タイでの思い出 (Jan. 2002)

バンコクへ −タイ、バンコクの交通−
アユタヤーからバスに乗ってバンコクへ向かった。私の隣には年老いたお坊さんが座っていた。走っている途中で車掌が検札をした。タイの路線バスではほとんどの場合、車掌がいる。車掌は皆、金属製の筒をもっているが行き先を告げてお金をもらい、その筒の中にお金を入れる。もちろんお釣りはここから出す。車掌が私のチケットを手に取り、筒のフタにはさんで少し破る。切符にハサミを入れるようなものか。お坊さんには検札しなかった。おそらくお坊さんは無料なのだろう。さすがは仏教の国。仏教の重みが違います!

約2時間後、バスはバンコクの北バスターミナルに到着した。到着してもわけがわからない。タクシーやモトサイ(バイクのタクシー版)の運ちゃんが手招きしている。ここからたくさんの路線バスが出ているが、タイ語が読めない以上どうしようもない。そこで流し(客待ちしてのでなく、道路を走っている)タクシーをつかまえて、BTSスカイトレインのモ・チット駅へ向かった。今回の旅ではタクシーを中心に観光地などを回った。タイではタクシーは非常に便利な乗り物である。

そこでタクシーについて述べよう。タクシーには2種類あり、交渉制とメーター式がある。地方は交渉制が中心だが、バンコクなどの都心部はほとんどがメーター式だ。タクシーの止め方は日本と似ているが、手を挙げて止めるのではなく、腕を真横より下へ伸ばし、手のひらで「カモン」とするように手招きをするのが一般的だ。タクシーが止まったら、助手席のドアを開けて行き先を告げる。運転手が同意したら乗り込んでいざ出発。助手席でも後部座席でもどちらにすわっても構わない。ただし自動ドアではないのでご注意を。車が動き出したらメーターを倒したかを確認しよう。メーターを倒さず目的地まで行って、法外な値段を請求されても後の祭り。気をつけたいところだ。バンコク市内間の移動はまずメーターを倒さないことはない。一番注意したいのはバンコク市内からドン・ムアン国際空港への移動の時。だいたい「300バーツ」と言ってくる。経験上メーターを倒した場合、値段は160〜180バーツ。高速を利用しても料金は70バーツなので300バーツにはならない。

メーターは35Bから始まる。以後400〜500mごとに2B加算される。ただし渋滞なんかでタクシーが止まっても、ある時間ごとに2B加算される。これは日本でも同じであろう。よく考えてもらいたい。タクシー料金は日本と比較すれば格段に安い。バンコク市内でかなり走っても、100Bを超えることは起こりにくい。これが初心者にとってタクシーが利用しやすい理由だ。ただし日本語は通じないので、旅行ガイドブック(タイ語表記)はお忘れなく。

タクシーでのトラブルをいくつか。女性の観光客に多いのが、宝石店に紹介されるパターン。安く買って日本で高く売れるという甘い言葉にだまされて、クズ宝石をつかまされるパターン。これは旅行ガイドブックにも載っているので知っている人も多いが、このような原始的なパターンはまだあるので気をつけよう。男性に多いのが、これは私の時もあったが、マッサージ店(この場合いわゆる風俗店と考えてよい)を紹介されるパターン。宝石店の場合もそうだが、店に連れていった運転手はバックマージン(紹介料)がもらえる。そうなれば当然連れて行かれた客は損をする、ということ。毅然とした態度でしっかり断ろう。世の中には甘い話などないということ。

でもそんなことは少ないし、タイの人はタクシードライバーを含めて温和な人が多いので、タクシーはとても利用価値のある乗り物です。

BTSはバンコクの新交通システムで、「地上を走る地下鉄」と考えていただければよい。慢性的な交通渋滞を緩和すべく、バンコクの主要部、繁華街を結んでいる。移動時間も早く、車内はエアコン完備。また窓が特殊加工してあり、窓からは景色が見えるが、日光はさえぎってしまうという乗りやすさ、快適さも備えている。運行間隔は5、6分。値段は10〜40B。

そして私はタクシーとBTSを乗り継いで、トンブリーにある今回の旅の目的の1つでもある、法医学博物館へと向かった。

ktcatのホームページへ | 旅行記のページへ