やっぱり、オリンピック

 

こんにちは。
先日のメイルに、あたたかい励ましのお返事をいろいろと頂きまして、ありがとうございました。試験を受けられなかった、という既に過去の事実を悔やんでも仕方がないし、語学は一昼夜ではどうにかなるものでもないし、少しずつ努力していかなければと思います。

イタリアの注目選手

さて、ほんとにいよいよオリンピック。日刊紙コリエレ・デッラ・セーラ紙では、今日9日、イベント面にオリンピック特集がでました。全体のプログラムのほか、選手紹介、識者、著名人のコメントなど、ようやく、といった感じです。
日本人選手についてはもちろん、他にも他国の注目の選手、大会全体の様子、トリノ情報は、絶対に日本のみなさんの方が詳しいでしょう。それでも、開会式を楽しみにご覧になる方もいらっしゃるかもしれないので、関連のイタリアの選手を二人ほど、紹介してみたいと思います。
まずは、イタリア・チームの旗手を務めるのが、フィギュア・スケート女子シングルの、カロリーナ・コストゥナー(コスナー?、Carolina Kostner, 18歳)。
オリンピック・イヤーであろうがなかろうが、あいかわらずのイタリア、スポーツといえばともかくサッカーで、ウインター・スポーツがトップになることはまずあり得ません。特に、テレビのニュースは、放映時間の問題なのか、それともひょっとすると肖像権などの問題があるのか、たまに映像を見ることがあるのは、せいぜいアルペン・スキーくらい。フィギュア・スケートなどは、ほんとに、めったにめったに、テレビに登場することはありません。
そんな中で、少なくとも新聞や雑誌では、度々大きな写真で扱われていたのが、このカロリーナ。確かに写真栄えするというか、自宅でくつろぐ写真などみると、そう美人ともいいきれないのですが、すらりとした身長でなにしろ、手足が、ちょっと思っている以上に長い。それに、ポーズをとると、表情も含めやっぱり美しい。どこかのインタビューで「足が(長くて)きれいですね」と言われるのが1番いや、と言っていましたが、なるほど、という気がします。私はまだ写真しか見たことがありませんが、ぜひ演技を見てみたいところです。今シーズン、欧州選手権で3位。メダルになんとか手がとどくよう期待がかかっています。

もう1人は、選手宣誓を行う、スキー・スラロームのジョルジョ・ロッカ(Giorgio Rocca, 30歳)。今季、開幕5連勝と、なにしろ今回のイタリア・チームの中でもダントツにメダル、それも金を期待されている選手です。その実力から、「爆弾(ボンバ、bomba)」と呼ばれたアルベルト・トンバ氏と比較されることが多いのですが、この2人、性格から環境、何もかもが180℃違うのだそうです。ロッカ、そもそも苗字からして「城砦、岩」を意味する彼、周囲から「マエストロ(Maestro、師匠)」と呼ばれているのだとか。几帳面で、氷河に映る夜明けを愛し、アフリカで生きることを夢見る・・・という彼はまた、昨年生まれた男の子を持つ、ファミリー・パパでもあります。豪快で自由放蕩、40になっても相変らずやんちゃな子どものようなトンバ氏と、まさに正反対というわけです。ちなみに、トンバ(Tomba)とは、お墓のことなのですが・・・。

1996年、オーストリアの大会で膝を骨折、あまりにも苦い世界デビューとなったロッカ、その同じ場に、最後の栄光を耀かせながら、すでにそのキャリアを閉じつつあったトンバ選手がいたこと、新旧2人の偉大な選手が実はそこで一度だけ交差していたことは、案外知られていないのだそうです。

では、イタリア発、2006年トリノ・オリンピック、どうぞお楽しみください。
Fumie

 9 febbraio 2006