っていたのは大間違いでした。

香具夜、乙女椿、春宵などずっと見入ってしまう作品のかずかずが陳列されて
おります。
パンフレットに詩人広部広一氏が越前竹人形の魅力について次のように
書いておられますが、全くそのように感じました。
「越前竹人形には<竹の精>のいのちが吹き込まれているかのようであります。
越前竹人形を見つめていますと、あの少年の日に体験した神秘的な思い出が
よみがえって来るのであります。竹林の空間の静けさ、明るさが肌に感じられ、
風に鳴る音さえもはっきりと聞きとれます。ふるさとへの懐かしさがあふれて
きて胸が熱くなります。これもまた越前竹人形の魅力のひとつだと言うべき
でありましょう」
(私にこれだけの表現能力があればなあ!)
No55
●甲斐善光寺所有の秘佛《燈籠佛》の縁起(山梨県)

本日発行のメールマガジンのイベント紹介で掲載した山梨県甲府市
にある甲斐善光寺所有の秘佛《燈籠佛》の縁起をご紹介します。
130年ぶりの御開扉なので、興味のある方には必見です。

【秘佛《燈籠佛》縁起】
 今は昔、推古天皇の御代、聖徳太子は仏敵物部守屋をうち滅ぼし
ました。太子は、守屋によって沈められた、三国伝来の一光三尊阿
弥陀如来像をお迎えするために、難波の堀江に参上しました。する
と、如来は水中から現れ「待つべき人がいる」と仰せになります。
そこで、聖徳太子が重ねて願ったところ、如来はたちまち身を分か
ち、太子の宝冠に停まったと申します。これが当山の秘佛、一寸八
分の一光三尊《燈籠佛》出現のはじめといわれます。
 この霊像は、聖徳太子滅後は、龍宮に赴いて利益を施しておりま
したが、元亀三年(1572)十月、機縁が熟し伊豆片浦の浜に上
陸いたしました。霊像は、砂中に隠れて、夜な夜な光を発していた
ところ、同所に住む赤沢茂左衛門という男が、その光をたずねて掘
り出し、家の中に安置して、日夜礼拝しておりました。
 一方、甲斐には西本坊という念仏の行者がおり、甲斐善光寺金堂
修覆の志を立て、十二の金燈籠を金堂に懸けるため、まず一つの小
さな燈籠を作り、駿河・伊豆両国を勧進しておりました。すると、
ある夜の夢にこの霊像が現れて、その由縁を語り、「赤沢茂左衛門
という者を尋ね、我を請い求めよ。汝が携える燈籠に入れ、甲斐善
光寺に安置すれば、その軽重によって、世の人々の吉凶善悪を諭そ
う」とのお告げがございました。その頃、茂左衛門も同じ夢を見て
おり、西本坊が到着すると、夢のお告げ通りに如来を燈籠に入れ、
その軽重をうかがうと、夢に違うことはなかったと申します。西本
坊は歓喜して如来を護持し、甲斐善光寺に安置したのでございます。
時に元和年間(1615〜24)のことであったと申します。
 この《燈籠佛》は、諸人の願いは、極楽往生の可否から万事の吉
凶まで、言に応じて軽重を示すので、みな生身如来の仏勅として尊
んでいるとのことでございます。
No56
●知覧(鹿児島県)

 知覧(ちらん)の武家屋敷群は島津久峯公の時代に出来たそうですから
既に200年以上の歳月を過ぎています。
 ここの特徴は、何と言っても単なる見学用のお屋敷ではなく、実際に
住んでいるところばかりだということです。
 人が住んでいる建物は、展示品とは違う生活の臭いを感じると申しま
すか、建物自体の生命力を感じますが、そんな感じで興味深いです。
 すべてのお宅で拝見させてはくださいませんが、いくつかのお宅では、
少額の拝観料でお庭を拝見させていただけますので、通りを歩くだけ
でも風情はありますが、是非寄ってみてはいかがでしょうか?

 車でお出での方は、永久橋・城山橋・河上橋の近くに有料駐車場が
ございます。
No57
●横綱(千代の山・千代の富士)記念館(北海道)

 今回、北海道函館を旅しまして見つけてきたところです。

場所:北海道松前郡福島町字福島190
電話:01394−7−4527

第41代横綱千代の山と第58代横綱千代の富士の生誕地ということで
「横綱の里」づくりを町をあげて進めています。

記念館の中は、九重部屋の稽古土俵、優勝杯、化粧廻し、千代の富士の
大銀杏などがありますが、私が気に入ったのは、両横綱の序の口から
横綱までの道を紹介したコーナーでビデオで名場面が見られる
相撲好きには時間を忘れて見入るコーナーで私もついつい時間を
大幅にここで使ってしまいました。