ピンクのTシャツ


こちら、ジーロ・ディタリアのマスコット、ギーロ(ヤマネ)ちゃん

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

晴れ、曇り、蒸し暑い、肌寒いと、なんとなく不安定だった初夏ですが、ここへ来て、本格的な夏!になりました。昼間はカーっと晴れて最高気温が30℃くらいになっているようですが、幸い家の中は涼しく、快適。いい感じです。

ドイツで開催中のサッカー、コンフェデレーションズ・カップ。ブラジルに引き分けながらも、惜しくも決勝トーナメントを逃した日本、残念でした。イタリアが出ていないため、こちらではあまり報道されていないのですが、ジーコ監督はイタリア、セリエAでプレイしていたこともあることから、ここでも知名度抜群。「日本代表監督ジーコ」、あるいは「ジーコ率いる日本」というような形で、特にスポーツ新聞で記事を見かけることがあります。今回も、母国ブラジルに挑むジーコ、というのでインタビューなども出ていました。

イタリア、いろいろ

サッカーの日本代表は、伝統的に青が基調のユニフォームのようですが、他のスポーツはどうなっているのでしょう?
イタリアも、代表チームのユニフォームは青。ワールド・カップの時に、サッカーのイタリア代表が「アズーリ」と呼ばれていたのをご存知の方もあるかもしれませんが、これは「青(azzurro、アズーロ、アズッロ)」という名詞または形容詞の複数形です。そして、実は、バレーボールであろうが、野球であろうが、イタリア代表なら皆アズーリ。サッカーのみならず、どのスポーツ、チームでも、イタリア代表といえば青を基調にしたユニフォームなのです。必ずしもそうとも限らない水泳やらフェンシング、柔道、あるいは冬のスキーやフィギュア・スケートだって皆、代表はアズーリと呼ばれます。
思えば、イタリアでは色を使った表現が多いようです。郷土意識、地元意識の強いこの国では、例えば、スポーツのチームや選手、それだけでなく歌手、政治家など、人やグループを紹介するとき、日本語なら例えば、神奈川県出身、とか、横浜市出身、というところ、「神奈川人」とか「横浜人」というような言い方をよくします。が、それと合わせて、特にスポーツでよく使われるのが色による呼び名です。
セリエAなどサッカーのチームも、チーム名以外に、その土地の名前でよばれることもあれば、ユニフォームの色で呼ばれることもあります。シーズン優勝を獲得したユベントスなら、ビアンコネーリ(「白黒」の複数形)、その後につくミランならロッソネーリ(「赤黒」の複数形)といった具合です。もちろん、単色の場合もあります。中田選手が所属し、セリエAへ残留を奇跡的に決めたフィオレンティーナならヴィオラ(紫)。ユニフォームの色は、チーム・カラーであり、それはそのまま、伝統的にその町のシンボル・カラーであることも多いため、また一段と愛着もあるのでしょう
F1グランプリの雄、フェッラーリならもちろん「チーム赤」。勝っているときには、この赤がまた、いかにも誇らしげに見えるんですね。今年は不調らしく、多くのF1ファンをやきもきさせていますが・・・。
面白いのは、毎年5月に開催される、イタリア最大の自転車競技「ジーロ・ディタリア」(イタリア一周の意味)。3週間かけて、イタリアを南から北まで走り抜けるという過酷な競技ですが、毎日、その日のトップにたった選手にピンク色のウエアが贈られます。翌日、その選手はそのピンクのウエアを着て走ることになっているらしく、「今日のピンク・シャツ」は誰が獲得したか、というふうに言うのです。金・銀・銅、とメダルの色で表現するのと同じなのでしょうが、初めはなんだか違和感がありました。そのピンク・シャツも、目が慣れると、それがいかにも強そうに見えてくるのがまた不思議なものです。

・・・とここまで書いて、はるか昔に卒業した、某県立高校の思い出が蘇ってきました。1学年12クラス、各種スポーツを中心にやたらクラス対抗の行事が多いこの高校、クラスごとに「色」が決まっていて、そういえば私のクラスは「ピンク」でした!!!9月の体育祭に向け、各組それぞれチームカラーのTシャツを作るのですが、当時は、いかにも弱そうだわ、と思っていました・・・。まさかこんなところで、再びピンク・シャツについて考察することになろうとは。

ではまた。
Fumie

23 giugno 2005