| こんにちは。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 おことわり:
このメイルは、複数の方に同時に送信させていただいています。実は、いろいろと調子の悪かったコンピュータを年末に修理に出したところ、ハードウエアを交換することになり、メイルリストを喪失してしまいました。今回は、以前から同送メイルを送らせていただいていたと思われる方にお送りしています。不要な方は大変お手数ですが、その旨お知らせいただければ幸いです。また、新旧、あるいは職場と私用のアドレスなど2通以上同じものを受け取ってしまわれた方もあるかと思います。その場合も、一方を削除など、ご連絡いただけますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
日常と、非日常と
2週間ほどの短い一時帰国を終え、ヴェネツィアに戻ってきました。
年末におきたスマトラ沖地震、やはりいまだ500人に近い不明者を持つイタリアも、そのショックは例外ではありませんでした。家族や、友人の消息がつかめぬまま、自身の怪我の治療のためやむなく帰国する人、現地入りする医師団やボランティア。現地の被害の様子、奪い合うように受け取られる支援物資。疫病など、心配される二次被害。支援国会議と、今後の支援の方法。TVのニュースでも、トップはもちろん、ほとんどの時間をその関連の情報で埋められています。
クリスマスの頃は、北イタリアは雨がちだったと聞いていたのですが、帰ってきたらヴェネツィアは見事な晴天です。空気は冷たいのですが風もほとんどなく、日中はなんとも穏やか。日本の、乾燥した冬で相当ダメージを受け、さらに機内で追い討ちをかけられて、すっかりがさがさになった肌も、霧のヴェネツィアに戻れば回復するだろうと思っていたのに当てが外れています。むしろ東京の冬を思い出すような、ほんとうに、抜けるような青空です。
世界の惨事もまるで嘘のような、のどかなヴェネツィア。ですが、被害にあったアジア諸国のため、一人最低5ユーロの寄付を募ります、という地元の老人会の、小さな張り紙がありました。
私は、またふだんの生活に戻りつつあります。
日本から、また大量に持ち込んだ食材があるのと、冬は煮物や具だくさんのおみそ汁など、どうしても和食が多くなるのですが、さすがにこちらに戻った当日くらいはイタリアらしいものを食べようと、カボチャのトルテッリーニを買いました。イタリア版ミニ餃子といった感じで四角い皮に具がくるっと包まれたもの、そのままゆでて、コンソメスープに入れて、あるいはトマトソースをかけて、いただきます。一応、手打ちと表示されたもの、しょせんスーパーマケットで買っているのですが、それでもやはり工場の大量生産品よりはおいしい。帰国している間、案の定、毎日食べ過ぎで、よし、イタリアに戻ったら粗食でダイエットと倹約の一石二鳥、と思っていたのですが・・・。まあ、お正月くらいはいいかな、ついでに生ハムも少し買って、イタリアを味わいました。
パスタも、夏の間は、生のトマトとバジルを使ってさっぱりと簡単に作るソースが何より一番おいしいのですが、冬はトマトの味がぐっと落ち、思ったほどおいしくできません。それでいて、缶詰や瓶詰めのトマトも、色ばかりが毒々しく赤く、また妙にどろどろで、とてもそのままソースにして食べる気にはならなりません。そこで、時々たくさんミートソースを作ってはそれを冷蔵庫に入れておいて、何度かに分けて食べます。生トマトに比べると、体もあたたまるし、私にとっては、すっかり冬の定番となりました。日本にいたときには、ミートソースに季節感は感じなかったのに、不思議なものです。スパゲッティにかける以外に、ラザニアなど冬の定番料理で使うことが多いからかもしれません。明日あたり、お昼はミートソースを作らなくては。
今年は一段と短いお正月休み、みなさまも日常に戻られている頃かと思います。どうぞ風邪などにお気をつけてお過ごしください。
ではまた
Fumie
5
gennaio 2005
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