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滝行のすすめ
滝行は修験道、神道、密教などに日本古来から伝わる修行法である。
なぜ、今滝行がまたみなおされているのかさぐってみよう。
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御嶽山 清滝と礼拝所
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木曽御岳山のふもとにある滝行場。新滝、清滝。
雄大な自然に守られた神聖な場所である。全国から行者が集い、いつでも行ができるように更衣室には白衣も備えられている。
全国から集う行者は後を絶たず般若心経と不動明王への真言をあげる声が滝の水音にまじって聞こえてくる。
清滝の不動尊
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滝の横には不動明王をまつるお堂があり、中で経を読み心を静めることができる。
リクルート、メンズクラブ、ロトナンバーズ、エッグなど、雑誌、テレビなどでも紹介され滝行の効果も見直されています。若人が滝行に参加しています。
頭上から落ちる水の圧力によって、頭への刺激がある。
このことから、精神病にも効果が認められている。鎌倉の今泉不動は古くから、滝行の場として有名であるが、特に精神病を治した滝としても知られる。
ストレスのために精神が疲れている現代人にはむいているのかもしれない。
滝行は命がけ
川にかかる滝であるから当然、上流からいろいろなものが流されてくる。
今泉不動の滝では、上流にできたゴルフ場から、農薬が流れてくるという問題もある。また下水の水も流れ込み滝壷にはへどろ状のものがたまって、掃除が大変である。
最近では竹炭を使って水を浄化しようという試みもなされている。
その点、天下の名水、酒水の滝では、まだまだ水はきれいである。しかし、大雨や台風の前後には水がにごり、石が落ちてくる危険が高い。酒水の滝で毎日滝行をを続けて、今だ石にあたって死んだ行者はいないと言うが、生半可な気持ちでは滝に入らないほうがいいと言う。
滝に入る前には、神仏に安全を祈願し、周囲を清める掃除を行い、さらには入念な準備運動を行って入る。
滝行の作法
特に決まった作法はないのであるが、それぞれの宗派や指導者によって、注意がある。
例をあげてみよう。
御岳山清滝での様子。
階段をのぼりつめると右側に滝が見えてくる。近づくと水しぶきが雨のようにふりかかる。
手前に白木の更衣室兼休憩所があり、着替えができるようになっている。奉納された行衣やタオルなどがいつでも使えるように並んでいる。
白装束の行衣に着替えると、滝の左側にあるお堂で、般若心経などをとなえる。滝の水の音が響きわたり風にのってしぶきが飛んでくる。
滝に向かって印を結んで、えいー っと気合をいれる。額の前で不動明王の印を結んで、滝に入る。
滝の下は行をしやすいように平らになっている。
冬は滝まで往復が寒くてものすごく遠く感じる。しかし、入ってしまえば寒さなんか感じない。かえって春先のほうが、水がぬるんで集中できないためつらいとも言う。
新滝の礼拝所
不動明王が祀られています。
般若心経をとなえます。
祈願して滝に入ります。
