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「スネークファーム」はバンコクにあるその名の通り、蛇の博物館である。赤十字社が管理しており、血清をつくる研究材料として蛇が用いられて、その付属としてこの博物館がある。中は大きいもの、小さいもの、毒、無毒の蛇が飼われていて見ることができる。その他資料館もあり、蛇のことについて述べられている。博物館の規模としてはそんなに大きくない。だから30分程度の見学時間が標準的である。 飼われているヘビは、オリの中に入れられていものがほとんどであるが、スネークファームの中心部は広い掘り込みになっていて、多くのヘビがそこで生きている。客は上からのぞくように見るのだが、誤って落ちてしまえば、こりゃあヘビの餌食になるわけである。日本ではこういう管理はなかなかなさそうだ。危ない、危ない・・・・・。 オリに関してもおもしろい。ある小さいオリの中に白ヘビが飼われているが、頭の形でおそらく無毒ヘビではあると思うが、オリの網が網戸みたいな網になっていて、触ればおそらくヘビの歯に触れることもありうるのだ。「ここより前に入らないでください」と線引きしてあるが、どう見ても皆入ってしまうだろう。「何かあっても責任は持てません」ということでしょう。ちなみにそのオリの中に餌の死んだねずみが3、4匹入れられていたが、ヘビは食べる様子もなかった。生きたねずみでないと食べないのか。ゼイタクな奴だ。 先に述べたように見学だけであったら30分くらいで十分であるが、ここのメインである「デモンストレーション」を見なくしてスネークファームに行ったことにならないくらい、「デモンストレーション」はメインである。始まる30分前にはまばらと観客がいたが、始まる直前には野外ベンチは満杯の観客(ほとんど欧米人)になっていた。 デモンストレーションは1日に2回しか行われない。デモが始まると初老のガイドがやってきてタイ語と英語であいさつした。そして奥にある箱から大きなヘビを取り出した。見るからに戦闘態勢で構えて攻撃的な様子であった。しかしガイドは手慣れた様子でヘビを扱っていた。まるでガイドとヘビがともにダンスをしているようで観客を驚かせていた。ガイドが「近くに寄ってみてもいいですよ」と言っていたので、何人かの客がヘビに近寄りながら、そのおどろおどろのしぐさで他の観客を笑わせていた。途中でわんぱくな3、4歳くらいの男の子が無防備にもヘビに近寄り、それを父親があわてて連れ戻し皆大爆笑していた。 ほかにもいろいろな種類のヘビが出されたが、なかでも猛毒を持つキングコブラは衝撃的だった。それには観客もとりわけ驚きながら見ていた。ガイドはキングコブラにちょっかいをかけながらキングコブラを興奮させていた。その攻撃的な構えと行動は驚くばかりで、また生で見ることができて感動した。毒の採取も行われ、シャーレに出される黄色の液体は生々しかった。これまた例の男の子が興味を示して、ガイドが手招きしたらさすがに父親のところに逃げこみ、周囲を爆笑させていた。 最後に大きな2メートルくらいはあるヘビが出され、首に巻くことができたので皆順番にヘビを抱きながら写真撮影していた。持ってみるとやはりずっしり重く、うろこ肌はザラザラしていた。表面はぬれているイメージであったが実際は乾いていた。何かおばあちゃんの肌のような感じでやわらかかった。このヘビはおとなしく、舌を出し入れする仕草はかわいかった。写真も撮りいい思い出になった。 行く前はそんなに期待をしていなかったが、いざ行ったら笑いと感動で楽しかった。そういう所が以外だったりするものだ。またデモンストレーションを見たいものだ。バンコクへ訪れたら是非おすすめしたいところである。 スネークファーム(タイ赤十字協会) 8:30〜16:30(月−金) デモンストレーションは11:00と14:30 8:30〜12:00(土日祝) デモンストレーションは11:00 料金70B |