the place 〜主に温泉周辺〜
ここに記載された情報は私の記憶に基づいております。ヒトの記憶はあてにならぬもの。記載された情報に基づいて起きた不利益に関して、私は一切責任を取りません。あらかじめご承知下さい。

北海道 登別温泉 石水亭 
登別駅下車、バス約15分下車徒歩15分。札幌駅からも送迎バスが出ており、そちらの所要時間は約1時間だそうです。私はレンタカーで訪れました。それにしても大きく、そして賑やかな温泉街です。いくら交通の便が良くなったとはいえ、宿泊客のおおかたは道内の方でしょうから、道産子の温泉好きには舌を巻きます。関東近県でも、これだけ元気な温泉地はいまどきないのではないでしょうか。大型の旅館があちこちにそびえていて、どれもがそこそこの入りのようです。近頃の温泉ブームは、こぢんまりとした宿が人気のようですが、私が泊まった石水亭は本館と隣り合って並ぶ銀杏館、桜館、そして道路を挟んだ向かいに紅葉館と呼ばれる別館を携えた巨大旅館です。部屋数は350を越えますが、大きなロビーのにぎわいを見る限りは、そこそこの数の宿泊客がいるようでした。これだけの規模の旅館でありながら、大型旅館がひしめく登別温泉にあっては、特に目立つことはないようです。夕方のチェックイン時はさぞかし混雑するだろうと予想していましたが、そこは慣れたもの。玄関先に車を付けさせ、客と荷物を下ろした後、係の方が素早く車を移動させていきます。チェックイン後は、館内の簡単な説明を受け、仲居さんの誘導もなく、客自らが広い館内を探し自分の部屋へ。客に余計な気遣いをさせないため、「布団敷き以外のサービスは極力控えさせていただきます」との口上が、部屋の案内に記されており、人件費節約の目論見を露骨に感じましたが、「お荷物お持ちします」から始まる旅館のサービスを鬱陶しく感じる方には、好都合ではないでしょうか。かくいう私もその一人ではあります。指定された銀杏館でたどり着いた部屋は、旅館裏手の山を望む風呂トイレ付き8畳の和室。建物自体の竣工は昭和48年というだけあって、さすがに少しくたびれた感じはありますが、窓の外の景色は山の斜面だけという、落ち着きのあるお部屋です。私が訪れた日は今シーズン初めての本格的な雪の日で、うっすらと雪化粧した山肌をオレンジの照明が照らし、妖艶な雰囲気を醸し出していました。照明費用をケチったからなのか、ナトリウムランプと思われる少し鮮やかなオレンジは、ちょっと安っぽくも感じましたが・・・。お風呂は、本館、銀杏館、紅葉館にそれぞれ大型の浴室が用意されています。私の好きなサウナは、本館、銀杏館にあり、本館は大変大きな浴槽が、銀杏館は露天風呂を含むバラエティに富んだ湯船がそれぞれ特徴となっています。大湯沼の源泉から直接お湯を引いているという紅葉館の露天風呂も気になっていたのですが、さすがに雪の中を歩いて行く気にもなれず、今回は宿泊した銀杏館のお風呂に入りました。時間に比較的融通のきくバイキングの夕食だったため、あまりお腹が空いていなかったこともあり、大方の客が食事をはじめる6時頃に最上階の浴室へと向かいました。展望露天風呂と謳うだけあり、脱衣所ですらすでに大きな窓から目の前の紅葉館を中心とした景色が広がります。もちろん紅葉館の建物がなければ視界はより広がると思われますが、そのハンデをもってしてもなかなかのパノラマです。肝心の浴室は奥へと長く、檜の縁を持つ(残念ながら縁のみ)メインの浴槽、その奥にジャグジーもどきの泡風呂、さらにごく一般的な中規模の浴槽が続き、最奥部のガラス戸を隔て露天風呂が控えています。屋内の浴槽の中心となる泡風呂の前には、温調なしと思われる冷たい水風呂を脇に携えた10人程が入れるサウナがあります。こちらのサウナ、琴を使ってアレンジしたアップテンポのポップスという、ありがちな、そしてどうしようもないBGMが流れていて、あまり落ち着ける雰囲気ではありませんでした。このあたり、道内に多くのチェーンを持つ巨大企業、野口観光さんならではの工夫を期待します。泉質は硫化水素泉とのことでしたが、白濁しているのは露天風呂のみで、屋内の浴槽は、鉄のにおいがするぬめりのあるお湯でした。夕食のバイキングは、老若男女に対応したごく一般的なものです。中には、宿で調理したと思われる料理もありましたが、多くはできあいの惣菜(土産としてフロント前で売っていそうな、後から見たら事実売っていた)が並んでいました。お安いプランなので、これは仕方のないことです。ボイルしたズワイガニが一番人気のようでしたが、私はあまり興味が持てませんでした。朝食も特筆すべきことはありません。ごく一般的なバイキングの朝食です。全般的に、低料金で展開する大型旅館としては水準かと思えるレベルでしたが、一つ唖然としたことがありました。夕食後、ホテルの企画として催されたビンゴから戻ってくると、部屋の前に同じ服を着た若者が固まり騒然としています。実は彼ら、唯一のサービスである布団敷き担当の係で、決まった要領もないように、漫然とウロウロするばかり。バイキングでありながら、わざわざ入場の際に部屋を聞かれたこともあり、食事から戻ったときには布団が敷かれているものとばかり思いましたが、そのようなこともなく、私はさっさと自分で敷いてしまいましたが、9時も過ぎた頃に「こっちは敷いてねぇぞぉ」と廊下で叫ぶのはいかがなものでしょうか。この一事ですっかり、「そんなものか」と思っていましました。安くて、それなり、を求める方には良い旅館かもしれません。チェックアウト時、寒風吹きすさぶ駐車場で、上着を羽織ることもなく一人手を振る若い女性従業員の姿が何とも痛々しく、印象に残りました。(2003.11)

北海道 津別温泉 森の健康館 ホテルフォレスター 
JR北見駅より車で約60分。2004年8月に泊まりました。津別の街から屈斜路湖へ抜ける道道588号の津別峠手前、道道を逸れ数kmのところに位置しています。人里離れた山あいの静かな宿です。併設のキャンプ場周辺は公園風に整備され、宿泊者は無料でパークゴルフが楽しめます。清潔で広さに余裕のある洋室ツインの部屋に宿泊しました。部屋からは駐車場と道路が見えますが、舗装路が宿で行き止まりとなるため通行は少なく静かでした。建物の反対側は、キャンプ場に面しています。夕食はお肉とお魚を含み品数豊富で満足しましたが、アルバイト風の給仕の方が、メニューを把握して居らず、一品だけ冷めた料理がご飯の後から出てきたのが残念でした。お風呂はキャンプ場側に面しておりログのついたてで遮られているため残念ながら景色は望めませんが、露天、内風呂ともに広々としていて気持ちよく入浴できました。サウナと水風呂があったのも好印象です。日帰り客、合宿客などの時間をうまくはずせば静かでゆったりと入浴できると思います。お湯は単純泉でしょうか。あまり特徴は感じませんでした。朝食前にホテルすぐ脇の川沿いの散策路を散歩しました。距離は短いですが、きれいな清流沿いには木道もありました。朝食は一般的なバイキング形式です。精算の際、夕食の飲み代がついておらず、会計に手間取ったのも、公営ならではの手際の悪さのような気がしますが、全体としては好印象の宿でした。(2004.9)

北海道 ニセコ五色温泉 五色温泉旅館 
ニセコ駅下車、バスで約?分。2000年6月に泊まりました。当時はまだ改装が終わっていなくて、かろうじて仙人風呂が残っていました。多分、終焉に近かったのではないでしょうか。現在では、仙人風呂に代わり内湯が新しくできているようです。私が訪れたときは新緑がとても美しい時期で、宿に入る前にニセコ川でラフティングに参加しました。この時期のラフティングは川が穏やかなためにスリルはありませんが、インストラクターによっては、どんどん川に飛び込ませたりしてなかなか楽しいです。私は札幌の高校生たちと同じグループになり、久しぶりにはしゃいだ気分を味わいました。宿に到着した時間は日帰り入浴の方が多く、しばらくは部屋でのんびりと過ごすことに。窓からは硫黄泉特有の殺伐とした景色と、山々の緑を眺めることができました。夕食は量こそさほど多くないもの、根曲がり竹の天ぷらなど地のものを取り入れたもので、量的な満足が必要なくなった私には満足いくものでした。夜更けに、待望の展望風呂に入りました。お湯は硫黄泉で乳白色です。誰もいないお風呂に電気を点けて入っていると、しばらくして電気が消え隣の女湯に人が入ってきた様子がしました。間もなく女湯の方から「夜は星がきれいなんだよ」という初老の女性の声が。女湯にいた相棒にあとで聞いたところ、旅館の方だったそうで、確かに満天の星空の下のお風呂は格別でした。朝もう一度入ったときには、お部屋と同じように殺伐としたガレと緑のコントラストを見ることができました。昼間は日帰りのお客さんで大変混雑するようなので、ぜひ一泊して夜空を眺めながらの入浴をお勧めします。静かでこじんまりとした心休まる宿でした。(2000.6)

北海道 ほろしん温泉 ほたる館
石狩沼田駅下車、バスで約30分。ひまわり畑で有名な北竜町から北に15km程度の沼田ダムの麓、ほたるの里敷地内にほたる館はあります。町営で研修なども行われる施設のようです。宿泊した洋室は、シンプルでゆったりとしたお部屋でした。ほたるの里はキャンプ場を併設しており、窓からの眺めは緑豊かなピクニック園地のようなものを思い浮かべていただければ良いと思います。お風呂は日帰り施設と共用で、とても広々としていますが、日中は結構混雑していました。夜、空いている時間にゆったりと入れるのは宿泊者の特権かもしれません。食事はレストランでいただきます。和食の懐石で、お酒の肴になるものも多く、ゆったりと晩酌が楽しめました。お米が美味しかった記憶もあります。夕食後、散歩がてら、敷地内のほたるドームと呼ばれる観賞用の施設に向かうと、無数のほたるが佇む様子を見ることができました。リーズナブルな料金で休日の予約は早くからうまってしまうようですが、またぜひ訪れてみたいと思っています。(1998.8)

北海道 支笏湖丸駒温泉 丸駒温泉旅館
札幌駅下車、バスで約90分、支笏湖畔下車後さらに送迎バスで20分。支笏湖畔を国道から逸れ、湖畔に向かいしばらく入ったところに丸駒温泉旅館はあります。旅館への道は旅館が行き止まりとなり、周りを湖と山に囲まれたとても静かなロケーションです。私が訪れたときには、まだ紅葉が終わっておらず、駐車場のモミジもきれいに色づいていました。旅館の規模は中程度で建物には若干古さが感じられますが、施設に不自由はありません。泊まった部屋は和室で、窓の外は支笏湖が広がる大変景色の良い部屋でした。こちらは湖と同じ水位の露天風呂が有名です。玉砂利が敷き詰められたお風呂は、海でいえば潮だまりのような感じで、まるで湖に浸かっているかのような気持ちになれます。私の訪れた2000年は支笏湖の水位が特に高かった年で、立たないと入れないほどでしたが、そんなことはあまりないらしく、平常時は座って入るようです。湖に映る月を眺めながらのお風呂はとても気分の良いものでした。建物内にもサウナ付きの内湯と露天があり、こちらも湖を眺めることのできる心地よいお風呂でした。こちらへは、家族大勢で訪れたため、食事は個室に用意していただくことができました。地のものを含み、品数も多く大変満足のいく内容でした。予約は、宿のHPで行いましたが、随時多くの魅力的なプランを実施しています。宿の近隣は自然が多く、観光する場所も多いようですが、この旅では家族旅行ということもあり、高くていつも乗ることのない遊覧船に乗りました。船内では、付近の歴史などがガイダンスで流れ、紅葉した木々と湖水のコントラストとともに支笏湖を満喫することができました。車であれば新千歳空港からも近く、ドライブがてら北海道の魅力を手軽に味わうには好適な宿だと思います。(2001.10)

北海道 大沼温泉 函館大沼プリンスホテル
大沼公園駅下車、無料送迎バスで約10分。北海道リゾートの老舗的存在の大沼プリンスですが、なかでもコテージは特に有名です。ここでは、パッケージツアーでプリンスコテージに宿泊しました。おそらく一番安い価格帯と思われるコテージは2ルームが一つの棟に入っていて、当然玄関は別ですが、何となく隣の部屋の人の気配を感じました。プリンスは一般的に安いプランでは部屋が狭いです。こちらも例に漏れず、プリンス特有の低いベットが入った部屋はほとんどゆとりのない間取りになっています。コテージが点在する森の中は、沢が流れ大変雰囲気が良いです。ホテルの建物とコテージの敷地は徒歩7,8分くらいの距離で、マイクロが往復しています。本館の大浴場はとても広く、露天はベランダスペースを利用したもので、浴槽の縁の向こうは森の景色が広がる洗練された作りになっています。お湯は無色透明の単純泉です。利用したプランでは夕食が設定されていなかったので、ホテルを出てとることにしました。とはいえ、近辺にはあまり飲食店はありません。プリンスで夕食をとることを考えたら安いものと、地元の畜産組合が経営するレストランでステーキを食べることにして、車で10分程のところにあるレストラン「黒ベコ」へ。広いせいで、余計に閑散とした感じのする店内でステーキとハンバーグをいただくと・・・お味の方は正直なところ両方とも期待ハズレでした。ステーキのお肉は堅く、ハンバーグはおそらく冷凍保存したものでファミレスのハンバーグといい勝負です。ちょっと頑張ってでもホテル内で食べた方が良かったかもしれません。ホテルのレストランは老舗のリゾートホテルにいかにもありそうな感じで、とても落ち着いた雰囲気です。夜は、ホテル主催の夜景鑑賞バスツアーに参加しました。函館の夜景といえば函館山が有名ですが、函館山とは市街を隔てて向き合う場所に遠く市街を望むことのできる丘があり、ホテルから30分ほどバスに揺られてこの丘に到着しました。放牧された牛が目の前に佇む牧歌的な景色の中、いよいよ日が沈み遠く函館の夜景が広がります。函館山に比べると地味な夜景ですが、丘に吹くそよ風と遠くの夜景がやけに心にしみました。翌朝は、自転車を借りて朝靄の中を大沼に向かってサイクリングをしました。途中、公園駅では東京を発った夜行列車とすれ違い、列車の旅も良いなぁ、などと思いつつさらに進むと眼前に大沼の雄大な景色が。朝の散歩、ならぬサイクリングも、大沼でのお勧めです。部屋は狭かったものの、リゾート気分が満喫できる大変良いホテルだと思います。ちなみにこの旅はグランシャリオツアーが取り扱う飛行機&レンタカーの企画を利用しました。北海道はグランシャリオとマリオが安くてお勧めでしたが、マリオはなくなってしまったようです。(2000.6)

北海道 然別湖 ホテル福原
帯広駅下車、バスで約100分。この時期になると行きたくなるのか、昨年に続き、グランシャリオツアーで6月の北海道へ飛びました。もったいないといわれつつも、サラリーマンの悲しい性でこの旅は1泊2日です。帯広空港に降り立ち、目指すはあのクチビル山の景色が有名な然別湖です。ホテルの写真も山に囲まれた静かそうな湖畔の雰囲気が伺えます。と、その前にレンタカーで立ち寄ったのはJR落合駅。ここからディーゼルカーに乗って隣の幾寅駅を目指します。幾寅駅は、映画「鉄道員」の舞台で一度行ってみたいと思っていた場所です。劇中、健さんや稔侍さんとともに重要な役を持つキハ、すなわちディーゼルカーはいまは観光用として、実際に撮影に使われた車両が運行されていて、今回はこれに乗るためにわざわざ隣の落合駅に車を止めたのでした。幾寅の駅は映画の舞台「幌舞駅」そのもので、映画のセットがそのまま残り、駅横の役場には映画関係の資料が展示されています。後ろ髪を引かれつつも30分後の列車で引き返し、目指す「ホテル福原」に向かいました。着いてみると意外なことに、もう1軒の宿「ホテル風水」に囲まれた駐車場付近は立派な観光地と化しています。そして、湖畔の宿を期待したホテルは、にぎやかな駐車場を隔てて山側に位置していてちょっとがっかり。宿の中は、いかにも観光地の宿といった風情で、部屋からの景色は、ホテルの別の棟の屋根越しに湖を眺めるというものでした。良くも悪くも古さを感じさせる建物です。お風呂は湯船が多くゆったりしていますが、目の前が駐車場なので景色は望めません。これは露天風呂も同様です。景色を望みたいのであればより湖に近いホテル風水の方が良いかもしれません。お湯は無色ですが、少しとろみを感じさせるもので、お風呂の床も滑りやすくなっています。実は1回コケました。夕食は比較的上の階から湖を眺めつついただきました。内容をあまり憶えていないことから、特に変わったものではなかったと思います。翌日は然別湖の対岸のさらに奥に位置する東雲湖に向かってハイキングをしました。これが結構大変。湖沿いの道は木の根が張りだし、かなり歩きにくかったです。対岸まで行き着くとそこには桟橋があり、手軽に東雲湖に向かうためにボートで湖を横断してきた人がちらほらと。対岸に行かれる場合は、ボートで向かわれることをお勧めします。帰りはすっかりお腹が空いてしまったので、帯広市内のジンギスカン屋さんで早めの夕食をとり帰路につきました。濃密な1泊2日、充実の旅でした。 (2001.6)

青森県 十和田湖畔(温泉ではありません) 十和田ホテル
十和田南駅下車、バスで約60分。紅葉を見るため北東北を訪れた際に利用しました。安めのツアーの中で、このホテルを選べるJRびゅうツアーに予約を入れましたが、人気の宿らしく、直前までキャンセル待ち状態でした。建物は近代的でありながら、木を利用した装飾が目につく落ち着いた雰囲気のリゾートホテルです。旅館が建ち並ぶ休屋周辺から離れた場所にあり、付近の公道からホテルへの一本道を昇ったところにあるため、大変静かで見晴らしの良いロケーションとなっています。お風呂は温泉ではありませんが、清潔な露天風呂からは、十和田湖畔を見渡す爽快な景色が味わえます。サウナがあるのも私には評価に値するところです。部屋タイプはいくつかありますが、ツアーのお部屋はスタンダードクラスの洋室でした。余裕のある間取りでゆったりとした雰囲気が漂い好感を持ちました。食事はダイニングルームでいただきます。個性的な宿なので、食事にも期待しましたが、ごく一般的な旅館の献立と大差のないものでした。全体の印象としては大変心地よいホテルですが、食事に地のものを取り入れるなどの工夫が見られれば、満足度はさらに上がると思います。私が訪れた10月下旬は、八甲田付近の山々で大変美しい紅葉を眺めることができましたが、奥入瀬付近はまだまだ緑の勢いが強いようでした。奥入瀬の紅葉を期待するなら11月に入ってからが良いようです。(2002.10)

岩手県 松川温泉 松楓荘
盛岡駅下車、バスで110分。2001年の1月に松楓荘に泊まりました。松川温泉には他に峡雲荘があり、バスの終点は峡雲荘になります。峡雲荘は高台に、松楓荘は谷あいの川縁に位置しています。個人的には、川辺のお風呂が好きなので、松楓荘を選びました。この時期の松川温泉は辺り一面銀世界。見渡す限り雪原が続いています。また、雪によって道幅が狭くなるため、バスで行く際は八幡平で昔懐かしいボンネットバスに乗り換えます。車内はとても狭く、油のにおいが充満している上、チェーンをはいたタイヤで乗り心地は最悪なのですが、風情だけは他で味わえないものがあります。バス停から、宿までは結構急な下り坂です。真っ白な坂道をそうっと降りていくと、橋を渡ったところに松楓荘があります。お部屋は昔ながらの木造で、廊下は少しきしむ感じですが、暖房が行き届いているので寒さは感じませんでした。混浴の露天風呂は、私が入っているときは男性しか居らず、ゆっくりと雪の静けさを味わいました。お湯は乳白色です。食事は、山ならではの野趣あふれるもの。決して量は多くありませんが、ビールとともに十分楽しめました。ちなみにビールは自ら自販機で買ってくることになるので割安です。昨年夏に一度通りがかりましたが、大勢の人が立ち寄り湯に来ていて、冬とは全く違った活気を見せていました。バスで向かわれる際は、料金が結構かかるので、盛岡駅でバスカードを購入することをお勧めします。(2001.1)

山形県 蔵王温泉 ヴァルトベルグ
山形下車、バスで約40分。ヴァルトベルグとは森と山を意味するそうで、ゲレンデ横に位置するホテルです。かなり急な坂道を上った先にあります。名前の雰囲気通り建物の外観や、フロント周辺、レストランなどの作りは洋風でしたが、部屋は落ち着いた和室でした。フロントは2Fにあり、入り口のある1Fにはスキー用のユーティリティースペースを備え典型的なスキーホテルの作りとなっています。お盆の時期に安くて良い宿はないかとWebで探し、このホテルをみつけました。掘り出しプランは代理店の商品でよくみつけますが、こちらはホテル自身のHPに一番安いプランがのっていました。案内されたお部屋はゲレンデビューではないものの、ホテルの中庭と遠く市街を望み、山の中にいることを実感することができました。HPの写真から期待のかかったお風呂は、内風呂、それに続く露天ともに予想を裏切らない広くゆったりとしたものでした。お湯は乳白色です。HPには野天風呂ものっていて、こちらもぜひと思っていたものの、到着した日はあいにくの雨、そして翌朝は寝坊してしまい入ることができませんでした。野天風呂は、ホテルの建物から少し離れた場所にあり、朝食前のお風呂にはちょうど良いようです。夕食はバラエティに富んでおり、地のものも味わえます。今回は一番安いプランということで、レストランの席も一番通路側でしたが、内容的には十分満足でした。ただし、料金によって明らかに料理が変わってくるようなので、周りが気になる方は、少し高めのプランにされた方がよろしいかと思います。館内はゆったりとした作りで清潔感が漂い、スタッフの対応もさわやかで大変気に入りました。時間があれば、山上のハイキングコースで散歩を楽しみ、お腹を空かせて晩ごはんを召し上がることをお勧めします。ハイキングコースは道が整備されていて歩きやすいので、お年を召した方でも十分楽しめるでしょう。(2003.8)

福島県 野地温泉 野地温泉ホテル
福島駅下車、送迎バス(駅からは週末のみ・要予約)で60分。雪景色の温泉に入りたくなり、比較的中規模のユニークな宿を用意しているJRの「びゅう」のパンフレットにこの宿をみつけ、代理店へと向かいました。ところがあいにく満室で、他のツアーでは期待できないと諦めかけていたところ、店員さんが近ツーのツアーをみつけてくれました。しかもこちらの方が安い。早速予約を入れ、訪れたのは12月の週末です。まずは東京駅のごちパラでお弁当を仕入れ、新幹線から見る見慣れた都心の景色の中でそれらをパクついていると、やがて那須の山々が広がり、あっという間に福島駅に到着。私が子供の頃は急行電車で4時間ほどはかかったでしょうか。途中黒磯駅で手売りのおじさんから九尾の釜めしとなめこ汁を買っていた頃が懐かしく思いだされます。さてホテル送迎バスは14:00出発に対し、新幹線は13:52着。少々焦りつつ、西口の改札を抜けるとすぐ目の前にバスが待っていました。雪を溶かす雨がちらつく市街から、徐々に山を登るうち、景色はどんどん雪深くなっていきます。土湯の温泉街を過ぎ、さらに進んだ鬼面山への入り口分岐には野地温泉以降通行止めの看板があり、付近ではホテルの作業車が除雪に追われています。ここから先はこの時期ほとんどホテル専用となるようです。雪で幅の狭まった道路をしばらく走ると突然視界がひらけ、ホテルに到着です。決して新しくはありませんが適度にこなれた感じの内装が落ち着いた雰囲気を醸しています。「夜景のきれいなお部屋をご用意致しました」と仲居さんに案内していただいたのは駐車場向きトイレ付きの10畳間。晴れた日には福島市街を一望できるとのことですが、あいにく、というか、雪見風呂の期待に反せず外には雪がちらつき、雪景色以外は何も見えませんでした。早速お茶を飲もうとテーブルを見ると、よくあるおみやげ用のお菓子の他になにやらシックな褐色の容器が置いてあります。見ると鬼面漬の文字があり、中は姫竹や山ゴボウ、タラの芽などが刻まれた漬け物がぎっしり。姫竹に目がない私は思う間もなく、一口くちにしていました。・・・をぉ、うまい!たまり醤油の適度な甘みと塩加減がとてもいい塩梅で止まりません。これは夕食が楽しみです。さて、いよいよ、この宿の自慢のお風呂に入ることにします。様々なお風呂のなかでも檜風呂の「千寿の湯」は昔ながらの木造の湯屋に底から湧き出す自噴の湯船がしつらえてあり人気のひとつとのふれこみです。入ってみると、少し熱めの湯加減は私好み。しかし、ちょっと油断すると湯船の底に張られた板の隙間からかなり熱いお湯が湧き出し、これが半端じゃない。お尻をちょっとやけどしかけました。お湯は白濁の硫黄泉で、温泉気分をさらに高めてくれます。一度部屋に戻り、お尻が落ち着いたところで、次は内風呂に入りました。誰もいないサウナで汗を流し、体を洗ったところで、がやがやと団体さんが入ってきたので一度退散。浴衣を羽織り、次はお隣の「鬼面の湯」と呼ばれる露天風呂に向かいます。着いたときよりも勢いを増した雪に裸をさらしつつ、待望の雪見風呂に身を沈めます。緩やかな雪の壁に囲まれた露天風呂はとても静かで、雪の音を感じながらのひとときは本当に格別でした。雪が頭に積もりかけるまでお風呂を堪能し、さらにお待ちかねの夕食の時間です。指定されたレストランに向かうと、とてもいいにおいが漂ってきました。においのもとはお鍋です。少し甘めのだしで供された猪鍋はとても優しい味がしました。その他、いくつか並んだ小鉢は山ならではの食材が使われ、つまみにももってこいでした。ご飯との相性が期待された鬼面漬ももちろん用意されていましたが、ご飯をいただく頃にはビールも入りすっかり満腹となってしまいました。雪の降る静かな夜は、極上の眠りも楽しみです。しかし今回もまたご近所が騒がしく、せっかくのゆったりした気分が台無しとなってしまいました。フロントに電話でお願いをし、一時はやんだものの、しばらくするとさらなる盛り上がりようで、結局今回も耳栓のお世話となってしまったのはとても悲しいことでした。この宿のお風呂はどれもが時間制の男女入れ替えで、朝風呂は、昨日入れなかったおもしろ露天風呂「天狗の湯」に入ることにしました。すると、各お風呂の男湯女湯の番を示す電光看板になにやら書いてあります。「本日は浴室のガラス破損のため天狗の湯はお使いいただけません」。・・・ガッカリ。でしたが、本来は女湯のはずの「鬼面の湯」が男性の時間になっており、今度は朝風呂で雪見を楽しむことができました。朝食は、オーソドックスですが、手作り感があり、美味しくいただきました。鬼面山周辺はハイキングコースです。次は是非夏に訪れてみたいと思っています。 (2004.12)

福島県 西山温泉 旅館中の湯
会津柳津駅下車、バスで30分。大きな檜風呂が自慢の旅館中の湯に泊まりました。お部屋数9室のこぢんまりとした宿です。私が到着したときには、檜風呂のポスターを見てきたという方が、立ち寄り湯を頼んでいましたが、ちょうどチェックインの時間だったので断られていました。この宿は内湯も特徴的で、お湯が間欠泉のように湧き出していて、時間によっては入れないこともあるようです。名物の檜風呂は離れにあり、すぐ脇に露天風呂がならんでいます。お湯はわずかに褐色がかって、浮遊物がありました。檜のお風呂は天井が高く、ゆったり落ち着いた雰囲気を味わうことができます。それに比べると露天の方は、少しついでのような感じがしました。食事は部屋食で、地方の宿ならではの手作り感が味わえました。ただし、私はこの地方名産の鯉の甘露煮がもともと苦手で手を付けることができませんでした。お米が大変美味しかったのを憶えています。山あいの静かな宿で過ごしたいときにはお勧めです。(2001.10)

福島県 磐梯熱海温泉 信夫屋旅館
磐梯熱海駅下車、すぐ。3年前のお正月があけてすぐ、突然思い立って福島に向かいました。遅い時間に車で出発したので、宿はインターに近いところがよいと思い、磐梯熱海を目指すことに。途中のパーキングで、観光ガイドを立ち読みし、一番安い信夫屋という旅館に電話を入れると、「いまお母さんがいないので、後でかけて下さい」とのお返事。明らかにお子さんの声でした。次のパーキングで、宿の女将さんと電話がつながり、宿泊のOKをとりつけいざ宿へ。「駅からすぐの小さな宿ですからすぐわかります」とのことでしたが、昔ながらの佇まいのいわゆる駅前旅館が信夫屋さんでした。木造の古い建物で、通された部屋は2階。いまどき、探してもなかなかないような時間の止まったお部屋でした。食事は、女将さんがあらかじめストーブで暖めておいてくれた隣の部屋に運んで下さいました。これも部屋食?お料理は、正月料理+アルファで高級なものではありませんが、当日の予約に応えていただいたのですから、贅沢は言えません。お風呂は温泉です。男女に分かれていたのですが、女性の方は湯量も少なく、カランの勢いもなかったとのこと。男湯は、同じくカランの勢いはなかったのですが、岩でできた湯船はお湯で満たされていました。お湯の色は無色で、湯冷めしない良いお湯でした。お風呂のある1階はご家族の生活スペースなので、しっかり生活感があります。夜中にトイレで何度か目が覚めたのですが、トイレまでの廊下が長く寒かったこと! と、ココまででもわかるとおり、他の宿では経験したこともないような、いまどきない雰囲気を味わいました。思い出深い宿です。(2000.1)

福島県 会津東山温泉 新瀧夢千年
会津若松駅下車、バスで20分。竹久夢二ゆかりの宿ということで、新瀧夢千年には作品ギャラリーがあります。雪の会津若松を訪ねた際に宿泊しました。東山温泉は湯川に沿って多くの旅館が軒を連ねていますが、旅館街の規模の割に道が狭く、車の運転には注意が必要です。夢千年の駐車場は道路から一段高いところにあり、道路も駐車場も凍結していたため、車の出し入れには苦労しました。対策していない自分も自分ですが、温泉街以外は全く路面に関して心配なかったので、旅館組合の方にも一考していただきたいところでした。こちらの宿もネットで安いところを探して行き当たりました。私は基本的に食事前のサウナが好きなので、サウナがあって手頃な料金というのが選択の基準でした。この宿で面白かったのは、玄関は1Fにありつつ駐車場からの通用口が階上にあり、いきなり客室の通路になっていたこと。旅館の印象には入口の印象が大きく寄与すると思いますが、その意味ではこれは大変ギャップがありました。フロントに降りてチェックインをすませると、案内された部屋はなんと先ほど入った通用口の真横。正直あまり気持ちの良い感じはしませんでした。お部屋自体は古いながらも特に不便を感じるところはなく、眺望は湯川を挟んで対岸の宿を望む感じでした。食事前に待望のお風呂へ向かうと、期待していたサウナはなんと故障中。実は事前に問いあわせた際に故障を聞いていたのですが、私が訪れる頃には直っているといことで期待していました。これにはかなりがっかり。内湯と露天は旅館の規模からすると少し小さめでしょうか。お湯に関してはあまり印象に残っていません。食事はお部屋でいただきました。仲居さんは少しお年を召した方で、一人でいくつもの部屋を受け持たれていたらしく、少し気の毒な感じだったので、廊下で料理を受け取り部屋の中へは自分で運ぶことにしました。内容は、一般的な旅館のお食事でしたが、冷めたものはなく量的にも満足のいくものでした。私が宿泊した棟は古い建屋でしたが、新館の方は広くきれいなお部屋だそうです。(相棒の母談)建物内部に夢二のイメージでレトロモダンの装飾を施している様子がうかがえましたが、全体の印象としては、少し古びたごく普通の温泉宿といった感じでした。(2002.12)

栃木県 光徳温泉 日光アストリアホテル
日光駅下車、バスで約70分。光徳温泉といえば日光アストリアホテルになります。源泉は湯元でそこからお湯を引っぱっています。ですから、泉質は湯元と同じです。湯の湖畔にパイプラインの中継所を見ることができます。牧場横の林の中に佇む静かなホテルで、雰囲気は大変良いです。東武トラベルの企画旅行では、広めの和室でした。どの部屋からも緑が望めるそうです。露天風呂、サウナがあり、緑の中でゆったりできます。夕食は和懐石で、良質ともに十分でした。洋食を召し上がっている方もおられ、次はぜひ洋室に泊まってみたいと思っています。私が泊まったときは、朝、ホテル主催の散策があり、スタッフの方に牧場周辺の鳥や木の説明をしていただきました。食事前の散歩にはもってこいでしょう。周辺はハイキングコースの宝庫です。1日目は早めに東京を出て、ハイキング途中にお弁当をいただくというのが私のパターンとなっています。ハイキングコースには中年女性の姿が目立ちますが、マナーがちょっと・・・。歩く場所、ゴミには最低限気を付けたいものです。(2002.10)

栃木県 湯元温泉 奥日光森のホテル
日光駅下車、バスで約75分。前述の光徳温泉の源泉です。湯の湖畔に佇んでいますが、バス停付近は何となくがらんとしています。ここでは、奥日光森のホテルに泊まりました。バス停からは少し歩きますが、名前の通り少し森に入ったところにあり、静かなホテルです。お風呂は乳白色で、少しせまいですがサウナと、開放的な露天風呂があります。館内では靴を脱ぎ、足袋のような靴下で過ごします。部屋は清潔で広く、緑を望むことができます。食事は派手ではありませんが、人の手を感じさせてくれて好印象でした。1日目は切込湖刈込湖コースを歩きましたが、このコースは結構骨が折れます。のんびり過ごしたい方は湯の湖でボートも良いかもしれません。バス停近くのビジターセンターでは、近隣の情報を見ることができます。(2001.11)
9月の土曜日にじゃらんのツインプランで宿泊しました。ことしは紅葉が早そうだったので期待しましたが、金精峠でわずかに見られた以外は湯の湖付近ではほとんど色づきは見られませんでした。ツインの洋室は1室しかなく格安です。ただし、部屋は格段に落ちます。和室、和洋室は全て大きな窓から山を望む景色が味わえますが、洋室は小さな窓が2つ駐車場に向いているだけで景色は望めません。また、ボイラーが近いらしく、音が結構響きますので神経質な方には不向きでしょう。私は、ボイラーの音が苦手なので、持参の耳栓をして寝ました。部屋はロフト風で天井が傾斜しています。少し小さめのトイレ付きツインルームをイメージすればよいと思います。少し古い感じでベッドカバーにたばこによる穴があいていました。とはいえ、この料金で食事は通常と同じですし、感じの良いお風呂にも入れますから、お値打ち感優先の方には良いと思います。今回は夕食の献立をチェックしてきました。
先附:しもつかれ(郷土料理) 前菜:魚のテリーヌ お造り:鮪、甘えび、ホタテ貝 温の物:牛ヒレ肉の薄切りストロガノフ サラダ:湯葉のサラダ お鍋:若鶏と野菜のチャンコ風 凌ぎ:茶そば 酢の物:ホッキ貝、胡瓜、こんにゃくの酢みそ和え 食事:香の物、コシヒカリ米、豚汁 水菓子:メロン(2003.9)

栃木県 女夫淵温泉 女夫淵温泉ホテル
鬼怒川温泉駅下車、バスで約105分。女夫淵温泉ホテルに泊まりました。雪の季節にマイカーで行きましたが、雪深く、道が狭いのでとても怖かったです。ここは、露天風呂の数が自慢です。多くの湯船が混浴で、若いカップルがいっぱいいました。私自身は混浴が苦手なため、ちょっと落ち着かない感じがしました。お風呂は川辺にあるので周りの景色は大変風情があります。食事は一般的な旅館の料理です。私の泊まった部屋は、景色は建物に遮られて見えず、さらにボイラーの音がうるさくて、雪の中のシンとした静けさも味わうことができませんでした。後で知ったのですが、ここは、混浴のお風呂がある宿として若いカップルに人気のようです。お湯は白濁しています。(2000.12)

栃木県 湯西川温泉 平の高房・亀や平家の庄
湯西川温泉駅下車、バスで約35分。平の高房と、かめや平家の庄に泊まったことがあります。平の高房は温泉街から離れた高台に位置しています。川岸からは離れますが、とても静かで落ち着いています。建物は古い日本家屋を思わせる作りで雰囲気があり、ゆったりとしています。お風呂は決して広くありませんが風情がありました。平家の庄は、旧館木造の狭い部屋、バスタオル無し(東武トラベルの安いプラン)と、あまり良い印象はありません。お風呂は男性の露天風呂から隣の旅館のお風呂が見えてしまいます。ただし、有料の貸し切り風呂はいろんな種類のものが数多くあります。食事は、両者ともに囲炉裏端でいただきます。平家の庄の食事どころは川を渡った別館で風情がありましたが、内容は、平の高房の方が繊細で私には良かったです。平家の庄はどちらかというとがっつりしたかんじ。お湯は無色ですが、平家の庄はほんのり硫黄臭を感じました。こちらの温泉も特に周辺の観光はしませんでした。浅草からスペーシアでお弁当を楽しみ、何もしない旅というのが私のパターンです。(2001.?,2002.?)

群馬県 万座温泉 万座プリンスホテル・万座亭
万座鹿沢口駅下車、バスで40〜50分。プリンスと万座亭に宿泊したことがあります。プリンスの部屋は、一般的な価格帯ですと、狭いか景色が悪いです。崖の上の露天風呂は開放的で爽快。7月には傍らにコマクサが咲くのを見ることができます。夕食は種類を選べますが、個人的には中華がお勧めです。万座亭は花館(本館隣の新館)の部屋が広いです。眺望はゲレンデになります。夕食は量・種類は多いものの全て冷めていて×。朝食はバイキングではありませんが時間が8時からで私的には×でした。万座亭の露天風呂は大変熱いです。お湯の色は乳白色。7月初旬〜中旬は白根山にコマクサが咲きます。ハイキングに好適です。上野でお弁当を買い、朝早い草津号とバスを乗り継ぎ、一気に登ってコマクサを眺めながら食事、というのが私のパターン。バス料金が高めなので、万座鹿沢口駅前でレンタカーを借りるのも、良いかもしれません。ただし、近道すると有料道なので、ケチるときは草津温泉経由が良いでしょう。企画旅行はJR込みのJTBが比較的安めです。(2001.7,2002.7,2003.7)

群馬県 四万温泉 四万たむら
中之条駅下車、バスで約40分。鄙びた温泉街、といったイメージを持っていた四万温泉ですが、宿泊した四万たむらは、四万グランドホテルを含むグループでたむらの森と呼ばれる広大な敷地を抱え、一大温泉リゾートを形成していました。リゾートといっても雰囲気は典型的な温泉宿です。特にたむらのフロントなどは、かやぶき屋根をたたえた昔の建物をそのまま使うなど、正統派の風格が感じられます。鉄道の場合は、駅から公共のバスを利用します。これだけ大きな宿ならば、送迎などがあっても良さそうなものですが、バス停周辺の雰囲気からは地元産業との共存を図っているような感じを受けました。途中、四万の温泉街を抜ける際に見える景色はまさに昔ながらの鄙びた温泉街そのもので、この感じは予想通りです。たむらは、増築を繰り返した様子がうかがえ、近代的なコンクリートの建物と、湯治場風の木造の建物が混在しています。私が泊まった棟は金涌館と呼ばれる建物で、少し古い感じはしましたが、特に不便は感じませんでした。食事はホールでいただきました。内容は一般的な旅館と変わりませんが、あたたかいものはあたたかく給仕されておりましたので、文句はありません。形だけ大きくなってしまった旅館ですと、料理が冷めていることはざらなので、この点は一応合格です。料金が高くなると部屋はグレードアップし、食事は個室風の食事処となるようです。部屋と食事に関してはお金次第で、ある程度贅沢を味わえるようですが、私には安めのプラン(JTB)でも十分でした。お風呂は、さすがに数も多くそれぞれがなかなかの大きさです。よく宣材に使われている写真の露天風呂はお風呂の中では一番遠くにあり、お年寄りにはちょっとしんどいかもしれませんが、堰を落ちる川の流れを眺め、その音を聞きながらの時間はとても心地よいものでした。大浴場は吹き抜けの広々としたものでそれなりに良かったですが、私が特に気に入ったのは御夢想の湯と呼ばれるお風呂です。檜をふんだんに使った浴室は静謐な雰囲気が漂っていて、しばらくのあいだ時を忘れて雰囲気に浸ることができました。お湯は無色で、特に感じたことはありません。この旅では電車とバスを乗り継いぎ、周辺は全く観光しませんでしたが、特に観光するような場所もないようなので、お風呂だけを楽しむのんびりしたい旅に好適かと思います。古くからの湯治場ですし。(2003.3)

長野県 白骨温泉 白船グランドホテル
新島々駅下車、バスで約60分。私が泊まった白船グランドホテルでは、松本駅から送迎バス(要予約)があります。雪深い季節に2度ほど行きました。シンシンと降る雪の中の露天風呂は静かで安らぎます。お風呂にはサウナもついていて、冬は水風呂の代わりに外気が冷ましてくれます。食事は落ち着いた大人には質も量も十分と思います。部屋もそこそこ広く、山を望む眺望もなかなかのものでした。ここでは、何もしません。新宿からあずさ号にのり、車中でお弁当。送迎バスで雪景色の中宿へ向かい、部屋で静かに読書をしながら過ごすというのが、私のパターンです。2003年はじめに送迎バスが雪崩に巻き込まれるというハプニングがありましたが、幸い亡くなった方はいませんでした。それだけ、山奥ということです。お湯は乳白色です。(2002.1,2003.1)

長野県 蓼科温泉 ホテル親湯
茅野駅下車、バスで約30分。蓼科・車山方面は温泉はあまり多くないというのが私の印象です。3月頃急に思い立って、親湯に泊まりました。突発的だったので、なるべく安いプランをISIZEで探しました。ここのお風呂は変です。化繊でできた畳が敷き詰められています。転んでも痛くないので、お年寄りには安全とのことでしたが、私にはどうも気持ち悪かったです。お湯は無色透明で少し塩素の臭いを感じました。夜更けに貸し切りの露天に入りましたが、こちらは夜目でも、静かな川の雪景色を見ることができ好感を持ちました。食事は一般的な旅館のものと変わりません。部屋からの景色は敷地を走る水路が見えるだけで良くはありませんでした。広さは普通だったと思います。蓼科高原、車山高原はドライブにもってこいで、特に無料になったビーナスラインは爽快です。車で東京方面に向かう際は、八ヶ岳の麓、原村を通るとのんびりとした高原の風景が味わえます。(2003.3)

岐阜県 平湯温泉 ひらゆの森
高山下車、バスで約60分。ゴールデンウィークに奥飛騨方面を訪れた際に利用しました。平湯はこぢんまりとした温泉地で車で入ることのできない上高地へのハブとしての役割も果たしています。バスターミナルからほど近いひらゆの森は日帰り客、泊まり客の両方を迎える温泉施設です。男女ともに7つの湯船を持つ露天風呂が特徴的で、木々の中、森林浴を同時に楽しめる施設となっています。幹線道から近いため、日中は車の音が聞こえますが、夜ともなれば森の静けさのなか満天の星を眺めることができました。お湯は硫黄泉で白濁しています。宿泊施設は、木造で少し古めかしく、建物内の階段が非常に急で、お年寄りは難渋するかもしれません。宿泊した洋室は2階に位置し、窓からは中庭の池が見えました。食事は、小規模な旅館にありがちな食事室でいただきます。夕食では、飛騨牛と鶏肉の唐揚げが供され、大変なボリュームでした。施設の目の前が大型駐車場となっていますが、上高地などに向かう際には、公営のからまつの森駐車場へ移動をするよう指示されます。このとき、割引券を受け取りましたが、駐車場の係員は、期限切れといって受け付けませんでした。からまつの森からは、上高地へ向かうバスが直接、または平湯のターミナル乗り継ぎで出ています。上高地を訪れる際には安くて手軽な宿かと思います。バスターミナルの売店で売っているパン、特にクロワッサンはお勧めです。(2003.5)

大分県 山下湖温泉 九重レークホテル
由布院駅下車、バスで約30分。聞いたことのない温泉だと思いますが、九重レークサイドホテルという一軒宿です。九重カントリークラブと経営母体が同じで、ゴルフ客への宿泊対応という色彩が少なからず感じられます。10年以上前に見た雑誌の紹介で気になっていたのですが、念願叶って泊まる機会を得ました。周囲はゴルフ場の他、これといった観光スポットもないので、ゴルフ以外で訪れる人は少なそうです。その分、森に囲まれた敷地はとても静かで、自転車を借りて山下湖を一周しましたが大変気持ちよく過ごすことができました。食事は一般的な旅館と大差ないです。洋室からの景色は山下湖が佇み、静かな休日には好適と思います。お風呂は露天はありませんが、大きな窓から山下湖が望める清潔感あふれるものです。お湯は無色透明。においもなく、温泉を感じるには少し物足りないかもしれません。私はバスを利用しましたが、本数はかなり少ないです。九重ドライブを楽しむついでに1泊するには良いかもしれません。(2001.?)

大分県 湯布院(由布院)温泉 ホタルの宿仙洞
由布院駅下車。湯布院は由布院町と湯平村が合併してできた町だそうです。実際に行ってみると、何もないことにびっくりしました。また、もっと、こぢんまりした里を想像していたのですが、由布岳の麓のゆったりした盆地に位置しています。旅館が数多くありますが、ここでは民宿に泊まりました。一月前に物色しましたがお目当ての牧場の家の離れは空いておらず、第2候補のホタルの宿仙洞へ。和室、洋室、離れの混在した宿です。私は一番安い洋室にしました。内装は明らかに安めのペンションです。近くに民芸村があるため、比較的人出がある場所になります。お風呂は露天しか記憶にありませんが、由布岳をかすかに見ることができた以外はローケーション上あまり期待はできません。夕食には、豚骨スープの地鶏鍋がでました。これは美味しかった。量が大変多く、全部は食べ切れませんでしたが、下手な料理を出されるよりも納得させられました。近くには亀の井別荘、金鱗湖などがあり、道を選べば落ち着いた散策もできます。近頃は黒川温泉に押され気味の湯布院ですが、私も一度行けばいいかなぁ、と思っています。(2001.?)

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