キナバル
東南アジア最高峰として有名なキナバル山は東マレーシア サバ州の誇り。
施設や登山道もよく整備されていて、がんばれば大抵の人は登ることができる。
富士山に登るようなもんだ。

コタキナバル中心部のバスステーションから あいのりサイズ のミニバスでおよそ2時間。
12リンギットでキナバル州立公園に行くことができる。
もちろんエアコンなど効いているはずもなく、車内は蒸し風呂だ。
席につくと途端に汗が吹き出てくる。
他の客は州立公園の先にある ラナウ に行く現地の人たち。
マレー語はよくわからないので多少不安になる。
欧米人でも乗っていればなんとなく安心なのだが、
一人だと行き先を間違えていないかどうかが気になって仕方ない。
そんな心配をよそにミニバスは出発。
窓は全開。
走っていると南国の風が気持ちいい。
が、信号に止まるたび、また蒸し風呂になる。
しかし一時間ほどすると、外の景色もずいぶん変わってきた。
窓からの空気がすこしずつ冷たくなってくる。
赤道直下とはいえ標高1000mを超えるとさすがに寒い。
キナバル州立公園に到着。
公園本部周辺にはロッヂやハイキングコース、
展示室、山岳植物園などが整備されている。
まずはチェックイン。
同時に登山の申し込みをした。
公園への入場料、入山料、ロッヂの宿泊代、登山保険を取られた。
そのうえ登山には必ずガイドをつける規則になっているらしい。
ちょっと待って。いくら取るんだ!!
山に登るだけなのにどれだけ掛かるんだ?
すべて言われるままに払って驚いた!
財布の中の現地通貨、リンギットはあとわずか。
一食分に及ばない。
ものすごくイヤな予感がしたので係りの人に訊いてみると
予想通り
日本円は使えない
クレジットカードも扱っていない
そのうえ両替もしないらしい
お金(日本円)はあるのに、ご飯が食べられない。
「運の無さはテクでカバーだ!!」
と自分を励ますが、そのテクが無い。
さすがに本気で泣きそうだ。
山に登る前からつまづいた。。。
つづく

キナバル山頂上にて (標高 4035.2m)
頂上には ねずみ がたくさんいた