日本人のルーツ

 

 

 

 日本人のルーツにあたる集団としてよく知られているのは一般に弥生人、縄文人の二つですが、彼等がどこからやってきたのか、他に日本人の形成に関わった集団としてはどのようなものがあるのか、ということについては一致した見解のようなものはまだないように思います。

 ここではそうした日本人のルーツについての仮説や情報を書いていきたいと思います。

 

年代別に見る日本人の形成

旧石器〜縄文時代

弥生時代

弥生時代以降

 

旧石器〜縄文時代

縄文人の概観

 

 

 

 縄文人は基本的に、旧石器時代に日本列島に入ってきた人々が中心になって形成されたものと考えられます。

 旧石器時代にどこからどのような人々が入ってきたのかということはまだ明確にはなっていませんが、北方ルートと南方ルートの二つが考えられるかと思われます。

 約2万年程前の後期旧石器時代に、シベリアバイカル湖周辺をルーツとする細石刃と言う石器を使用する人々が樺太から北海道を経由して日本列島に入ってきたのではないかといわれています。

 また、沖縄では1万8千年程前の港川人と呼ばれる人骨が見つかっており、頭蓋骨の形態から縄文人の祖先にあたるのではないかといわれておりまたインドネシアで発見されたワジャク人との関連も指摘されています。

 

 旧石器時代から縄文時代にかけて日本に入ってきた人々としては、以下のような人々が考えられるのではないかと考えています。

 

1 バイカル湖周辺から樺太、北海道経由で日本へ

2 東南アジアスンダランドから沖縄を経由して日本へ

 朝鮮半島から日本へ

 長江中下流域から東シナ海を経由して日本へ

5 中国南部・台湾から日本へ

 

 

 

 

 

 

縄文人の地域性

 

1)HLA

 東大の徳永教授の研究からは、東北北部および南九州に共通して存在し、かつその中間の地域にはほとんど見られないHLAのタイプが存在するということで、これが縄文人に特徴的なHLAのタイプではないかと推測できるかもしれないそうです。

 しかしもしそうだとすると、東北北部の縄文人と南九州の縄文人は遺伝的にかなり近い存在だったということになり、地域差は少ないということになるかもしれません。

 

2)頭蓋骨

 頭蓋骨の研究からは、縄文人は現代日本人以上に地域間の差が少ない、比較的均一な頭蓋骨の形質を持った人々だったようです。

 

3)ミトコンドリアDNA

 愛知県宝来聡先生のグループによれば、沖縄に固有なミトコンドリアDNAの配列と、またアイヌ人に固有の配列とが存在するそうです。

そうであれば、少なくとも縄文人は大きく北と南の2つの系統には分けることができるのかもしれません。

 

 

 

 

 

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