〜モノより想い出 〜   外遊び ☆ キャンプ だ ホイッ !!  ☆

☆39.  2001.10.13  sat 〜10.14 sun (1泊2日)  秋・中禅寺湖・千手が浜 〜こころみたされて〜

 

 

            今年の夏、戸隠で知り合う事の出来た町田のT氏の企画で、秋の千手が浜にてカヌー&キャンプ

            する事になった。そう、この日の為に、我が家はたった二週間前にウムナックを手に入れた。

            軽量化の為にテントも新調し、2/3サーマレストも用意、その他カヌーに荷物を積んで行くための

            準備を慌ただしくしたのだった。とわいえ、ウチの奥さんは今回の話をかなり前から楽しみにして

            いた訳で、夜な夜な窓を開けたまま寝る事で、寒さに適応しようと企んでいたらしい。お蔭で、前日

            の金曜日、私は悪寒に身震いして気だるい朝を迎えた。なんてこった!。薬を飲み会社に休む連絡

            午前中、仕事を電話とメールのやり取りでなんとか片付け養生した。

 

            カヌーではタンデムの予定なのに、なんだか荷物が凄い。すったもんだの討論?の挙げ句、しぶしぶ

            奥さんはワインを抜きバーボンを取り、おやつ等減らしていた。こんなことで時間をくっていた。

            金曜の夜、20時頃には家を出る予定だという八王子のW氏の話を聞き、我が家も四苦八苦して

            パッキング、車に荷物を積んだ。さてさて、今回都内を抜けて行く事になる。交通事情の悪い我が

            家は早く出なければ。T氏のBBSに出発の書込をして夜のドライブへとくり出した時は21:00だった。

 

            途中、多少の渋滞はあったがなんとか関越にのる。と、T氏から携帯にTELが入った。が、何を考え

            てるのか、ウチの奥さんはこの時点で携帯をジップロック詰にしていたのだ。やっと電話に出た時、、

            切れていた。おまぬけな奥さんに折り返し電話するように言った矢先、奥さんの携帯にTEL。

            T氏には大変申し訳ないが、天然ボケの奥さんとの会話はなかなか成り立たない様子。なんとか

            『23:00に高坂』と聞き取れたようでホッとした。が、地図を見てもわからないとのたまう。まったく。

            走るしかない。

 

            思いの外、流れが良く22:30頃SAでトイレ休憩する。「高坂」は次だった。高坂のPに車を入れ一通り

            探してみた。と、W氏の車発見。近くに停めて、建物の中へ。W氏はテレビを見ながら腹ごしらえをし

            ていた様子だった。挨拶をしていると府中のA氏、まもなく、T氏が大和のK氏と現れた。

 

            A氏の地図を見ながらしばし談笑し、さて、沼田まで行きますかということになった。先頭をT氏の車、

            続いてW氏、我がテリオス、A氏という一隊となる。が、、いかんせん、我が家の軽自動車ではついて

            いけなかった。けれど、最後尾のA氏が無線で連絡を取り合って状況は伝えられている。夜の高速を

            走るだけ走った。先発組み?は沼田を下りて待っていてくれた。次はセブンイレブンまでとのことだった。

            が、、、夜道だろーが、坂道だろーがカーブだろーが、、、加速していく先導車に、、、、地元らしい車

            が道を空けてくれる。そうこうしているうちに、セブンイレブンに到着し、それぞれ食料等買い物をした。

            我が家は、みんな何を買うのだろうという初心者モード。結局、おにぎりと肉まんを買った。

 

            ここから、最後の走り・・。についていけなかった・・。しかも、うっかりガソリンを入れ忘れてしまった。

            満タンで出発しても遠出する時は高速を下りる前に入れておかなければならない。しかも深夜である。

            後続のA氏には大変申し訳なかったが、最後にはメーターの目盛りをなさけない気持ちで見つめつつ

            スピードを落とし、T氏達においつく事をあきらめた。寒い中、赤沼のPでまちぼうけをしているだろう事

            を思うとこれも大変申し訳なかったが。

 

             赤沼のPは、なんと、紅葉を楽しみに来たらしい車でほぼいっぱいだったらしい。寝る前の乾杯は

            乾杯はあきめ、赤沼Pの歩き組と別れ、カヌー組のT氏と湖に近い駐車場へ移動、早々に寝る事と

            あいなった。

 

             翌朝、外が明るくなる頃、奥さんはトイレに竜頭の滝Pまで歩いていったらしい。「もみじが綺麗〜」と、

            そのまま菖蒲が浜の偵察に出かけていった。そうこうしてるうちに、既に起きていたらしいT氏が車から

            下りてきて、キャンプ場にチェックインしてカヌーを出しましょうということになった。早々、移動。

            まだチェックインには時間が早いので浜で朝御飯ということになる。朝の湖を見ながら、T氏は珈琲を

            ご馳走してくれた。旨い。奥さんはシアワセモードだった。

 

             朝日の中、カヌーを組み立てる。我が家は二人がかりだがT氏にかなわない。なんとか荷物を納め、

            キャンプ場の受付を済ませた。さあ、ここから、千手が浜に向けて出発である。荷物満載の状態で

            前席の奥さんは窮屈そうだ。重みでかなり船体が沈む。大きな遊覧船が今にも出発しそうな気配だが、

            良く見るとまだ乗客が来る様子。ここは先に出ますか、と、多少の不安をもちつつ、滑る様に漕ぎ出し

            ていくT氏の後に続いた。

 

            中禅寺湖の水は綺麗だった。菖蒲が浜Cの横をかすめ目的地へ漕ぐ。湖から見える山々の紅葉は

            素晴らしかった。だが、風が出てきている。しかも向かい風だ。更に、千手が浜奥の山向こうから

            怪しげな灰色の雲が沸いて太陽の光を遮りこちらに向かって流れてきていた。

 

            小さな波がぶつかる。前席の奥さんは濡れたとか騒いでいる。流石に太陽の当たらない湖上は寒い。

            時折、小雨もパラついた。そんな天候だが奥さんの口に出る言葉は「きれー」「わぁぁ」。他にない様だ。

            湖面を流れる枝や葉。普段は見る事の出来ない岩肌、こちらからの砂浜、紅葉した山肌。感動的だ。

            パドルを漕ぐ手を休めて写真を撮る。時折「太陽やーい」とさけんどるお気楽なヤツがいる。

 

            T氏もこの景色を楽しんでいるようだ。本当だったら、途中の岸に上陸してコーヒーブレイクでもしたい

            所だろう。一人なら時間も余裕なはずだが、なれない我が家を待っていてくれる。「Tさんて優しいよね」

            そう奥さんが言った。そう。だが、なかなか追いつけない。やはりもっと筋力をつけねばいかん。かな。

            我々のはるか先をいくT氏の後ろ姿を「Tさん、かっこいい」と奥さんはカメラを構えていた。

 

            小一時間も漕いだ頃、ようやく、千手が浜が近くなってきた。

 

            と、森の奥から、歩き組3人が手を振って現れた!。劇的。まるっきりねらったようだ。

 

            同時到着とは、流石歩き組。なんだか嬉しくなる瞬間だった。

 

            夏の終わりの台風の爪痕に少なからず驚きつつ、今夜の居場所を決めた。

 

            太陽の照りつける砂浜に座り込む。青空が、白い雲が、シアワセに満ちていた。

 

            抜ける様な青空の下、コンビニおにぎりで昼飯。ビールを空ける。

            K氏の缶詰?ご飯はなかなかのインパクトだった。

 

            それぞれの昼食後、思い思いの時間を楽しみ、日が沈む頃を待ちかねてテントを立て、集めた流木に

            火を入れた。流石、野遊び達人のW氏、テッシュ1枚で着火。暮れなずむ夕刻、冷えはじめた空気の中

            やわらかい焚き火の明かりが揺らめいた。わくわくする夜がはじまる。

 

            それぞれの晩餐。W氏はご飯とおでんを温め鮭を焼いている。後でししゃもも焼いて御馳走してくれた。

            T氏は奥さんの愛情がひしひしと伝わった来る様な豪華牛鍋?に飯盒で炊いたご飯におしんこ。

            A氏もご飯を炊き、つくね団子等の缶詰をバーナーで温めていた。そして、みそしる。

            K氏は缶詰ご飯その2だ。我が家も焼き鳥とおでんに、サトウのご飯と鮭罐、即席味噌汁。

            なんだかんだ、グッズや食事に、こんなことができるんだと新鮮な驚きを覚えた。勉強になった。

 

            余計な明かりが無い。暗い湖の向こうに菖蒲が浜Cだろう明かり。夜道を走る車のヘッドランプ。

            夜空に天の川や星座達が、星が満開だった。そして、沢山の流れ星が降り注いでいた様だ。

 

            後ろに控えた暗い林からかなり近くで鹿の鳴き声がする。流木の焚き火は闇夜を少しだけ押しやり、

            楽しいお喋りと美味い酒を楽しませてくれた。その温かさの中、砂浜に寝ころぶ贅沢。うとうとしつつ。

            バーボンの甘い香りが漂う。真紅の炎のなかに木をくべる。流木のはぜる音と、魚の跳ねる水音が、

            静けさの中、心地よく夜に響いた。

 

            夜露が落ちてくる中、明日の日の出を楽しみに眠りに着いた。

 

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            朝、起き出すとテントは真っ白に霜化粧。外にはもうカメラマンの影があった。奥さんは少し前から

            起きて居た様だ。入れ代わりに、夜明けを告げる月と茜色の空の中、慌ただしく寝床を片付け始めた。

            吐く息も凍りそうな太陽が上がるまでの時間焚き火が恋しかった。前夜の流木は綺麗に白い灰に姿を

            変えていた。少しずつ微妙な明るさが辺りに漂う。湖面から白い靄の様に上がる湯気が幻想的だった。

 

            と、太陽が顔を出す。

 

            なんといえばいいのだろう、あのロケーション、あの日の出。

            感動しながら、シャッターを切っていると、T氏が他のカメラマンに気を使いながら湖面にカヌーを

            滑らせており、それは、また、一枚の絵になっていた。そうだ、この光の朝を湖上のカヌーから、と、

            いうのは、とても、いいだろう。そう、カヌーからだけの風景。いつか機会があったらやってみたい。

 

            それぞれ思い思いの朝の風景をカメラに納め、撮影会が終わる頃、T氏が皆の珈琲を入れてくれて

            いた。なんというか、絶妙なのだ。冷えた身体に温かい珈琲がしみる。そして、各々、朝飯になった。

            W氏は正統派朝御飯、納豆、玉子焼き、ボイルしたウィンナーであり、皆にウィンナーをおすそ分け。

            K氏は缶詰ご飯その3とラーメン、T氏は昨日のご飯で雑炊を作っている。A氏もラーメンだったかな?

            我が家も昨日の残りご飯を足してインスタント梅粥に味噌汁。この時A氏にバナーを借りてびっくりした。

            火力が強くて、お湯が本当に直ぐに沸く。自分達の「スグ」との言葉の意味の違いを知った。

            あ、奥さんは美味しい珈琲を頂いたのでバームクーヘンを食べていたっけかな?。

 

            そんなふうに思い思い、温かい物を食べ、朝の光に映える紅葉を見渡し、ここの空気を満喫した。

            朝の光りは赤が綺麗に反射すると、W氏が教えてくれたように、前日とはまた違った美しさが広がって

            いた。こんなにぴったりな時期に来れた事を感謝しなくては。

 

            太陽の日差しの中、荷物をまとめ、カヌーに詰め込む。今日は午後から仕事らしいT氏に迷惑をかけ

            無い様に我が家頑張った。昨日とは打って変わって青空の湖上にカヌーを漕ぎ出しを帰路に着いた。

            千手が浜の歩き組み(帰りはバスなので我々より先に帰り着くはずの)にまた後でと手を振った。

 

            そして、なんだか一生懸命漕いだ。T氏より先に菖蒲が浜に着きたいと奥さんは必死だった。

            何か御礼がしたくて、今度は、自分が珈琲を入れたかったらしい。ガンガン漕いでるくせに、「風景

            楽しんでね」とか言っている。漕ぐのは奥さんに任せて時折休む事にした。

            が、結局、菖蒲が浜に着くのは一緒だった。流石、T氏。我が家はゼイゼイもんだったのに。

 

            カヌーや荷物を片付けるのもT氏より時間がかかるのは判っていた。仕事の都合があるのだから、

            待たせる訳に行かない。奥さんも珈琲を諦め、力のかぎり片付けていた。

            きっと、がっかりしていたろう。何も出来ない位なら、あの光の中、T氏の雄姿を撮ったりして、一緒に

            ゆっくり漕いできたかったと、後になって言っていた。ま、独りつっぱしりの奥さんだ。しかたない。

 

            荷物を車に乗せ終わり、キャンプ場をチェックアウトし、T氏と別れた。すぐ上の道路も、既に、紅葉

            狩りの車で渋滞が始まっていた。取り敢えず、給油をし、W氏らが待っている赤沼Pへ向かった。

            とろとろと動く車で、多少時間がかかってしまった。重ね重ね申し訳ない気分だった。

 

            それから、車3台連なって金峰山を越え、青空と紅葉のドライブを温泉まで楽しんだ。

            本当に、綺麗だった。かなり無理な体勢で、助手席から写真を撮っているヤツがいた。(ほとんどボツ)

 

            『薬師の湯』という露天が気持ちいい風呂で温まり、横のおみやげ屋兼茶屋のような所で蕎麦の昼食。

            温泉卵がうまかった。ご自由にどうぞの試食のカボチャもめちゃうまだったと奥さんは言っていた。

 

            其処から、ゆるい渋滞のような状態でインターまで走り、また関越で帰った。途中トイレ休憩ついでに

            ベンチに座り込み雑談。K氏の娘さんの話しや、いろいろなキャンプの話しをしていた。そして、W氏

            から「ぜひ、無線を」というお言葉を頂いた。う〜〜〜〜む。

 

            K氏を乗せたW氏は途中から、圏央道へ。すれ違いざまに手を振り別れた。そして所沢で下りたA氏

            とも走る車の中から手を振り別れた。皆さん、なんとも、いい笑顔だった。

           

            貴重な経験が、たくさんあり、知らなかった事がたくさんあり、本当にいろいろ勉強になった。

            そして、凄かったとしかいいようのない綺麗な紅葉と、素晴らしい2日間を、T氏、W氏、A氏、K氏と

            いうなんとも素敵な野遊びな方々と、一緒に過ごせた事を、ありがたく思う。本当に。

 

            いろいろな、事が、たくさん、あれも、これも、いい想い出になりそうだ。