スペイン・ポルトガル(2)
AVEは洗練された清潔な列車である。とはいっても、これまで乗ってきたヨーロッパの列車はどれも乗り心地は良い。インドの3等車が今までで劣悪だね。快適に約3時間が過ぎた。途中、スペインのご夫婦にパンなどご馳走になり楽しいひと時でもあった。とても陽気に話を通じないとわかっていると思うのに話しかけてくれた。奥さんの方が話し好きと見えて、大きなパンをもっていたので、それを何か説明していた。なぜか、3人で意味はわからないのに笑いが絶えない。
その後その夫婦にトレドへの行き方をおしえていただき、早速向かう。
トレドの街は、街の3方を川に囲まれ、町並みは中世そのままといってよいくらいの歴史ある城塞都市の街だ。ここもイスラムのにおいのするその華やかな文化が偲ばれる街だ。また芸術家のエルグレコとも縁が深い街で、サント・トメ教会には傑作オルガス伯の埋葬があり、グレコの家も現存している。この街は歩くだけで13世紀に戻ってしまったような錯覚に陥るような感覚がした。ゆっくり約5時間、見学したり、そこで友人へのはがきを書いたりして過ごした。こういう街でこうした時間をもつということもなかなか贅沢な時間だ。
その後、一路マドリッドへ戻り、夜行でポルトガルのリスボンへ向かった。この日、ぼくは風邪気味だったので何か日本食に近いものを食べようと思い、米を使っているパエリャを食べ、薬を飲み、ゆっくり寝た。具合が悪くなったら、和食的なものが一番良い。大西洋の朝日で目が覚めた。
リスボンではこの大西洋が見れればそれで良いと思っていた。到着し、早速町並みを散策、石畳で、路面電車があり、ちょっと昔の街のように見えた。 一番の展望地であるサン・ジョルジュ城へ行き町並みと大西洋がマッチする雄大な景色を眺めしばらくのんびりしていた。この港町から15世紀ころに男たちが夢をみて旅立って行ったんだ。何かロマンを感じる。
その後、リスボンの街からぼくはまた夜行で最終訪問国フランスへ向かった。あとこの旅行も5日残すばかりであった。
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エルグレコの家 | ![]() |
教会の中 |
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トレドの街 | ![]() |
同じくトレドの町並み |
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AVE | ![]() |
リスボン サンジョルジュ城から |
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同じく リスボン 大西洋が見える。 |
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リスボンの町並み |