
人目の入国者です。
比較的整備された道が続いていた。 その道を、1台のモトラド(注・2輪車。空を飛ばないものだけを指す) が爆音とともに猛スピードで走っていた。 そのモトラドには、後部座席はなく、代わりに旅荷物が満載されていた。 運転手の体躯は細く、茶色のコートを着ていた。 裾が長いため、余った部分を両腿に巻きつけて止めていた。 頭には鍔つきの帽子をかぶり、フレームが銀色のゴーグルをしていた。 「キノ、次行く国はどんな国なの?」 モトラドが言った。 「ん、モトラドの国、さ」 キノと呼ばれた運転手が答えた。 運転手は前方を指しながら言った。 「ほら、見えてきたよ」 |
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