フライングアタック
仕事を終え、いつも通りアパートの部屋に戻る。
朝食のそのままにしてしてある食器を洗おうとキッチンの電気をつけた。
するとシンクの中で何かが動く。
カサ カサ カサッ
すっごい驚いた。
ほんとに驚くと人はこんなにも中途半端なリアクションをするのか
と思うくらいの中途半端なリアクションに一人で恥ずかしくなる。
いつも思うが、ゴキブリはほんとに嫌いだ!!
昔はそうでもなかったけれど、最近は怖い。本気で怖い。
何であんな小さな生き物の動作にイチイチ翻弄されなあかんのだ。と思うが怖いので仕方ない。
でも、戦わなければ事は改善の方向に向かわない。
疲れた体にムチを入れ、自分を奮い立たせる。
戦うにしても流石に素手で捕まえるなんてことは無理なので
いらない雑誌で応戦を試みようと考えた。
それがですねえ。
こういうときに限って無いんですよ。いらない雑誌が。。
仕方ないのでスリッパと殺虫剤で応戦。
まずは敵をシンクから出さないと戦えないと思い 水で攻撃。
予想通り カサカサと嫌な音を立ててシンクから這い出してきた。
と、思ったら。
シンクの縁からヤツが飛ぶ。
ほんとは飛べるわけではなく羽ばたきおりるのだが、
なぜかこっちに飛んできそうで怖い。
ムササビ、
いや、屋根から投げられて舞い降りる鶏の様にばたばたとしながら
こちらに向かってくる。怖い。
不覚にも一瞬ひるんだ
そのすきに、ヤツはクルッと向きを変え壁を駆け上がり
そう、それはたまたまテレビをつけたときにやっていたプロレス中継の空中戦の様。
一瞬のスキをついて、ロープを駆け上がりると間髪いれず
トップロープからのフライングアタック!!
そんな感じだ。
ゴキブリが再度飛ぶ。 怖くて泣きそう。
しかし今度はコーナーに追い詰めた。
この勝負もらった!!
獲物めがけて大量に殺虫剤噴射!! ↓
すると、
夜中なのに
ガス警報機がピピピピピピピピピピピピピピッーーーー
台所だからね。当然っちゃ当然。
あせって獲物を外へ逃がしてしまいました。
この勝負引き分け。