第7日目 ナスカ地上絵          その後帰路へ

さぁ、最後にしてメインイベント。セスナに乗ってナスカの地上絵を見に行きます。ごっついワクワクしてたな、こん時。夢にまで見た地上絵だ−。写真、頑張って撮るべし。大体みんなほとんど撮れずに帰ってくるらしい。1〜2枚撮れればいいかな?
うーん、まだみたい。30分くらいは目的地までの所要時間。はやる気持ちを抑えきれず、デジカメのシャッターを押す練習。さぁさぁ、見えるかいのぉ?これはまだ地上絵ではないよ。
はい来た。一つ目。みえるかーーー!?これは宇宙飛行士の絵です。よくみてください。人間のような形が見えるはず。拡大しなきゃ無理だこりゃ。どこにって?黒い山の斜面。ちょうど真ん中あたりかな。
これ、なんだろ?小さくてどこにあるか見えない。
これもよくわからん。でも肉眼ではちゃんと確認してるんですよ。見えたから撮ってるのに何で写らんかねー。
みえねーー
はぁ
ほひー
これ、ハチドリ。真ん中よりもちょい右上くらいにいるよ。いるんだって!!
・・・・。
なんだろう、ねぇ
大体10種類くらいの地上絵を見ました。魚、猿、鳥、はちどり、宇宙飛行士、クモ、手、木などなど。どれもきれいにはっきりと見えてとても感動しました。
まぁ写真は何とか見えるように加工します。
飛行後、パイロットと一緒に記念撮影。
これはとまったリゾートホテル。
あぁ、これでぺるーおしまい。たのしかったなぁ。
最後に時間が余ったので、リマ市内にあるチョコレート工場を見学。お土産チョコを買いました。とっても甘いチョコで、ペルー国民に大人気とか。甘党が多いらしいです。


旅日記

最終日 ナスカ地上絵 晴れ

 やっと念願の地上絵を見ることが出来る。興奮は朝から止まらなかった。長年の思いがついに実現すると思うと早くそのときが来て欲しいような、しかしすぐには終わって欲しくないような矛盾した気持ちがした。
 飛行機はセスナで、6人乗り。こんなちっこいのは初めてだ。相当酔うらしいので、事前に酔い止めを飲んでおいた。実際、飛行はさして大きくゆれたりするものではない。ただ、パイロットが一生懸命絵を見せようとして、二転三転するためにすこし気分が悪くなる人もいた。が、自分は平気だった。
 地上絵は、飛行機が思ったよりも高いところを飛んでいたせいか、とても小さく見えて、想像していたものとは少し違った印象をもった。それでもやはり感動。まだまだこの地上絵は研究の途中で、いろんな説が飛び交っている。そのなかに宇宙人飛来説を唱える人もあるが、今回私が見た限りではその可能性はゼロだと思う。地上絵はセスナの高度からでさえ見えるのに相当苦労した。それを、宇宙に向けてのメッセージだととらえるのはいくらなんでも宇宙人にも迷惑なものだ。現地ガイドの説によると、おそらくこれは宗教的儀式の一貫で描かれたのではないかといわれている。宗教行列などをするために、この絵を描き、儀式の際にはこの線の上に人々が並んで、行進したのではないかということが言われているらしい。これがもっとも有力かもしれない。実際、このえの近くにはそういった儀式を行う神殿があったそうだ。
 
 さて、地上絵を見終わった後は、もう帰るのみだったが、フライトまで少々時間が出来たらしく、その時間でペルー一のチョコレート会社の工場を見学しに行くことになった。一番最後の写真がそれだが、ヘレナチョコレートといって、とーっても甘いチョコレートだ。とにかくペルー人はあまけりゃ良いみたいだ、といったら怒られるだろうか。ここのチョコレートをサークルのお土産として買っていくことにした。


旅を終えて

 こうして、実質1週間の旅行が終わったが、内容は非常に充実していてとても満足の行くものだった。
今回は阪急を利用したツアーだったが、添乗員もなかなかよかったし、ツアーメンバーもやはり同じような考えの人が集まるらしく(特にこのような遺跡ツアーだったせいもあるだろう)とても話の合う人が多かった。いろんな人から、世界各地の情報を仕入れることが出来、次にいってみたい国もだんだん見えてきた。次もおそらくスペイン語圏のどこかか(もちろん南米だが)、あるいは東南アジアに行くだろう。
 やはり、遺跡はよい。ヨーロッパなどの建築物も楽しいとは思うのだが、そこには華やかな世界しかない。一方ここには侵略と戦争の跡が、統治するものされるものの生々しいやりとりの痕が、たくさんの血が流された址があり、そしてその多くが森の中に沈んでいまだに眠っているところを想像すると、何か本能をかきたてられるものがある。そして、全てがまだ謎に包まれているというところに大変な興味を引かれるわけである。
 今私に十分な資金があったのなら、それを全部費やしてでも、この古代遺跡の調査に進んで乗りだしていきたいところだ。

 私は、今回の旅行に行く際、多くの人から「なぜペルーに行くのか」と訪ねられた。あまりツアー数も多くなく、治安もそんなによくないので、そこまで人気はないみたいだ。しかし、ぜひ1度は訪れると良いと思う。ここの国にはいろんな気候、いろんな地域がミックスされている。そしてそれぞれの地域で国が興り、侵略し、繁栄し、衰退していった。訪れる地域の先々でそういった興亡が、目に浮かび、そして自然の力に支配されながら、遺された物達のメッセージを聞くというのはとても刺激的で、どんな人間をも感動させうると思う。確かに少し、気候条件や自然条件が厳しい地域でもあるので、出来れば体力のあるうちに一度訪れることをお勧めしたい。富士山より高い場所で、コカ茶を飲みながら、アンデスの山々を登り、そこに暮らす人々の生活を見るだけで、日本に暮らす自分がだいぶ違って見えてくると思う。そういう特異な体験の出来る貴重な国だった。


言い忘れたが、食事は日本人向けではない点には注意したほうがよい。日本からいろいろ持っていく人も多いが、一番は早くその地方の食事に慣れてしまうこと。何事もタフネスと、受け入れる姿勢が大事だと思う。