夏野菜を食べよう!
ジェノヴァ名物「ポテトといんげんとトロフィエッティのペーストあえ」
| こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。お天気の変わりやすい今年ですが、昨日、今日と雲ひとつない青空が広がっています。それでも朝晩は半袖ではいられないほど涼しく、夏の終わりが近づいているのを感じます。 先日、休暇でヴェネツィアに滞在中だった友人ご一家、1日くらいは家にご招待しようと思ったら、逆に魚市場で仕入れた大きな蟹を2匹も携えてのご登場。ヴェネツィアに住んで4年になりますが、蟹を自宅で調理したのは初めてのことです。でも、おいしかった!!!Oさんご夫妻、ほんとにありがとうございました。 ご当地パスタ 南北に長く、三方を海に囲まれ、北にアルプス山脈を抱くイタリア半島、さらに民族や歴史も違うこの国では、その土地、その土地でさまざまなおいしいものがあります。もちろん、食のバラエティという意味では、日本にはかなわないように思います。というのも、結局のところ、やはりイタリアの伝統食というと、ハム・サラミ類にチーズ、そしてパスタ。なのですが、これがまたなかなか奥が深いというのでしょうか。どれも種類や名前が土地によって違い、旅先で、メニューを見ただけでは、何のことかわからないこともしばしばです。 先週、ヴェネツィアからはちょうどイタリア半島の付け根を横断した反対側に当たるジェノヴァへ行って来ました。ジェノヴァといえば、ペースト。日本では特に、ペースト・ジェノヴェーゼ(pesto
genovese、ジェノヴァのペーストの意)として知られているバジリコのソース、生のバジリコの葉をにんにく、オリーブオイル、松の実、ペコリーノ・チーズなどと共にすりつぶして作ります。 もう1つ、野菜パスタで思い出すのは、シチリアはカターニャのパスタ・アッラ・ノルマ(Pasta
alla Norma、ノルマ風パスタ)。カターニャ出身のオペラ作家ベリーニの、その作品名を冠するこの一皿は、トマトと茄子のパスタ。しっかりと煮込んで、トマトの色と味がぎゅっとしみ込んだ茄子がどっさりと乗っかったパスタは、オペラの美しい旋律を思わせる、というよりはむしろ、おばあちゃんの郷土料理とか、おふくろの味とか、何かそういう、どっしりとした、なつかしい味でした。でも、これもやはり目からうろこ、なるほど要するに、ラタトイユもどきを、パスタ・ソース代わりにしているようなもの。 野菜たっぷりのパスタ、ヴェネツィアではほとんど出会うことがありません。どちらも、現地の人には全然違うよ!と怒られそうですが、ふだんの食事、「もどき」もまた楽しいものです。 夏ばて解消に、皆様もどうぞお試しください。 こちらは自己流夏野菜パスタ 18 agosto 2005 |