|
|
|
|
|
マニラは経由地であるが、乗客は全員一旦飛行機から出なければならない。最終目的地が関西国際空港であれば、貴重品以外の荷物は飛行機に中に置いたままでも構わない。航空機内を清掃するので乗客は空港のトランジットルームに待機するのである。 トランジットルームとは経由地で飛行機から出ている間の待合室である。とは言っても特別なものではなく、一般の搭乗ゲートの待合室である。関西空港がトランジットルームになれば、それはゲートの前のイスが並んでいる所である。 このTG620便はバンコクから大阪まで行く乗客、バンコクからマニラまでの乗客、マニラから大阪までの乗客の3通りがある。マニラで全乗客が降りると係員が待機していて、マニラで降りる客、大阪まで行く客を振り分けた。前者は出国審査場に通じる道を進み、後者は係員が配るトランジットカード(再び航空機に乗り込むためのチケットみたいなもの)を受け取り、トランジットルームで待った。ルームではルームで待つ乗客とこれからマニラから新たに搭乗する乗客でいっぱいだった。同じフロアに4つのゲートがあり、他のゲートの前のイスに座ってもよかったが何故かTG620便の出発ゲート前のイスに乗客は固まっていた。周りには小さな売店が2つくらいあった。支払いはフィリピンペソのほか、米ドル、日本円でも可能だった。私はバニラアイスクリームに100円を支払った。 どこまで行けるのか歩いてみたが、ルームの出口にセキュリティーブースがあったのでこれより前に進むことができなかった。 到着から45分後、搭乗OKの合図が出たので、乗客が一斉にゲートに集まり始めた。私はいつもほとんどの乗客が乗り込んだ後に乗るが、この時もそうであった。乗り込む前にルーム内のトイレに入ったが、用を済ませた後に手洗い場に行くと、清掃係員が水道の蛇口を開け、手を洗った後に紙を用意してくれた。「やけに親切な人だなあ」と思っていると、笑顔でチップを要求してきた。「ああ、なるほど。まあいいか。」と思い、100円玉を渡し清掃員は「ありがとう」と笑顔で声をかけられた。 マニラからは隣にフィリピン人の若い女性が2人座っていた。なんかイケイケみたいな感じで、思わずこの人達の職業は何かと考えてしまった。あとはご想像にお任せします。人は見かけで判断してもいけませんから。出発してすぐに夜の機内食が出てきた。バンコクからの搭乗客は前の機内食を食べてからそんなに時間が経っていないので、お腹がすいていなかったのではないか。航空会社もそんなところまでは考えていない。まあ、私は食べられるだけで十分だったけれども。料理は昼のものとボリューム、内容は大差がなかった。豚肉がメインだったのを覚えている。写真を見ていただきたい。食事後、隣の乗客が出入国カードを書き始めた。タガログ語しかわからないようで日本出入国のカードの記入に四苦八苦していた。 3時間後飛行機は無事関西国際空港に着陸した。午後8時20分、バンコクの思い出をかみしめながら帰途についた。 おしまい。 |