| こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。 早いもので、今年もあと10日ほどを残すばかりとなりました。一段とお忙しくお過ごしであろう皆様には怒られそうですが、私は、学生の気楽さ、1週間ほど旅行に出て参りました。
今回、マイレージで航空券をとったため、行き、帰りともパリ経由。パリのシャルル・ドゴール空港で気がついたのは、多国語で「楽しい休暇を!」と書かれた大きなポスター。仏・英・西・伊・日・中に、うろ覚えですがドイツ語もあったと思います。アラビア語があったかどうか、ちょっと定かではありませんが・・・。
本来はキリストの誕生を祝う「メリー・クリスマス」ではなくて、年末年始のこの時期、どの国でも休暇が重なるのを他宗教の方々も考慮して、”Happy
Holidays!”
という表現に変わってきた、というのは確か、ヨーロッパではなく、ニューヨークかどこかのニュースで見たように思います。
アジア方面のみならず、アフリカ、中南米へも多数の路線を持つ、パリのこの空港は、この時期、まさに世界的な帰省ラッシュです。ヴェネツィアでも、エールフランスのカウンターだけ一段と国際色豊か、単なる観光旅行ではないいろいろな国籍、人種の人がずらっと並びます。
リゾートや旅行にでかける人、家族親戚へのおみやげらしき荷物をいっぱい抱えた帰省の人、とさまざまな目的で賑わう空港で、「楽しい休暇を!」というフレーズは、あ、なるほど、いいな、と感じました。
旅は道連れ
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回の私の目的地は、帰省ではなくてスペイン。日本から、両親が8日間のツアー旅行をするというので、現地参加したのでした。
往復の飛行機は別とはいえ、完全なパック・ツアーでの旅行は、実は生まれて初めて。日本のツアーの忙しさはイタリア人にも知られていて、親しい友人たちにも口々に「大丈夫?」と心配される始末。「だいじょうぶよ〜(たぶん・・・)」と言いつつも自分でもちょっと不安。でも考えてみたら、実はこちらへきてから、イスタンブール、パリと2度、イタリア人となら団体旅行を経験しています。
どちらも大学の学生たちとですが、イスタンブールは希望者による参加、一方のパリは、研修の一環だったので、選択の余地無くある意味強制。今回、旅をしながら、記憶の片隅のことなど、ちょこちょこ思い出していました。
例えば、アルハンブラ宮殿。アラブ人が、ヨーロッパの地に残した建築の最高傑作というここでは、イスタンブールのハーレムがよみがえります。建築物そのものの構造と装飾が美しく残るアルハンブラは、目に鮮やかなタイル装飾が印象的なハーレムと、もちろん全く違うのですが。
あるいは、コルドバやセヴィリアの大聖堂。石を高く高く積み上げ、細く細かい彫刻模様で装飾された正真正銘のゴシック建築であるそれらで思い出すのは、パリのノートルダムや、サン・デニの大聖堂。イタリアではあまり発達しなかったこの様式は、確かに「アルプスの向こう」なのだ、と強く感じさせます。
完全に、個人の采配で好きなところを好きなように回るのと違って、やはりツアーですからいろいろ制約はあります。それでも思い出すのは、その景色やモニュメントだけではありません。そういえばあの時、○×さんがこんな面白いこと言ってた、とか、あそこで△さんが迷子になりかかったっけ、とか、いろいろな人についてのエピソードもたくさん。ツアーはツアーなりの、また別の楽しみとでもいえましょうか。
いろんなハプニングは、イタリア人でも日本人でもそう変わらないようですが1つ気になったのは、日本のツアーの食事時間の短さ。イタリア人なら暴動がおきるかも・・・!?。といっても、イタリア人も、思われているほどいつもいつも大食いなわけではありません。お昼は、ほんとにパニーノ1個とか、簡単ですばやくてもOKなら、夜は座ってゆっくり食べる。あるいは、お昼にきちんと食べたら、夜はおつまみ程度。でも、1日1回は、ゆっくり食べたい。
ツアーにもいろいろあるのでしょうが、今回私が参加したツアーでは、お昼も夜もしっかり出るわりに、食べる時間が異常に短く、そのアンバランスがちょっと残念でした。
今朝、写真などを整理しながらいろいろ思い出していたら、外へ出たとたん、道端でばったり、友人に出会いました。実はその彼女、イスタンブールもパリも、たまたま、たった1人だけ両方とも重なって一緒に行った人なのです。思わぬ偶然にびっくり!です。今日の午後には実家に帰ってしまうというので、クリスマスのあいさつをして、別れました。
みなさまも、どうぞよい年末年始をお迎えください。
Fumie
22
dicembre 2005
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