葉

 スイス 

ジナールの山歩き

 シオンから電車で15分東に行くとシェールの駅に着きます。ここは、ヴァレーのスキーリゾートのクラン・モンタナに電車が出ている町です。TAKAの友達はここから20分ほど歩いたシピスという町に住んでいます。
 シェールから南にアルプスの山懐に深く入り込むジナールの谷があります。この谷の奥のジナールの村からソルボア(2,438m)に登り、ヴァリス山群の一角を眺めてきました。
 スイスでもドイツ語圏とフランス語圏に跨るこの地域では、山の名前もマッターホルンから東側がドイツ語の名前が多く、西側はフランス語の名前が多くなります。マッターホルンに向かう谷はマッター・タールとドイツ語で、ヴァイスホルンを隔てて隣のジナールに向かう谷はヴァル・ドゥ・ジナールとフランス語です。Zinal はドイツ語読みでツィナール、フランス語読みでジナールとなります。TAKAの友達はフランス語を話すので、ツエルマットと言っても通じず、説明をしてやっと「ああゼルマットのことか」と言われたこともあります。
 シェールの駅前(郵便局前)からグリメンツGrimantz 行きのポストバスに乗って日光のいろは坂のような道を登り、谷間の道に入る。谷間の道と言っても谷底からずいぶん高いところを走るため、スリルは満点です。シェールを出たバスは35分程でヴィソワ Vissoiに着きます。ここで、すぐ隣に待っているジナール行きのバスに乗り換え、30分程でジナールに到着します。ジナール(1,675m)からは、先が二つに割れた山ベッソしか見えませんが、ロープウェーでソルボア(2,438m)まで登るとこの景色です。
  TAKAの旅行は、いつでも昼からワインです。スイスにはロープウェーで登ることができる展望台や山があちらこちらにあって、その多くにはレストランがあります。まだ昼前で朝ご飯、いや朝パンを食べたばかりですが、早速ワインとハムいりサラダで、素晴らしい景色に乾杯。
 向こうに見える山は左から、ツィナールロートホルン(4,221m)、ベッソ(3,668m)、オーバー・ガーベルホルン(4,063m)です。ツィナールロートホルンのちょうど向こう側がマッターホルンの麓の町ツッェルマットです。ツィナールロートホルンはドイツ語でツィナールの赤い山を意味します。ベッソの方はフランス語で双子の山を意味します。このように、この地域はフランス語とドイツ語が入り乱れています。Zinal 一つを取っても、谷の名前では Val de Zinal とフランス語、山の名前では Zinalrothorn とドイツ語ですから、ジナールと読んだりツィナールと読んだり。はたして、村の名前はどちらで読めばいいのでしょう。ちなみに、この村の人はフランス語を話しているようです。レストランで、この地方の赤ワイン Dole を飲んでいると、朝っぱらからワインを飲む東洋人が珍しいのでしょう。スイス人?が話しかけてきた。J'adore le Dole! と駄洒落をぶちかましてやると、馬鹿受けしてしまいました。
 ソルボアからは谷の奥へ向けて山肌を下り、つづれ折りの道を一気に谷底まで下るコースです。途中放牧の牛のカウベルの音などを楽しみながら、牛の糞に気を付けて下りていきます。
 山肌を下る途中にマッターホルンの後ろ姿を望めるのも、知る人ぞ知るこのコースのメインイベントです。上の写真の右端に微かに見えているんですが、拡大してみましょう。

 スイスの山歩きのいいところは、ロープウェーで山頂や展望台まで一気に登り、あとは下りるだけという楽々コースが選べるところです。下から登っていく楽しみもありますが、これならお年寄りも子供も素晴らしい景色と山歩きが楽しめます。実際に、スイスの山をあちこち歩いて、お年寄りや子供達が多いことに気が付きました。これからもTAKAのスイス山歩きは続きます。そして、今度はHIROと一緒に。
アレッチ氷河を上流から見るのはおきまりのコース。その雄大さを味わうにはやはり、エッギスホルンから。
葉←アレッチ氷河
シオンの町はTAKAが最も気に入ったスイスの町。ティボー・ヴァルガ音楽祭も楽しみの一つ。毎年必ず訪ねます。
葉←ヴァレー州の州都シオン
ツィナールの山歩きをしました。ヴァリス山群の懐深く入り込み、周辺の山からその勇壮な姿を見るのもいいものです。
葉←ジナールの山歩き
これは絵はがきではありません。目の前にマッターホルンの姿が現れました。その大きさといったら、写真ではダメ。やっぱり本物をじかに見て下さい。
葉←スイスの象徴マッターホルン



「スイス」に戻る
スイス
葉