お知らせ
この連休中に、NHKでヴェネツィアをとりあげた番組が放送されます。
取材、撮影等々、友人が協力しています。
私はまだ見ていませんが、観光だけでは見られない、ヴェネツィアのふだんの姿をいろいろ見せているようです。
ぜひご覧ください。
NHK BS2 世界ふれあい街歩き
5月3日 18:00〜 ヴェネチア その1
4日 18:00〜 ヴェネチア その2こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
ヴェネツィアでは、ポプラの綿毛が舞い始めました。外を歩いていて、なんとなく目がチクチクする、そういえば、なにか階段の隅などがなにやらかすんでいる、そう思ったら、あの、綿毛だったのでした。
まだまだ上着が手放せない、朝晩が相変わらず肌寒い、そんな日が続いた4月の後、ある日、うわっと暖かくなって、これが舞い始めるとそろそろ5月。そういえば毎年、こんな感じでしょうか。
足して2で割ったら・・・
月曜日、こちらでは休日だった朝、起きてめずらしくTVをつけたら、目に飛び込んできたのが、日本の列車事故のニュースでした。
翌日の新聞を見ると、「2分の遅れを『申し訳ありません』と謝った直後」、との説明。そういえば年末に帰国した時、山手線に乗っていて、確かに、ある駅でちょっと長く止まっているな、と思ったら「安全確認のため・・・お急ぎのところ大変ご迷惑をおかけしております・・・」と恐縮しきりのアナウンスも束の間、ほんの1分ほどのうちにまた発車して、驚いたのを思い出しました。
最近、こちらでローカル電車に乗ると時々、「次は〜駅」とアナウンスされることがあって、びっくりします。つい最近までは特急はともかく、急行でもそういうアナウンスがあったりなかったり、ましてローカルはまったく論外だったからです。そして駅名に続き、「ご乗車の皆様にお知らせします。この電車は定刻通り運行しております」。そもそもアナウンスがあることにびっくり、そして遅れていないことにびっくり、2重のびっくりなのです。
が、よくよく気をつけていると、どうやら2-3分遅れていても、録音されたその声は全く頓着なく流れているようだし、ひょっとしたら5分くらいまではOKかもしれません。念のために言うと、ローカル線で、たかだか15分、30分の距離のことです。10分以上遅れるとどうなるか・・・アナウンスがかからなくなるのです。最近は無音だと「つまり遅れているのね」と思うことにしています。
そういえば今もあるのか、一時、特急、急行で指定席を購入していた乗客に限り、30分遅れると、切符代の何割かを払い戻すという制度がありました。
私も実際、一度やってみたことがあります。払い戻しとはいっても、国鉄のクーポンですが、悪くはありません。まあ、ないよりはまし。そのクーポンは、もうとっくに忘れた頃、半年くらいたってからやってきて、それを使って乗った電車がまた遅れた、というおまけもつきましたが。
効果はあった、と思います。
延々と遅れて、うんざりして着くころに、「次は終点・・・28分の遅れで到着です。」と言われるようになったのです。私の時計ではどう少なく見積もっても35分は遅れていても。
多少の遅れで、イタリア人は文句をいわない、というのは嘘だ、と思います。むしろ、皆、文句を言っています。遅れている電車の中で、鉄道はもちろん、郵便局、銀行・・・あらゆる「遅れ」や「スト」、あらゆる「理不尽」について愚痴をこぼしあっているのは日常の風景です。
こんなこともありました。一度、ヴェネツィアから特急列車に乗っていた時です。特急はさすがに、むしろうるさいくらいアナウンスが入ります。ところがそのアナウンスが「このローマ行き特急電車をご利用いただき・・・」と繰り返し言っているのです。ん?確かこれは、ナポリ行きだったはず?いずれにせよ私は途中で降りる予定だったので、どっちでもいいや、と気にせずにいたのですが、ナポリまで行くつもりの人は当然びっくりします。途中、ようやく車掌さんが通りかかったときに、そのうちの1人が尋ねました。まじめそうな、いかにも北イタリアの紳士です。「さっきからローマ行きと言ってるけど、これはナポリ行きではないのかね?」「そうそう、問題ありません。この特急は前はローマ止まりだったんで・・・あのテープは古いんですよ。」「時刻改正があったのって最近だったかな?」「数ヶ月前ですよ」「なるほど、ハイテクだな。」
皮肉やユーモアも、人生には不可欠です。
では、また。
Fumie
30
aprile 2005
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